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テナー特集・その1


しばらくぶりのアルト以外の特集です。 「〜特集」って結構先を考えないと続けられないことに気付きました。 連載方法変えないと厳しいなあ。


2003. 3. 17 New!

James Clay

ネコネコネコpresenting Red Mitchell
Contemporary C7538 (Recorded March 16, 1957)
- James Clay(ts, fl) Lorraine Geller(p) Red Mitchell(b) Billy Higgins(ds) -
1.Scrapple from the Apple 2.Rainy Night 3.I Thought of You 4.Out of the Blue
5.Paul's Pall 6.Sandu 7.Cheek to Cheek

レッド・ミッチェルはじめ魅力的なメンバーをバックに、クレイの豪放テナーを堪能できる好盤。(ミッチェルのリーダー作なんですけどね・・・) さて、演奏の方は冒頭(1)から、ロリンズ的なスケールの大きな開放感溢れるブローで聴かせるクレイ。 コルトレーンのような硬質な音色も好きですが、やはり「テナーはかく有るべし」といったサウンドに魅力を感じます。 アルトが逆立ちしても真似出来ないスタイルは、悔しさを超越した清々しい賞賛の念を覚えますね。 アップ・テンポで演奏される名曲(7)は、非常に興味深い瞬間が捉えられており、個人的なベスト・トラックです。 テーマ提示の時からその兆候がありました。 ロレインのチェイス的なバッキングやミッチェルのペダルに燃えたのでしょうか、次々に繰り出すフレーズは留まる所を知るどころか、次第に熱を帯びて行くクレイのソロ。 スペースが尽き渋々ピアノにソロを渡すクレイ。 ミッチェルの熱演の後、それは起こります。 ベース・ソロに続き8バースと思わせるフレーズを提示しておきながら、ブレイクするリムズ隊を尻目に延々吹き倒すクレイ。 これは明らかにハプニングでしょう。 思わず頬が緩みま すね。 (2)(3)(5)で聴かせるフルートも、これぞバップ・フルート。 ジャズ・フルーティスト必聴のアルバムでもあります。 ちなみに、ベースと戯れる白足袋ネコは、ジャケ写随一のかわいらしさです。 こんなネコ欲しいなあ。


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ジャケット写真は、アルバム紹介を目的に掲載しております。 何とぞご理解下さい。

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