007/ゴールデンアイ
- Aloysius' Rating:  5/10
1995年 イギリス・アメリカ 130分
監督:マーティン・キャンベル
出演:ピアース・ブロスナン、ショーン・ビーン、ジョー・ドン・ベイカー、ファムケ・ヤンセン、ジュディ・デンチ、デズモンド・リュウェリン


シリーズ第17作でジェームズ・ボンドはピアース・ブロスナンに交替。
Mは女性になり、ミス・マネペニーも交替し、 「リビング・デイライツ」 で悪役をやっていたジョー・ドン・ベイカーが図々しくCIA局員の役で登場する(この善良そうで田舎臭いCIA局員ジャック・ウエイドの方がこの人には似合っているのである)。
この新しいメンバーに慣れるのが少々難しかった。ボンドだけならばまだなんとかなったと思うのだが、全メンバーが変更ということになるとこれまでの履歴をひきずっている観客には少々辛かった。しかもピアース・ブロスナンがあまりボンドに見えないので、見ているうちに「あれ、これは誰だっけ」などと思うことがあって、「ボンド。ジェームズ・ボンド」といつものように名乗るからああそうかと分かるのだが、その台詞を言っている当の本人もなんだかあまり自信がなさそうなのである。
陰謀ははっきり言ってせこい(悪役だって 「ローニン」 の味噌っかすショーン・ビーンである)。状況に巻き込まれているだけのロシア兵を殺しまくるのもどうかと思うぞ。

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