今年のお盆は,全国的に新型コロナ禍による帰省自粛が呼びかけられいて,山遊びでも首都圏を出るのが憚られる状況になったので,丹沢の日帰り沢登りに出かけました(GPSログはこちら)。 蒸し暑い一日だったので,山を歩いている人はあまりいなかったのですが,近場での川遊びを考えた方は多かったようで,西丹沢ビジターセンター周辺のキャンプ場は大変混雑していました。 |
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西丹沢ビジターセンターの登山ポストに計画書を入れてから,朝っぱらから焦げた脂の匂いが漂う,車と人で溢れたキャンプ場を横目に歩いた。東沢の下流部は堰堤だらけの広い川原が続くので,登山道(つつじ新道)を使ってゴーラ沢の出合までショートカットする。 ゴーラ沢に降りるとすぐに越えるのがめんどうな堰堤が出てきた。堰堤を右岸から高巻いたら再びつつじ新道に出てしまったので,しばらく登山道を伝ってから沢に戻る。広いガレ沢を歩いて,ヤビキ沢の出合で沢靴に履き替えた。 ヤビキ沢に入渓すると,すぐに沢幅いっぱいの長いナメが出てきた。この沢で最も美しい区間だった。ナメの後はポツポツと小ぶりの滝が出てきたが,ゴロゴロ石が多く,すっきりした滝は少ない。唯一の滝らしい滝がConta. 990m二俣の滝で,右岸のガレから高巻いた。 Conta. 1100m付近で水が切れた後は易しい涸滝が続く。このあたりから体に熱が籠もったようになり,大幅にペースダウン。源頭の詰めは,縦横に走る獣道を伝って登山道にあがった。 登山道脇の苔むしたベンチで,沢靴から運動靴に履き替えて檜洞丸に向かった。 |
快晴
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入渓してしばらくはナメ滝 |
990m二俣の滝 |
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水切れ後は涸れ滝が続く |
イワタバコが咲いていました |
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少しは丹沢の主稜線も歩きたかったので,下山路は檜洞丸から犬越路を回ることにした。 檜洞丸の直下は広く赤土の斜面が出てしまっていて,記憶にあるより大分荒れている。そのため,登山道は真新しい木の階段と木道で固められていた。その先の大笄(おおこうげ)から小笄への下りには,連続する鎖場があって少々緊張させられた。これまでに何度も通過したことがある岩場のはずなのに,全く印象に残っていなかったのは,いつも登りだったせいかもしれない。 なんとか15時前に西丹沢ビジターセンターに到着。今回もビジターセンターで棒アイスを買い食いして山行終了。 |