ザ・レイド
- Aloysius' Rating:  5/10
2011年 インドネシア/アメリカ 102分
監督:ギャレス・エヴァンス
出演:イコ・ウワイス、ヤヤン・ルヒアン、ジョー・タスリム、ドニー・アラムシャー


ジャカルタの市街地に建つ古びた高層アパートに犯罪王タマ・リヤディがいる、ということで、そのタマ・リヤディを捕えるためにアサルトライフル(とりまわしの悪そうなロングバレルのHKM4)、ショットガンなどで武装した20人ほどの警官が突入するが、警官隊の突入に気づいたタマ・リヤディは館内放送で自分の店子に呼びかけ、警官隊の排除に協力すれば家賃をただにした上に永住権も与えると訴えるので、銃や山刀を手にした男たちがわらわらと現われて警官隊に襲いかかり、武器を失った上に著しく数を減らした警官たちは肉弾戦で敵に挑む。 突入する警官隊は新人ばかり、という言い訳がついていたが、見たところ素人同然で、銃を構えた動きが悪いし、演出のもたつきも手伝って突入にかかる序盤ではかなりいらいらした。騒動に巻き込まれたあとの応援が来ない理由についてもいちおうの言い訳がついていたが、この規模の手入れでバックアップなしというのがそもそもおかしいので、もう少し頭を絞って状況を作るべきではなかったか。全体に説明にかかわる部分は要領が悪く、陰謀とか裏切りとか兄弟の再会といった要素ももっぱらだれ場を作ることに貢献している。銃撃戦もマズルフラッシュが派手な割には迫力がない。ということで、まずい脚本で作られたへたくそな映画である。ただ、主演のイコ・ウワイスは魅力があるし、シラットの殺陣は無条件にすごいと思う。これは怪我人が続出したに違いない(エンドロールを見ていたら医者が15人くらい並んでいた)。

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