2016年3月20日(日) 道志山塊 道坂峠〜御正体山〜石割山〜杓子山
                                                 
 以前,道坂トンネルから北側の稜線を歩いた関係で,トンネル南側の稜線も気になっていました。
 この山域では珍しく週初めに積雪があったので(気象庁によれば河口湖の観測施設で積雪19cm),山に雪が残っていることを期待して出かけた御正体山石割山杓子山の稜線でした。ところが,すでに雪はほとんど消えていて,せっかく冬山装備を担いでいったのに全行程をジョギングシューズで歩けてしまいました(GPSログはこちら)。

 まだ道坂トンネル行きバスは運行していないので(4月から),都留市駅から三輪神社御正体山登山口までの6 kmを歩いても良いと思っていた。
 でも,あまり期待していなかったのだけれど,駅前にタクシーがいたので道坂トンネルの登山口までお願いした。4410円だった。

           道坂トンネルの登山口
曇り後あられ
道坂トンネル発 8:32
岩下ノ丸 9:24-9:29
御正体山 10:49-10:57
石割山分岐 12:05-12:10
石割山 12:58
二十曲峠 13:15
立ノ塚峠 14:08
杓子山 15:23-15:28
不動湯 16:13
下吉田駅 17:15
 登山道を歩き始めてまもなく下山してくる方とすれ違う。すでに早朝から御正体山を一回りしてきたという健脚さんだった。「トレランシューズで困るような雪は残っていませんでした」と聞いて,ちょっとがっかり。

 標高1303mの岩下ノ丸付近まで上がると,まだらに残った雪が現れたが,彼に聞いたとおり,ほとんど雪を踏まなくても歩けてしまう。

 御正体山の山頂は樹林に囲まれていて展望はない。
 山頂から少し下ったところでカップルとすれ違った。彼らは石割山から歩いてきたそうで,これまた朝早くから入山されている。このあたりは静かで渋い山域なので,山慣れした人たちが多いらしい。

岩下ノ丸付近に溶け残っていた雪

御正体山への最後の急登

御正体山の山頂

石割山と山伏峠への分岐

石割山の山頂
 富士山の展望台として有名な石割山の山頂には10人ほどのハイカーがいた。評判通り,西側に開けた山頂だったが,あいにくのガスで何も見えない。三角点にタッチしただけで二十曲峠に向け,雪解けでぐちゃぐちゃした登山道を駆け下った。
 二十曲峠で舗装された車道を横切る。ひとりのライダーがうろうろしていたので挨拶したが,返事が返ってこなかったので,休憩せずに先に進んだ。 

杓子山の山頂

ハンググライダー離陸場
 立ノ塚峠まで来て,「展望が期待できないので,内野に下って忍野八海を観光」との日和案も思い浮かんだが,やはりここは当初の計画通り杓子山に登り返す。
 ところが,まもなくバラバラと音を立ててあられが降りはじめた。子ノ神の直下の急な岩場を登っているときには空が暗くなって,あられの降り方が強くなった。岩が濡れて,枯れ草もうっすらと白くなったので,杓子山の3つのピークのうち一番東に位置する鹿留山には足は延ばさずに,急いで子ノ神から杓子山に向かった。
 幸い,あられ杓子山に着く頃には止んで,雲に切れ間が見えてきた。しかし,安全を取って,最短下山路となるおおざす峠不動湯への道を下って下吉田駅に出た。


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