ワン・チャンス
- Aloysius' Rating:  5/10
2013年 イギリス/アメリカ 104分
監督:デヴィッド・フランケル
出演:ジェームズ・コーデン、アレクサンドラ・ヴァレリア・ビレロ、コルム・ミーニイ


ウェールズで携帯電話店の店員をしているポール・ポッツは生まれながらのオペラ歌手でオペラを愛して歌うことも愛していたが、神経質で小さいころからいじめられていて、それでも地元の芸能コンクールで優勝して資金を得るとガールフレンドのジュルズに励まされてヴェネチアの音楽学校に入学し、そこでも才能を認められはするものの、パバロッティの前で独唱する機会を与えられると緊張のせいで失敗してパバロッティから酷評を受け、すっかり自信を喪失して故郷へ戻ってジュルズと結婚し、バースのオペラで『アイーダ』の役をもらうと盲腸炎を起こして病院に担ぎ込まれ、手術の直後に舞台に立ってまた倒れて、病院に担ぎ込まれて検査を受けると喉に腫瘍が見つかって歌えなくなり、ようやく喉が復活すると今度は交通事故にあって重傷を負い、気がつくと借金まみれになっているので、テレビのタレント発掘ショーに出演することを決意する。 ポール・ポッツの伝記映画で、劇中の歌もポール・ポッツが吹き替えているらしいが、クライマックスから逆算して無理矢理なレベル調整が入っているので、中盤まではまともに歌っているという感じがない。映画としては仕上がりもやや散漫で面白みに乏しいが、それにしてもこの内容がそのままなら、よくよく運が悪いひとなのだと思う。

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