ターミネーター4
- Aloysius' Rating: 6/10
2009年 アメリカ/ドイツ/イギリス/イタリア 114分
監督:マックG
出演:クリスチャン・ベイル、サム・ワーシントン、アントン・イェルチン、ムーン・ブラッドグッド、ブライス・ダラス・ハワード、ヘレナ・ボナム=カーター、マイケル・アイアンサイド


いわゆる「審判の日」のあと、人類と機械の戦いが始まり、ジョン・コナーは仲間とともにスカイネットの拠点に潜入してデータの転送に成功するが、作戦の成功はスカイネットの罠で仲間はジョン・コナーを残して全滅、自爆したスカイネットの拠点からはマーカス・ライトが出現して破壊されたロサンゼルスを訪れ、そこで若いカイル・リースと出会って北を目指す。一方、抵抗軍の指揮官たちはジョン・コナーとその仲間がスカイネットの拠点で見つけたデータを解析して機械の軍団を無効にする波長を発見し、罠の穴から見つけ出したものを罠であるとは疑いもせずに投入を決定、総攻撃の日程を決める。一方、北を目指すマーカス・ライトは機械の襲撃を受け、カイル・リースが機械にさらわれるのでマーカス・ライトは跡を追い、途中、ジョン・コナーの仲間ブレア・ウィリアムズを救出し、ブレア・ウィリアムズの勧めにしたがってジョン・コナーの基地を目指すが、地雷に触れて正体が現れ、アイデンティティの危機を迎える。ジョン・コナーはマーカス・ライトの解体を指示するが、マーカス・ライトはブレア・ウィリアムズによって救い出され、カイル・リースの居所を探り出すことをジョン・コナーに約束してスカイネットの拠点を訪れ、そこで自分の存在理由を明かされる。そしてジョン・コナーは抵抗軍の命令を無視して総攻撃を拒絶し、スカイネットの拠点にいる人類の捕虜を救い出すために、これもスカイネットの拠点を訪れ、そこで懐かしい顔と再会する。例によってレジスタンスは穴にこもり、不用心に電波を使い、指揮官は無能で現場が勝手な理屈で暴走する。マーカス・ライトを演じたサム・ワーシントン、若き日のカイル・リースを演じたアントン・イェルチンはかなり魅力的な仕事をしており、主役のはずのクリスチャン・ベイルが食われている。ブライス・ダラス・ハワード、マイケル・アイアンサイドの使い方は面白みがない。スカイネット側のメカニズムで面白いアイデアがいくつか見え、彩度を落とした映像もそれなりの迫力を備えているが、プロットは不安定で、時間の連続性が確保できていない場面がある。欠点が目につく映画だが、さしあたり水準はクリアしているし、とにかく「3」に比べればかなりましな仕上がりであろう。

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