ハウス・オブ・ザ・デッド
- Aloysius' Rating:  2/10
2005年 アメリカ・カナダ・ドイツ 90分
監督:ウーヴェ・ボル
出演:ジョナサン・チェリー、オナ・グローアー、タイロン・レイツォ、エリー・コーネル、ユルゲン・プロフノウ


死の島と呼ばれる島でなぜかパーティが開かれていて、そこへダンゴムシ程度の知能しか備えていない若者たちが出かけていって不純異性交友などをしていると、ゾンビが山ほども湧いて出て飛んだり跳ねたりしながら襲いかかってくるので、このダンゴムシ同然の若者たちは密輸業者の船長から武器を提供されてゾンビと戦う。目の前に船があるんだから、さっさと逃げりゃいいじゃねえか。
シューティング・ゲームの映画化だという。だから、というわけでもあるまいが、映像的に説明すべき状況はほとんどが台詞で説明され、延々と続くとにかく長いシューティング場面ではゲームのなかの粗いポリゴンの映像が頻繁にインサートされて、これがうざい。そしてかっこいいとでも思っているのか、カメラはむやみとぐるぐるとまわり、このぐるぐるとまわっている時間だけでも頭を使えばもう少しましな映画になったのではないかと思えてならないような次第である。脚本は最低、演出も最低、音楽も最低。冒頭、密輸船の船長役でユルゲン・プロフノウが顔を出し、その顔を見た若造が「 Uボート の艦長?」と訊ねる間抜けな場面には悲しいやら頭にくるやらでかなり不快な思いをした。

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