10.ビバ、オタッキー!

あまり内容とは関係のないタイトルですが・・・・(^^;


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オタッキーの定義。

ここで言う「オタッキー」とは、俗に言う「オタク」のことであり、私はそんな人たちに敬意を表して「オタ様」と呼ぶことにしている。あ、差別してるわけじゃあないです。私の友達はオタ様多いです。はい。

オタッキー・・・微妙な響きである。
ジャニーズの滝沢くんの愛称に「オ」を付けただけで、コレほどまでに印象が変わってしまうとは。一文字違いの大違いとは まさにこの事である。

で、その言葉の定義は実に曖昧なもので、一体、何をもって「オタッキー」なのだろう?
以前は、その人の持っている「趣味」によって、オタッキーの定義付けがなされていた時代もあったのだけれど、それは明らかに矛盾している。

例えば、高3の時のクラスメイトで、美少女アニメにハマり、マンガの単行本を「保存用」と「閲覧用」の2冊、用途に分けて購入し、たとえ「閲覧用」だろうが、第三者に少しでもページを大きく開かれようものなら、一瞬のうちに大魔人に変身し、怒り狂う千葉君はおそらく静岡県下でも1・2を争う程の完成されたオタッキーだと思う。
彼の実家の本棚には「30度以上開くな!」と書かれた張り紙があるのも有名な話しで、彼の家の漫画本は覗き込むように読む必要があった。

けれど、蒲田に引っ越してから知り合った、ときめきメモリアル(以下、ときメモ)グッズ収集家で、テレクラのシステムについて熱く語ってくれた大石くんは、決して「オタッキー」ではない。なぜなら、彼はカッコ良いし、異性からもモテモテなのだ。北海道出身だけあって、スキーもメチャメチャ上手い。

つまり、「オタッキー」とは、以下の要件に2つ以上該当する人たちに与えられる称号なのではないだろうか?

・見た目が気持ち悪い。
・理解し難い趣味をもつ。
・なにより「オタ」のオーラが出ている。

・・・つまり、もともと定義など存在しない。
対象者が「オタッキー」であるか否かは、あくまでも見る人の主観的な判断に依存するのだ。

別にオタッキーな方々を差別・批判するつもりは全くないし、流行に左右されず、自らのスタイルを貫き通す姿勢は評価している。例えば・・・服装とか、髪型とか。

人が服を購入する際には、少なからず「これは良い!」と思うから購入する訳で、ケミカルウォッシュのジーンズをみて「良い」と思うセンスは流石だと思うし、千葉君のように後ろ髪だけを不自然に伸ばす髪型だって、床屋さんに

「後ろ髪は伸ばしてますので、どうか切らないでください。」

と注文する事により成立する髪型なワケで、この時点でファッションに対するこだわりと勇気を理解してあげるべきなのである。


おいらはOFF会プロデューサー(企画編)。

熱血営業マンをしていた頃に扱っていた商品には「メンバー制の情報提供」という、これだけ聞いたのではかなりインチキくさい内容のサービスも含まれていたのだけれど、その内容は素晴らしいもので、自宅の端末から、コンサートや飛行機のチケットを予約したり、宿泊地の手配等も出来てしまう。
インターネットを使っているのが研究者とか軍人だけだった頃にしては、それはそれは画期的なものだったのである。

また、サービスの一環として、その端末を利用したチャットルームも用意しているのだけれど、インターネットのイの字もない時代に、チャットにハマる奴の約80%は 間違いなくオタッキーなのである。

チャットの次は、そこで知り合ったメンバーとOFF会。この流れは、今も昔も変わらない。

「うえさ〜ん。チャットの仲間でOFF会したいのだけど、幹事やってくれませんか?」

メンバーの山岸くんからのお願い。
幹事・・・めちゃめちゃメンドくさいのである。

けれど、ここでビジター参加OKのOFF会を企画して、成功を納めることが出来れば、ビジターをメンバーに加える事が出来るかもしれない。それは私の営業成績、つまり給与にも反映される。これは何がなんでも企画するしかない。集まる来場者の顔を想像すると、全員の一万円札に見える。オール諭吉状態だ。

早速、参加者を募ると、あっという間に30人。
いつの時代も、オタッキーの情報収集能力はすさまじい。


おいらはOFF会プロデューサー(奔走編)。

しかし、ここで大きな問題に直面することになる。
それは30人の「メンツ」である。参加者名簿を見ると、どうやら20人が私の知っているオタッキーで、残りの10人がその友人らしい。
「オタはオタを呼ぶ」という格言通りだとすると、かなり危険な集会になってしまう事が容易に想像できてしまう。これはヤバいのである。

OFF会やコンパには必須の「おね〜ちゃん」。これが1人もいないのもヤバい。「おね〜ちゃん」が一人もいない飲み会なんて、天カスしか入っていない天ぷらうどんみたいなものなのだ。

インターネット全盛の現在でさえ、男女の比率は8:2とさえ言われているのに、インターネットという言葉すら聞いたことのないこの時代で、パソコン通信なんてマイナーな趣味を持ち、且つ、オタッキーしか参加しない事が確定しているOFF会に来てくれる、いわばボランティア精神を兼ね備えたマリア様みたいな「おね〜ちゃん」なんて、この世に存在しないと言って良い。

しかし、このOFF会に「おね〜ちゃん」の存在は、ビジター総諭吉化計画の実現の為には必要不可欠である。
何より、このままでは私自身が面白くない。

在籍しているのがイベント会社であれば、そこにはコンパニオンが存在する。そんな彼女達が参加してくれれば、OFF会も成功するに違いない。彼女達はプロなのだから。

「よし、今回は自社で契約しているコンパニオンに声をかけてみよう。
これで、私の給与アップは間違いなしだ〜。うはは。」

しかし、世の中そんなに甘くない。

「ねね、由希ちゃん。再来週の土曜日なんだけどさぁ、良かったら飲みに行かない?」

「うんうん。行く行く〜〜。で、あと誰が来るの?」

「いや、実はさぁ、新宿でOFF会やるんだけど。」

「げ!」

「え?何が『げ』なの?」

「だってぇ〜、あの後ろ髪が長い山岸が言い出しっぺの、この前NETで募集してたやつでしょぉ?行くワケないじゃん。だって、あのオタッキー日本代表の山岸みたいな奴らしか来ないんでしょ?気っ持ち悪〜っ!金もらっても行かないっつ〜の!」

大手企業の新製品の説明会にも登場しているコンパニオンとは思えない口のきき方である。それにしても山岸くんはエラい嫌われようだ。

結局、声をかけた30人のコンパニオンの中で、誘いに応じてくれたのは、由希ちゃんを含めたったの3人。しかも会費は全部私もちで、帰りはタクシーで送るという条件付きで。

なんてこった。


おいらはOFF会プロデューサー(OFF会当日編)。

OFF会の会場は、JR品川近郊のとある居酒屋。遠隔地の参加者の都合を考慮しての選択である。北海道から飛行機で参加しちゃうメンバーって、一体何を考えているのだろう?私だったら、出張の"ついで"か、確実に・・・ウハウハな思いが出来る確証がない限り、絶対に行かない。

人数もそろった所でいきなり「さぁ!楽しいOFF会のはじまりはじまり〜♪」ってな具合にはいかないのがミソ。誰も口を開こうとしないのだから。

その場に1人いただけでもかなりの威圧感をもつオタッキー。そんな人たち30人が一つの大部屋(個室)で黙られると、ものすごく怖いのだ。

「ちょっとぉ・・・うえちゃん、何とかしてよぉ〜・・・」

重苦しいという形容詞を遙かに通り越した雰囲気と、おそらく初めて経験するであろうオタ率に耐えられなくなったのか、香織ちゃんが小声でささやく。確かに何とかしようと思うのだけれど、この雰囲気の中で「あ〜あんあ、やんなっちゃった」みたいに、牧伸二のモノマネが出来るほど私は芸達者ではないし、第一、ウクレレがない。って、そういう問題じゃあない。

苦肉の策でひねり出した案が、名札を配布し参加者に自己紹介してもらおうというもので、今時のOFF会なら当たり前の事なのだけど、OFF会という言葉自体を知らなかったこの時代では、名札配布&自己紹介大作戦は、我ながらナイスアイデアだったのである。つまり、私はOFF会での名詞配布のパイオニアであり、真似してるみんなは私に敬意を表して、美味しい飲み会に誘わなければならないのである。

で、この作戦が功を奏し、徐々にではあるのだけれどメンバー同士の会話が成立し始めた。

「おお!あなたが『ミトコンドリア』さん?」

「うぬ、そういうおぬしは『究極あ〜る』くんではないか?ところで、昨日チャットにいた『スト2ダッシュ』くんは?」

「ここにいますですよ〜。ついでに『ミクロマン太郎』くんもいますですよ〜。」

「どうもぉ〜。」

ミクロマンだけあって、こいつは本当に小さい。

ところでOFF会では、このように各々をHN(ハンドルネーム)で呼び合うのだけど、この会話を聞いた他のお客さんはこの集団を「訳のわからないセカンドネームを持つカルト集団」とでも思うに違いない。
まあ、確かにそれに近いものもあるけど、山の手線のホームで堂々と呼べるような、まともなHNの持ち主なんて一人もいない。


おいらはOFF会プロデューサー(OFF会終盤編)。

こんな無茶なメンツのOFF会も、1時間も経過する頃には、みんなすっかり酒がまわったのか、結構楽しい雰囲気になっちゃうから不思議だ。
あれだけ参加を嫌がっていたコンパニオンのおね〜ちゃん3人も、そこそこ楽しんでいる様子。良かった良かった。

しか〜し、私は幹事。またビジターを営業上の顧客にするために、必要以上に酔うことの許されない。だから ここでは人間ウォッチングをする事にしたのだけれど、最初に気付くのは殆どの参加者の口調が、どこかで聞いたことがある、つまりアニメキャラやTVの出演者の口調に、どことなく似ている点である。

「ほほぅ・・・するとおぬしもOFFは初めてか?実は拙者も・・・」
こいつはルパン3世の石川五右衛門。あ、それとも水戸黄門に出てくる悪代官かな?

「そうなのだ。でも楽しいから良いのだ。わはは。それから・・・」
こいつはバカボンのパパ?お願いだから、普通にしゃべってくれたまえ。

「そうだじょ。とってもたのしいじょ♪」
こいつは・・・何だっけ?まぁいいや。

「うえさ〜ん、何そんなところで1人寂しく飲んでるんですかぁ?こっちで一緒に飲みましょうよぉ!」

余計なお世話なのだけれど、さすがにそうも言えない。こいつなくして 諭吉化計画は実行に移されなかったのだから。

「おお。山岸くんか。じゃあ今からそっちに行くよ。」

「やだなぁうえさん。ここでは『山岸』じゃなくって、ハンドルネームで呼んでくださいよぉ。」

「あ、ごめんごめん。ところで山岸くんのハンドルネームって何だっけ?」

「え?知らなかったんですかぁ?しょうがないなぁ。今度からは『トリオ・ロス・パンチョ伊東』って呼んでくださいね!」

呼べるかバカ!


それを言っちゃぁおしまいよん。

アルコールは更に進み、OFF会への参加を心の底から嫌がっていた由希ちゃんも、そこそこ楽しんでいる様子。本当に良かった良かった。

「きゃははぁ。山岸くんっておもしろ〜い。」

「や、山岸ぢゃなくって、ハンドルネームで呼ばんか。それで話の続きだけど・・・」

「きゃはははは。ホント、面白いよねぇ〜〜。きゃっきゃっ♪」

「そ、そうかなぁ・・・女のコにそう言われると嬉しいなぁ。でそれでね、更に・・・」

「笑いすぎちゃって、おなか痛いよぉ。ぷぷぷ。ところで山岸くんてさぁ・・・」

「はい。何でしょう?」

「完っ璧にオタッキーだよね。きゃはははは!」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

友達にオタッキーがいない由希ちゃんは知らないのだ。
決して、オタッキーに向かってオタッキー等と言ってはならない事を・・・

みなさんも気をつけましょうね。

この後、2次会のカラオケという名のアニメソング大会にまで付き合った私って、本当に優しいなと思いました。


読みもの系、面白いテキストがお好きな皆様に


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