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まだまだ未熟なキミへ こんな言い方は、もしかしてキミの自尊心を傷つけるのかも知れないけど、この際だからはっきりと言っておこう。キミはまだまだ未熟である。人生の折り返し点をほぼ通過したと思われるボクから見ると、心も体もまだまだなっちゃいない。知識は乏しいし、判断力だってぜんぜん甘い。キミのひざ小僧に生傷が絶えないのは、いかに反射神経が鈍く注意力が散漫かということの、何よりの証明である。 だいたいキミは、他愛もないことでよく笑う。ボクの駄洒落にそこまでウケまくる人間はキミ以外にいないぞ。しかも些細なことですぐに泣く。そればかりか、とるに足らないようなことにもビックリするし、つまらんことにも大喜びする。だいたい、同じマンガを何十回読んでも笑えるってのは、いったいどういう了見なんだい。 そんな風にまだまだ未熟なキミだが、落胆することはない。知識は乏しいが夢は豊富だ。判断力は甘いが想像力はたくましい。知識や分別なんてものはあとからいくらでも付いてくる。今のキミに大切なのは、たくさん夢を見て、想像力をふくらますことだ。いっぱい笑って、いっぱい泣いて、いろんなことにどんどんビックリしたらいい。そういう経験をいっぱい積んだ子供が、何でもできる大人になれるんだ。 キミがいい夢を見れるように、ボクは子守歌くらい歌ってあげよう。 ←PREV INDEX NEXT→ | |||