[本の感想] [官能小説]

官能小説

官能小説は、最初の「由美の会社員生活」は登場している女性に書いてもらったものですが、 他はすべて祐介がこれまで見聞したり、体験したことを基に作成しました。

小説ですので、事実と創作が混じっています。

由美の会社員生活 貴志の手記 恒子の冒険 敦子の憂鬱 典夫の憂鬱 幸枝の冒険 陽子の出会い 聡子の木馬責め

聡子の木馬責め

1、聡子のこれまで

聡子は今年で28歳になります。独身ですが、男性は嫌いでなく、これまで大勢の方とお付き合いをしてきました。しかし、 大勢の男性とお付き合いをしても聡子の胸には何か満たされないものがありました。 それは子供のころにみてしまった女の人が縛られている姿と関係があります。

子供の頃、ふと手にした本、今から考えるとSM関連の本だと思うのですが、その中で女性が縛られて、 なんともいえない顔をしていたのを思い出してしまい。思わず縛られてみたい衝動に時折駆られます。 そんな欲望に応えてくれる男性はこれまでなく、抱かれたり、一緒にいるのは楽しいですが、心の奥底で満たされないものを感じ続けていたのでした。

2、鎌倉の伯母

それに伯母の件があります。鎌倉の伯父と伯母の家には子供の頃よく出かけていました。ある日一人で行ったときのことでした。 夕食後テレビをみていて色っぽい場面が出てきた時、伯父がこんなのを見て大丈夫かと心配してくれました。年齢もあって色気には淡泊なんだなと思いました。

その日の夜のことでした。夜中に呻き声のようなものが聞こえてきました。女の人の呻きでした。思わず隣の襖を少し開けてしまいました。 するとそこには着物が似合うスレンダな美人の伯母がまるで別人のような姿と顔をしていました。しかも、両手を後ろで縛られ、 和室の鴨井から上半身を吊るされて、木馬の様なものに跨がされていたのです。木馬の先端は鋭くとがって伯母の股間に鋭く食い込んでいました。

いつもは和装が似合い、温和な感じのする伯母ですが、薄いランジェリーを着て、ガーターベルトを着けて、 今見る伯母は娼婦のようでした。伯父はそんな伯母の苦しそうな様子を見ながら、乳房を握りつぶしたり、 股間をまさぐったりして虐めていました。その度に伯母の口からは呻き声が出ていました。

この信じらない光景に聡子は激しい衝撃を受けると同時に、何か惹かれるものを感じました。伯父はあんなに淡泊そうに見えたのに、 伯母にはまさか、あんなことが好きだなんて。 伯母とふと目が合いました。伯母の顔はなんともいえないとろりとした悦楽の表情で、この世のものとは思えませんでした。

聡子はこの瞬間のことをその後も何回も思い出します。伯母の視線は聡子の琴線に触れたようでした。伯父と伯母の家にはその後も何度かは行きましたが、 あの晩のことは伯父伯母の口から出ることはありませんでしたし、聡子から言い出すこともありませんでした。 その後、伯父伯母の家からは何となく遠ざかってしましました。

3、伯母の目

しかし、とろんとした伯母の訴えるような目は聡子の心から離れることはなく、 しだいにあの目は聡子の心の奥底を覗いているように感じるようになりました。聡子も木馬の痛みの快楽味わってみたい、 味わねばならないと思うようになりました。しかし、怖くもあり、決心するのは困難でした。

伯母が責められていた木馬は今、実際に使われているかどうか聡子は興味を持ったので調べてみました。 検索サイトで調べると、一杯出てきました。しかし中には木馬責めの体験を想像の世界で作ったものも多く 、実際に体験を重ねて行っていることが確認できるサイトは、ほんの少数でした。聡子は躊躇いながらもそんなサイトの1つに応募してみました。小さなサイトですが、 最近できたサイトではなく、以前からあるものです。この方が信頼できそうでした。

4、木馬責めの体験

応募して返信が返ってきましたが、聡子の方が急に心配になり、躊躇しました。そんな聡子でも気長に待ってくれる様子のサイトの運営者でした。 ある日、思い切ってサイトの運営者に会うことにしました。木馬責めを受けられるのは、念願がかなってうれしくもあり、怖くもありました。

サイトの運営者に会って、まず話をし、要望を伝え、それから実際に責められることになりました。運営者はやさしい方でした。

木馬に乗った感想は、思ったよりも痛かったことです。股間が落ち着く場所を探しましたが、なかなか難しかった。 それに時間の経過と共に苦痛が増して耐えがたくなったことです。この苦痛を快楽としてとらえるかどうかは、 その人の被虐感によるようでした。この時、伯母のとろりとした悦楽の表情を思い出しました。

聡子もあの世界に入りたいと強く思うと、股間の強い刺激が快楽の様相を呈して、聡子の中で膨れ上がっていきました。 その中で聡子は自分自身を失いかけ、漂っているようでした。そんな時間がしばらく続きました。 しかしそのうち股間の痛みが次第に強くなると、やがて現実の痛みに引き戻されました。

この体験を通して聡子は、伯母のなんともいえないとろりとした悦楽の表情の世界が理解できました。伯母はこの快楽の世界から、 子供の聡子に語りかけていたのです。いつか聡子もこの世界においでと招いていたのでしょう。

戻る

スタートへ