『比較犬格論 パピヨン vs. コーギー』
<比較科目> 風と掃除機
おそらく多くのワンコに共通の不思議な現象として、『掃除機に対する執拗な興奮』というのがあげられるでしょう。コーギーの吉右衛門の態度といったら、一体何がそうさせるのか、全く理解できません。電源が入っていようがいまいが、「掃除機」を見ただけで「ヒャハフウ〜ガルルル」といった、狂ったような声を出して掃除機をナメまわしたりかみつこうとしたり、ヨダレをダラダラ垂らして興奮してしまいます。家の掃除機だけかと思ったら、以前泊りに行った貸し別荘に置いてあった掃除機に対しても全く同じ反応を見せていました。どうしてそれが掃除機だとわかるのか、こちらが感心してしまうくらいの敏感ぶりです。
子犬の頃に掃除機をかけていて、そばにいた吉右衛門の体を吸ってしまったことがトラウマとなっているのでしょうか。。。ドライヤーもあまり好きではありません。モーターが回るような物に対する反応がみな同じというのが不思議です。
パピヨンのスノーウィは、子犬の頃から掃除機をかける姿をハウスの中から見せていました。そのせいか、掃除機をかける時は吉右衛門のように狂ったりはしません。ただ、やたら掃除機の半径1メートル以内についてまわり、吠えもせず興味深そうに見ています。それだけでなく、掃除機の後ろから出る排気に「耳毛」をなびかせてウットリしていることもあったりして、かえってコワイです。なぜか最近はリビングに掃除機をかける番になると抱っこを要求されるので、片手でスノーウィを抱いたまま掃除機をかけるハメになり手がつりそうになっています。
スノーウィはドライヤーも嫌いではないようで、お風呂上がりに髪を乾かしているとすぐに飛んでくるので、ドライヤーの風をかけてあげるとここでまたじっと立ちすくんで風にあたって満足気。ヘンタイ犬と呼ばれる所以です。
実は吉右衛門は見た目のわりには小心者で、木枯らしなどの風が大のニガテ。。。家の外で木々が揺れようものなら、もう落ち着きがなくなって家族のそばにベッタリとついて離れません。風の強い夜は、いつもは1階のハウスでひとりで寝ている吉右衛門もワンワンギャンギャン吠えまくり、ハウスから出してもらって禁断の家族と同じ部屋へ入れてもらい、さっきの騒ぎが嘘のようにぐっすりと眠ってしまうんです。