インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
- Aloysius' Rating:  6/10
2008年 アメリカ 124分
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:ハリソン・フォード、ケイト・ブランシェット、カレン・アレン、シャイア・ラブーフ、レイ・ウィンストン、ジョン・ハート


「冷戦と呼ばれた時代の幕開け」の頃、ネバダ州のアメリカ軍の秘密の倉庫をアメリカ軍に偽装したロシア軍が襲撃し、目当ての物を見つけるためにジョーンズ博士を脅しつけると老境にあってもなお気ぜわしさの奴隷であるジョーンズ博士はすぐさま脱出をたくらみ、脱出しているうちに核実験に巻き込まれ、同僚がロシアのスパイであったことが露見したせいでFBIに目をつけられ、大学からは追い出され、私服のロシア人に追い回され、そこへ現われた青年マットに導かれて南米へ飛び、ナスカを起点に水晶頭蓋骨の謎を追い、マリオンと再会して秘密を明かされ、黄金の都市を見つけ出して秘密を明かす。
スターリン肝いりの怪しい連中がフルシチョフ時代に国外であれだけ暴走するものか、いささか怪しいような気もしたが、それを言えば赤狩りめいた描写も含めて怪しいところばかりなので、ネバダの核実験も妙にテクニカラーじみた色彩設計も含めて、つまり50年代趣味全開なのだと考えることにした。全編にわたってアクションの連続で、だれ場はないし、アクションの連続も連続に堕して単調にならないところはさすがである。ハリソン・フォードは年齢を感じさせないほどきびきびしているし、ケイト・ブランシェットの怪演ぶりは楽しいし、そしてなによりもジョン・ハートが非常にうまく使われていて、特にこの点には好感を持った。それに比べるとレイ・ウィンストンは単純で面白みがない。

<Indiana Jones>
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