69.音楽、そしてフレグランスと記憶。

お蔵入りとなりつつあるコラムを小出しに公開?
2005.6.9(2006.6.26追記)




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音楽と記憶。.

夏の到来を思わせる蒸し暑さの汐留で、関連会社のセミナーで配布されたテキストを眺めながら 日替わりのコーヒーを飲んでいたら、iPodに接続されたインナーイヤータイプの白いスピーカーから、スガシカオさんの「愛について」という曲が流れてきた。

ただ一つ 木枯らしに凍える日には かじかんだ手を 暖めて欲しい

今みたいな季節向けの歌詞ではないけれど、過去の…あの時の温度、風景、抱いた感情が鮮明に蘇った。
私はこの曲を聴くと、過去に付き合っていた女性の事を思い出してしまうのである。

DVD映像付きの、初回プレス版のCDをプレゼントしてくれた、着物が似合う、年上の女性。
このひとと出会えた事で学んだのは、本当の優しさとか、それこそ「愛について」とか。私にとって大きな、良い影響を与えてくれた女性のひとり。
ほんの少し、彼女を困らせたくて、真剣に考えて欲しくて、私が発した心ない一言がキッカケで離れ離れになってしまかった事が、今でも悔やまれる。恋人関係ではなくても、出来る事ならずっと、何らか形で接点を持ち続けていたいと思えるくらいの とても素敵な女性。

音楽にはその時の記憶を呼び覚ます不思議な力がある。
だから「思い出の曲」なんていう言葉があるんだろうな。

しかも、ここのカフェは待ち合わせでも頻繁に使った思い出の場所でもあったためか、その後に続く歌詞はとっくにフェードアウトして、頭の中では その時に交わした言葉だけが再生されていた。

「ねぇねぇ、あのご夫婦…奥さんの方、見て。私と同じ年くらいじゃないかな?」

「いや…ひょっとしたら、あなたよりも下かもよ?」

「そうかなぁ?」

「そう考えると…うん、あなたは可愛いよね。世の中には色々な37歳がいるもんだねぇ…」

「失礼な!アタシ まだ36っ!」(怒)

「そ、そうでした。でもさ、奥さんも旦那さんシアワセそうだよね。」

日テレ前の特設トランポリンで遊ぶ我が子を見て、カメラ片手に微笑む中年夫婦について、あれこれ語る私と彼女。
二人とも妙に前傾姿勢だったのは、それほど対象に興味を抱いていた訳ではなくて、屋外に設置された金属製の椅子の背もたれが、それくらいに冷え切っていたから。

「でも、奥さんが抱いてる子供は小さいよね?って事は、あの夫婦は…今もセックスしてるって事よね?」

「う〜ん…あの夫婦のそれは想像したくないな。」

他愛もない、普通の会話。
こんなのが普通に思い出せるんだから、人間の脳ってのは実に良く出来てるもんだなと思う反面、ついさっき受講したばかりのセミナーの内容が ちっとも思い出せないという事実に、確かな危機感を抱く私でありました。

 

フレグランスと記憶。.

朝、駅についたら いつもの電車が到着していたので、慌てて階段近くの入り口から中ほどの車両に飛び乗った。

横浜方面へと動き出す電車と一緒に、私も先頭車両へと移動を始めた。
横浜駅で相鉄線に乗り換えるには、1番前の車両の方が都合が良いのだ。

3両目と、2両目のドア付近ですれ違った女子高生からは、何とタクティクスの香りがした。
タクティクスとは、高校の時に流行った、白い四角い容器に入男性用のフレグランスで、 かつては私も愛用していた 大好きだった香り。脳の片隅に無造作に保存された記憶が 次々に溢れ出してきた。

妙に色気付いて背伸びしていたあの頃。
いきがって吸いたくもないタバコを部室でふかしては、そのニオイ消しに使ってみたり、好きな娘に気に入られようと、わざわざ学校のトイレで首筋に付け直してみたり…幼い戦略(タクティクス)。いつの時代でも、男をつき動かすのは女性なのである。

視覚による記憶は薄れがちだけれど、嗅覚から得た記憶というのは鮮明に残っているもの。

タクティクスは柑橘系の爽やかな香り♪
と一言で称されがちだけれど、甘く爽やかな香りの中に、ほんの少しの苦味が入った様な…何とも複雑な香り。
男性用フレグランスは女性が使ってこそ、サマになると思う。
あの娘に勧めてみようかな♪

…でキレイに終わるコラムではない。

嗅覚からの刺激は動物の本能をも刺激する。
男が忘れられない香りの一つに、「昔の彼女のアソコの香り」がある。
匂いの記憶、特にその匂いは彼女達そのもの。 だから一瞬のうちに、その時の情景までもが蘇るのである。

嗅覚は本能と直結してる…という事は、臭い=危険!という意味に他ならない。
匂いによっては、舐めるな危険!というステッカーを貼るべきなのかも知れない。

さ、さてさて、

「何故か嗅覚の記憶に残ってる娘っているよね…」

という話をすると、私の友達はみな首を縦に振る。
女性にとっては失礼極まりない話かも知れないけれど、男の体臭でも同じ事が言えないかな?

鉄さびっ娘が印象に残っているという達也。
バルサミコ酢っ娘が印象に残っているという健史。
かつお節のあの娘は、今頃何してるかな…と回想する私。

冷奴にかかった鰹節を眺めて、思い出されちゃうあのコには、いい迷惑かも知れないけれど。


 

匂いがダメだと、ダメですよね?

 
読みもの系、面白いテキストがお好きな皆様に

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