スター・トゥルーパーズ
- Aloysius' Rating:  3/10
2006年 スペイン 94分
監督:リカルド・リベレス
出演:ファン・カルロス・ロムー、アレハンドロ・リベレス、ヘレナ・レクンベリ、パウリナ・ガルベス


なんだかよくわからないけれど地球は何か悪いものに占領され、人工衛星に逃れた人類はエイリアンに手助けされて生き延びているようなのである。エイリアンに手助けされているといっても卑屈な態度で助けてもらっているわけではなくて、あきらかに顎で使っているし、おまえたちには人間の心がわからない、などと当たり前のようなことを言っている。ところがなぜか衛星の告解司祭はエイリアンだったりするのである。で、悪に占領された地球ではラグナロクが自らの子をはらむために男と言わず女と言わず陵辱の限りを尽くしていて、ラグナロクを倒すためにキリスト教徒の英雄バロンが立ち向かうものの、あっという間に敵の捕虜となってしまう。そしてラグナロクの保護者であり、ラグナロクにはらませるためにかれこれ九ヶ月も邪淫を断っているというレディ・パバータムに強姦され、強姦されても英雄なので肉体は汚されても魂はどうのこうのと御託を言い、一方、レディ・パバータムはバロンの精子を左手ですくってラグナロクに与え、ラグナロクはそれではらみ、怪物の誕生を恐れた人類はレディ・パバータムの隠れ家に核攻撃をくわえようとするが、それに先立ってバロンを救うために多淫症の女戦士で仲間の葬式にも出ないことから評判の悪いアイラ・ボウマン中尉が送り込まれ、ボウマン中尉はバロンの救出に成功するが、多淫症であったことからバロンをあからさまに誘惑し、先を急ぐバロンによって溶岩の流れに叩き込まれる。レディ・パバータムはラグナロクとともに荒野に逃れ、バロンがそれを追い、同じ頃、人類の軍勢は悪の軍勢と雌雄を決するために終結していたが、空中に現われたサタンの幻影に脅かされてもろくも破れ、ラグナロクは怪物を生み、その怪物をバロンが倒し、この間、この爆弾を落とすんですかどうするんですか、ということで妙な形の飛行機が爆弾投下口に核爆弾をぶら下げてうろうろと空をさまよっている、というような内容のとてつもなく低予算なスペイン製のSF映画である。女性の衣装は全部ハイレグ、エイリアンや怪物の多くはパペットで、部分的にストップモーションアニメやCG、メカニカルが使われている。バロンがもっぱら戦う相手は悪の手先の人形どもで、いかにも作り物のゴムマスクをかぶった連中が十人ばかりで現われて端から首を落とされる。人間が生きたままで食われるし、死体も食われるし、食われた上に串刺しにされるが、そういうシーンは単純なメカニカルを内装したミニチュアを使って撮影されている。寝ぼけた子供の落書きのような世界だが、鋲打ちの見えるメカとか、その発進プロセスをいちおうやってみせるとか、こだわりが見えるところがなくもない。

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