Sep.2005 〜   
モンテロッソ
ラルド・ディ・コロンナータの故郷を訪ねて
村井君の働いているレストランへ
漬け物
カンパニャ州の魚醤 
サルザーナのファーストフード
番外編  

   
 2005年イタリアの旅。列車に乗った時間と車に乗った時間を足すと2日間くらいになりそうなほど、あちこち動き回りました。
    
    
 
モンテロッソ

 世界遺産チンクエテッレの一番ジェノヴァ側の町。宿泊施設が多いのでここを拠点にするといい、とガイドブックに書いてあります。列車で隣に座った紳士がモンテロッソの人で、是非最高に美しい我が町に泊まってチンクエテッレを回りなさい、と貸し部屋のあるレストランを教えてくれました。

 この方は(この方も、ですね)とても親切で、帰り道に予約と「よくしてやってくれ」と言っておいてくれる、とのこと。

 2日後、雨あがりの駅に降り立って、迫ってくるような山とそこからすぐに広がる海を見たときには、「だから、バジリコペストなんだわ〜・・・」と実感しました。
 部屋はなかなか可愛いし、シャワー・トイレも清潔。満足!
 海沿いに歩き、トンネルを抜けてチェントロへ。お散歩にぴったりな町です。



今夜はどこで食べようかな、ジェノヴァからのローカル列車はICの倍の時間がかかったから疲れているし、久しぶりにビール飲みたくなったし、その後ワインも飲みたい。海のものを食べたい。その後歩くのいやかも。それで、宿泊先で食べることに。

 これが、大正解!!
色々食べたいので、すべて半分量でお願いしました。

前菜はアリーチのマリネ 

パスタはお勧めのトレネッテ。ジェノヴァ近郊のプラのバジリコだけを使い、伝統的なレシピで作っているのはここだけ、と店主の話。栗の粉が入っているんですね〜。ほのかに感じます。風味の高いペースト。いんげんの茹で加減も絶妙。し・あ・わ・せ。

もうひとつはパンソッティ。詰め物パスタで、ほのかにくるみを感じるクリームソース。

せっかくの機会、セコンドまで食べちゃおう!お勧めを持ってきてね、のリクエストにカジキのグリル
次の朝は雨模様の中、隣町ヴェルナッツァへ。噂通り可愛い。


 晴れていたら海が
アッズーロで、もーっと可愛いのでしょう。朝ごはんに教会近くのバールで立ち食いしたコルネット(クロワッサンの中にカスタードクリーム)がおいしかった!モンテロッソの方向に陽がさしているので、戻ってお昼を食べて出発することにしました。
 

ヴェルナッツア

 蛸サラダ!
    
               タリオリーニ

ラビオリ
いくつかレストランを下見して、やっぱり、宿泊先で食べることにしました。  「ここんちの生パスタ全部食べましょ」。

 前菜のお勧めは蛸のサラダ(超美味)。なんともないものがおいしいのは嬉しい。あんこうのタリオリーニ魚のラビオリ。どちらも良かったけれど、サービスで蛸を大盛にしてくれちゃったため、ラビオリはオナカにはかなり苦しかった。

店主ヴァルテールさんとその奥様と娘さん。
リストランテ・ガッビアーノ Ristorante Gabbiano

皆でレストランを切り盛りしています。  
お世話になりました!また行きます!

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ラルド・ディ・コロンナータの故郷を訪ねて

 

名前を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
IGP(Indicazione Geografica Protetta)保護指定地域表示
であり、また、スローフード協会がプレジィディオに認定して有名になり、現在日本にも輸入されています。


 私はこのラルドに出会ったのは2002年.。 
ルニジャーノに初めて旅したときに友人宅の晩御飯のときにいただきました。

    
「なんだ?このおいしさ。スパイスとハーブのさわやかさ。 ほんとに豚の脂?」

それ以来行ってみたかったコロンナータ村です。

カラーラから見た大理石を切り出す山。
この山々の向こう(?)にコロンナータ村が。
まさに陸の孤島です。
暗くなった道をカラーラを超えて山に山に入っていくといつの間にか石切り場の間を走っています。その末にパエーゼ(村)に到着。と、こんな看板が・・・・。

その建物に入ると今度はこんな大理石の看板が。
まじですかぁぁぁぁ〜!!!
Lard Rockですよぉぉぉぉ!

看板の製作者であり、ラルドの製作者でもあるアレッサンドロ
 できあがったラルド。やわらかい白がきれいです。
 ここでは、こんな風にシンプルに食べます。ごーかいでしょ?
 ラルドの上に黒く見えるのはブラックチョコレート、アレッサンドロの提案です。

他に野菜のマリネやトルタ、チーズや揚げパンがぞくぞく出てきます。
ワインはカラフで出てきて、ごくごく飲みました。

アレッサンドロと彼の妻シモーナ
彼らの友達でもあり、私の友達であるマリレーナ、その愛息のミーノとガールフレンドのエリザ
アレッサンドロが載っているHP Circolonnata
“amici”のところの一番上にアレッサンドロのLardariumがあります
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村井君のいるレストランへ

札幌のトラットリア・テルツィーナにいた村井さんが、パルマの郊外で修行中。「遊びに来ませんか?到着までに山のポルチーニ採ってきますよ!」  喜んで伺います、と、モンテロッソから列車でパルマへ。
ラ・スペツィア乗り換えで3時間ほどの道のりです。っが!到着したのは3時間遅れの20時半。とほほ。
村井くんとシェフ・ロベルトが駅に迎えに来てくれました。
ひさしぶりに日本語で話ができる!と喜ぶ村井くんが作ってくれた絶品・ポルチーニのタリアテッレをはじめ、その日のポルチーニのサラダとフライ。パルマのサラミ。
ルッコラとトマトのサラダ、地元のロゼワインで楽しく夜は更けていきました。
一夜明けると、回りはどこまでも続くような田園風景。まー、北海道のようだわ。
平野に広がる畑にぽつりぽつりと家が点在する。道路を走って横断する隣家の鶏達。
お散歩していると、たまに通り過ぎる車の人たちは皆速度を緩めて「ちゃお〜」と挨拶してくれます。きっと「ヴィオレに来た日本人だな」と思っているのでしょう。

  




パルマの生ハムの骨抜きやパスタの成型を見せてもらっているうちに時間はあっという間にすぎ、とってもパルミジャーノな(パルマ風)まかないをごちそうになって、帰途につきました。どうもありがとう!

         TRATTORIA LE VIOLE 
               Strada Nuova 60/a CASTELNOVO (Parma) 
                     tel 0521.601000

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漬け物

イタリアのお漬物2種をご紹介します。

写真は、なすの酢漬けとドライトマト、カンパニア州アマルフィ海岸の町で、この夏漬けたものです。2枚目の写真は、ドライトマトから出てくる水を太陽の光で自然蒸発させているところ。クリスマス頃がたべごろですって。



の写真は、ワインを作る葡萄のしぼりかすにピーマンと小玉葱を漬けているところ。40日くらい経ったら食べごろ。偶然、この後トリノの友人宅でこの漬物を食べました。らっきょみたいな味です。
ピーマンと小たまねぎの葡萄漬け(?)を作っているところです。
おいしそうでしょ?
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カンパニャ州の魚醤

カンパニア州アマルフィ海岸に、チェターラという小さな町があります。

この町はおいしいもの好きにひそかに有名。というのは片口いわしで、
コラトゥーラ・ディ・アリーチという、古代ローマで使われた魚醤ガルムの「直系の子孫」といわれる調味料が作られているからです。
3月終わりから7月初めにかけてサレルノ湾で獲られた片口いわしは樫の木樽に一列ずつ並べられて塩漬けされ、木の蓋の上には重い石が乗せられます(まぁ、漬物と一緒だわ)。余分な水が出てくるので、それは捨てます。(まぁ、北海道の飯寿司みたいだわ!)そして、4−5ヵ月以上経って、魚がしっかり熟成したら樽の底にねじで穴を開け、ぱたりぽたりと落ちてくるコラトゥーラを瓶にためていきます。

 この貴重な調味料(それも自家製)を使ったスパゲッティを15年ぶりに会ったチェターラ出身のマンマにごちそうしてもらいました。ご主人のご両親もチェターラ出身で、夏はいつもイタリアで過ごすこのご家族は、フランス・ニースに住んでいますが家の中はまるでイタリア。久しぶりのフランスでしたが、フランスに行った気がしない2日間でした。
         
自家製リモンチェッロとリモンチェッロを作った
レモンの皮のおろしたもの
ずーっと行きたかったマチスの教会
         
 コラトゥーラ これだけ作るのに一抱え以上、
大量の片口いわしが必要だそう。
密封してはいけないそうで、オレガノの茎を乾燥
させたものを束にして栓として使っています。
コラトゥーラのスパゲッティ。
日本の素うどん、ってとこでしょうか。
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ザルザーナのファーストフード

イタリアの高校生のファストフードは何か?

マクドナルド、だったら勝手にがっかりしちゃうんですけれど、そんな私の期待を裏切らないファストフードを教えてもらいました。
ガイドは友達の息子・ミーノくん(16歳)。ルニジャーナ地方の町、サルザーナの高校生です。
「お母さんが連れていかない店に連れていってあげるよ」とは魅力的なお誘いです。

まずは、フォカッチャ屋さんへ。(右)

私はこの町で最初に食べたファリナータ(ひよこ豆の粉でできたピッツァの台のようなもの)がお気に入り。今回は食べよう!と思っていたのですが、高校生は、フォカッチャにファリナータをはさんで食べる、という。

フォカッチャのファリナータサンドね。それはおなかが膨らみそう。「小さめに」とお願いしましたが、やはり結構な量で、一切れでおなかがいっぱい。でも、食べ始めると途中でやめられない不思議なおいしさでした。

それから、ヨーグルテリアへ。冷えひえのヨーグルトをカップに搾り出してクリームやチョコレート、色々なトッピングをして食べます。クリームはヨーグルトの冷たさで見る間にバリバリに凍ってしまいました。なので、食べにくかった。
遺跡・チッタデッラ


サルザーナでは、スポンガータというお菓子、マロングラッセもおすすめ。

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モンテロッソ〜パルマ

「うっひゃ〜!」ラ・スペツィアで列車に乗り損ねた

今日の予定

14;12 MONTEROSSO発 14:36 LA SPEZIA着
15:25 LA SPEZIA 着   17:30  PARMA着 

パルマにつけば、村井くんが迎えに来てくれる。 めでたしめでたし。・・・のはずが!
    ラ・スペツィアで何とプラットホームを間違えたのだ〜! 

 充分時間のある乗り換えなので安心して雑誌屋をのぞいたら、それはベリッシモなトスカーナ料理の本を見つけ、陽光がさしてきた2番のプラットホームでのんびり列車を待つ。本を読んでいると時間はすぐたって・・・・・・15時23分。
やっと「変!」と気づき、ホーム上部の行き先を見たら・・・・今だに表示が出ていない・・・・。

「お。。。間違えてるわ。」

この駅はプラットホーム間を歩ける(駅員専用)ようになっていたので、そこを突っ切って向かいのホームにいた国鉄の人(車掌)に聞く。

「パルマ行きはどこですか?」
「それ、そこの」

えっ!あれが一番ホーム?
前のほうに
離れ小島のようにある一番ホーム
そしてそこには、ずうっと前から、多分私がこの駅についたときから停車していた車輌が・・・・。
「あと1分ー!」 走れ、走れ、がんばれーーーー!!!!!!
が、あと20メートル、というところで列車は動き出してしまったのだ。
がくんと肩を落とす私。

今回は何時間列車を待って、何時間乗っているんだろう・・・・。

その車掌に次の列車を聞く。
一部始終を見ていた彼は、気の毒に思ってか「ここで待ってなさい。見てきてあげる」
「あーあ」一瞬放心状態に陥る。
昼のワイン、多かったかナァ。
反省しつつ村井くんに電話。当然、彼もガク然としている。
(「おい、プラットホーム間違えるってまじか?」)と思っているに違いない。私ならそう思う。

戻ってきた車掌さん「あそこに止まっているボルゴ・ヴァル・ディ・タロ行き16:58に乗って18:15に着いたらそこから18:50に乗れば20:25に着く」という。 自分が間違えたくせに「えー、各停しかないんですかぁ〜」とぶーたれる私。

村井くんに再び電話、「18:20の急行に乗れば乗り換えなしで同じくらいに着きますよ」
だが、それは
休祝日用の列車だった。

ここで車掌さんによるイタリア語講座。

「その友達が言っている列車は
giorni festiviだから今日はない
Giorni
feriali giorni lavorativi  
Giorni
festivi は domenica + festivi
Ferie は un giorno di vacanza イタリア語って複雑でしょ」
はい、ごもっとも。

  giorno:日  festivo:祝祭日の  feriale:平日の、仕事をする   lavorativo:就労の 
  domenica:日曜日   ferie:休暇、休み   vacanza:(学校、会社などの)休日

結局、この車掌・リカルドさんが乗車する列車に自分が乗ることがわかり少しおしゃべり。

 めばるのリボルノ風
いかすみリゾットの作り方を教えてくれました。 それにしてもイタリアで驚くのはこういうフツーの人がアルトゥージ(現代イタリア料理の基礎を築いたという料理人、ペッレグリーノ・アルトゥージのこと。 『厨房の科学と正しい食事法 La scienza in cucina e l'arte di mangiar bene』などがある)を知っていたり、男性も料理の作り方を教えてくれる人がけっこういることだ。

そうそうリカルドさんからのアドバイス。
駅で長いこと待つのは、変な人もいるから、早めに乗車したほうがいい。(と、いっても中にも変な人はいるから同じかも)。 

 早めに列車に乗ったら、リカルドさんが
冷たい水とレモンティーを持ってきてくれました!イタリア国鉄で飲み物をサービスしてもらった人はそう多くはいないだろう。

で、記念撮影。
リカルドさん、ありがとうございました

ところで、イタリアのローカル列車が非常に遅いのは、「単線だから」だそうです。
こんなところで乗り損ねたら終わりだ。。と思ったボルゴ・ディ・トラ駅。

ここってリグリアなんだか、エミリアに入ったのか、もしかしたらトスカーナなのか・・・
 
ローカル列車の一番先頭には早め乗務員が乗るので
、ドアが早く開きます。
乗り換えのとき、早めに駅に着いたときにはいいかも

       トスカーナの列車でした

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