REVOLUTION 最後の革命家の物語
- Aloysius' Rating:  6/10
2006年 イギリス/アメリカ 102分
監督:ロバート・エドワーズ
出演:レイフ・ファインズ、ドナルド・サザーランド、トム・ホランダー、ララ・フリン・ボイル、マーク・ウォーレン


どこにあるのかさっぱりわからないけれど上流階級はフランス語で教育を受けるので母国語が話せないボンバルティアという国の王マクシミリアンは暴君で、その王の死後に王位を継いだマクシミリアン二世は暴君の上にぼんくらで終身大統領に就任すると自分はいっぱしの映画監督であると思い込んで映画を作ることに情熱を傾け、それでもテロには屈しないという決意から反政府活動には断固として立ち向かって仏教僧が抗議のために焼身自殺をしたりすると軍隊を送って仏教僧にガソリンをかけて焼く、などということをしていたが、そのボンバルティアの刑務所の看守ジョーは監房の壁に自分の糞便で声明を書き続ける反政府作家ソーンと言葉を交わし、そのソーンが政府側の失策によって囚人のまま国会議員となり、さらに政府側が失策を重ねてソーンを釈放したころ、ジョーは大統領の警護官となっていて、ソーンとソーンが率いる反政府組織のメンバーを大統領の宮殿に導きいれ、ソーンは大統領夫妻を殺害して革命政府を樹立し、ネクタイを禁止し、肉食を禁止し、女性にチャドルの着用を強要し、子供たちを親から引き離し、大学教授や医師は強制収容所送り、という革命のてんこ盛りのようなことを始めるので、ソーンの行動に疑問を抱いたジョーは革命政府への忠誠を拒んで強制収容所へ送られる。 独裁や革命にありがちな要素をまったく脈絡なしにつぎはぎした状況を背景に苦悩する男がレイフ・ファインズ、終身大統領がトム・ホランダー、革命家がドナルド・サザーランドで、こちらはまるっきりマラーのような最期を遂げる。マラーのように死ぬんですよ、と言われて、察するにうれしかったのではあるまいか。決して洗練された仕上がりではないが、暗黒の歴史のてんこ盛りぶりがすごいので次に何が飛び出すかわからない、というびっくり箱的な作りは楽しいし(楽しいと言っていいかどうか自信はないけど)、とにかくぶち込んだ体力には感心する。

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