2018年4月14日(土)
大菩薩 石丸峠〜小金沢山〜黒岳〜雁ヶ腹摺山〜大樺ノ頭〜大峰(楢ノ木尾根)

                                                      
 日本一寒い道東での越冬工事が一段落し,ようやく山に出かけられるようになりました。
 リハビリハイキングとして選んだのは,一昨年の年末に二日酔いで辿り着けなかった楢ノ木尾根です。以前の大月駅を起点とする計画だと,しばらく山から離れていた身にとって少々標高差がありすぎるので,甲斐大和駅からの上日川峠行きバスで入山して,石丸峠から小金沢連嶺を南下し,大峠経由で楢ノ木尾根を目指しました(GPSログはこちら)。
 発達中の低気圧が西方から接近していて,山梨地方も夕方から雨との天気予報が出ている。翌15日の日曜日の大荒れは確実なので,低気圧前面のチャンスを狙って山に出かけた。
 
 この日は,大菩薩山への最短登山口である上日川峠行きの今シーズン最初のバスが出る日だった。時刻表上は甲斐大和駅を8時10分の発車だったが,増便バスが次の列車を待つそうで,フライング発車してくれた。

 小屋平バス停で一人だけ降ろしてもらって,すぐに石丸峠に歩き出す。久しぶりの山にペースがつかめず,ひと登りしただけで息が切れて休み休みとなって日帰り装備なのに石丸峠までの標高差400m弱に結構な時間が掛かった。それでも石丸峠に着く頃には,ようやく体も慣れてきた。
 牛の寝通りへの道を分け,ガスの中,小金沢連嶺を南下する。小金沢山への登りに入ると,木々が着氷で白くなっていた。風が吹くたびに雪のように氷が降り注いだ。
曇り(低気圧前面)
(甲斐大和駅) (JR 7:38到着)
(上日川峠行きバスに乗車)
小屋平バス停 8:26
石丸峠 9:16
小金沢山 9:53-10:00
牛奥ノ雁ヶ腹摺山 10:21
黒岳 11:10-11:15
大峠 11:45-11:50
雁ヶ腹摺山 12:30-12:35
大樺ノ頭 13:01
泣坂ノ頭 14:26
大峰 14:40
水無山 15:20
上和田バス停 15:57
(大月行きバスに乗車) (16:05発車)

石丸峠

風が吹くと,着氷が雪のように降る
 牛奥ノ雁ヶ腹摺山(うしおくのがんがはらすりやま)まで来てようやくガスが切れはじめる。山頂の南側は広い草原で,黒岳方面がよく見える。
 黒岳の手前で,顔の汗をぬぐった拍子にコンタクトレンズがずれたのでザックを降ろして直していたところで,トレイルランニング姿の人にさくっと追い抜かれた。彼も甲斐大和駅からの同じバスに乗っていたそうで,終点の上日川峠で降りて大菩薩峠から来たとのことだった。黒岳山頂で,さらにもう一人,上日川峠から来た人が到着した。二人とも南下して滝子山を目指すということだったので,大峠に降りる私とはここでお別れとなった。

牛奥ノ雁ヶ腹摺山は日本で一番長い山名で有名
 
牛奥ノ雁ヶ腹摺山からの黒岳(中央)と雁ヶ腹摺山(左)
 大峠は花も咲いておらず,うら寂しい感じだったので,すぐに雁ヶ腹摺山(がんがはらすりやま)に登り返す。

 雁ヶ腹摺山の山頂からは,残念なことに,富士山は見えなかった。500円札の富士山が撮影されたということで有名な山だけれど,500円札は長男が生まれた頃には発行停止となっているので,うちの子達はだれも見たことがないと思う。

 大樺ノ頭を経て大峰へ向かう山道は,やや不明瞭な踏み跡になっていたが,尾根を忠実に辿っているので迷う心配はあまりない。

雁ヶ腹摺山

大峰の祠

ミツバツツジだけは満開だった
 地形図に記載されている上和田集落への道は消えていて,その替わりに水無山(1139m)の北東尾根道を下る。この尾根道は下草は少なかったが,下りはじめてすぐの急傾斜部のところのステップがほとんど消えていて歩きにくく感じた。
 上和田の集落に出たところで,庭仕事をしている方にバス停の場所を聞いてバス停に急いだ。


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