つい数年前まで「青い鳥」のお話は知っていても実感としてはわかりませんでした。
大学病院勤めの、バラエティに富んだ生活から、開業して朝夕の外来を毎日毎日やり続けることが出来るのだろうか?そんな思いに対して、「自分らしくやっていれば、診療だけでなく別に何かに出会うのだろう。」と思うことにしました。
 でも、5年たって「青い鳥」はこの医院のなかにいることがわかりました。
 
今になって思えば、大学病院や市中病院にいた時の私には「人を診る」ということより「病気を治そう」という意識のほうが知らず知らずに強くなっていたようでした。これまでは超特急に乗っていて「ひと」の前をビュンビュン通り過ぎてきました。今、各駅停車に乗って、ようやくじっくり目の前の「ひと」を診ようとし始めている。不思議なことに、そうし始めたら「青い鳥」は医院のなかにあったのだと気づきました。
 
形にこだわったり、表面の姿をみただけで一瞬に判断したり、昔からの我がままや強いエネルギーがワッと飛び出します。
その私の表面を覆いつくしてしまうほどの「自我」が、私の中にある優しさとか包容力とか穏やかさとか応用力とか機智などの「宝物」が自然に流れ出すのを今まで随分止めてきたことを最近、身をもって感じるようになってきました。なんと、もったいないことをしてきたことか。在るものならもっと、もっと宝物を出していきたい。そう思うようになりました。
 これも皆さんと何度も何度もであわせていただくことがなければ気づきませんでした。
 
 その感謝の「想い」を5周年の記念品として受け取っていただけたら嬉しく思います。

 冴木杏奈さんは21世紀を代表する世界的なタンゴ歌手です。
 その歌声とメロディは人の心を癒し、勇気づけ、人生への希望を沸きあがらせてくれます。
 どうぞ、自宅に帰られたらCDを聞き込んでみてください。
 杏奈グッズのマグカップやソーサーをお持ちになった方は自分の為にいれた美味しいお茶をどうぞお楽しみください。

                    
  5月15日に開院五周年を迎えられたことを感謝して
Kako MEDICAL Life CLINIC     加古恵子