K-20 怪人二十面相・伝
- Aloysius' Rating: 5/10
2008年 日本 137分
監督・脚本:佐藤嗣麻子
出演:金城武、松たか子、仲村トオル、國村隼、本郷奏多、益岡徹、鹿賀丈史


第二次世界大戦が起こらなかった架空の昭和24年を舞台に怪人二十面相と誤認されたサーカス団の曲芸師が自分の汚名を晴らすために軍警察の手から逃れ、泥棒の技を身につけて怪人二十面相の手から華族の令嬢を救い出し、テスラが残した謎の発明の所在を探ると手がかりはもちろん令嬢の周辺に転がっていて、秘密が明かされたところで怪人二十面相との格闘になる。俳優の演技は学芸会だし、オートジャイロが飛びまわる架空の昭和は平板なだけで魅力がない。プロット、ダイアログはどこかのアニメの焼き直しのようで、なぜこれが実写なのか、途中で首をひねり始めた(それとも実写でやったのを偉いと考えるべきなのか)。とりあえず破綻はないものの、観客に疑問を抱かせないほどのはったりはない。

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