Column
92:カズキはネタが尽きてる(BBS参照)
携帯でこのコラムを見ていたりする人は、多分トップページからではなく、コラムの目次に直接アクセスしている筈なので知らないと思うが、実はこのコラムページはカズキの個人ページの一つのコンテンツであり、他にBBSがあったり、ソリティアコーナーがあったBBSがあったり、他には自慢できるものがなかったりする気がするが、まぁとにかくBBSにコラム書けこの馬鹿!と投稿があったりする(約一名から熱烈に)。
そんな訳でネタが尽きてるとかウワサされる自称「春に吹く風のように爽やか」なカズキ(ジャロに通報しないように)はネタが尽きているので、ミンナに受けそうにないネタでも書いてみようかなっと。
さて、JASRACを皆さんは知っているだろうか?知らなくないよね。正式名称は日本音楽著作権協会だ。歌の話題とか出てくると時々しゃしゃり出てくるあのイケズガイ達(意味不明)は一体
全体どういう団体なのか?今日はここらへんのことを書いていきたいと思う。
JASRACの名前自体は知っていても、その活動内容とかは結構知られてないだろう。実はJASRACは日本政府直属の団体とかではなく、簡単に言えば普通の会社だ。音楽著作権を扱う団体が日本にはJASRACしか存在しないため誤解されがちだが、ただの会社ととらえて考えたほうがその役割が良くわかってくる。さて、JASRACが何をしているのかというと、音楽著作権の管理である。つまり、忙しい歌手やレコード会社、作詞者、作曲者などは自分達で著作権問題をこなしていくことは面倒くさいので、じゃあそれを一括して行う団体があればいいじゃん、というワケで生まれたのがJASRACなのだ。JASRACに著作権問題を代わりに片付けて欲しい人たちは、先ず著作権をJASRACに委託する。これを受けてJASRACは著作権に違反しているヤツラにアンタ何してるんですかそれって犯罪ですよ、と警告したり、カラオケボックスに音楽の利用料を請求したりして著作権を預けた人たちの代わりに守ってくれるわけだ。
ちなみに(これも誤解している人が多いが)、JASRACに届け出をしないと音楽には著作権が発生しないとか言うわけではない。これは音楽に限らずどんな著作物(絵画、小説、画像、ソフトウェアとかナンデモ)にでも言えることだが、著作物を作った時点から著作権は発生し、これは文章にしたり届出をしたりしなくても保証される。ただ、JASRACは音楽利用者全員に音楽著作権保持者がいちいち利用料を請求するようなめんどくささを解消する為の団体であるというだけだ。
JASRACが一括して著作権を管理しているという事は一方で問題にもなっている。と言うのは、JASRACもそこで働く団体員のために利益を追求しなければならない立場であるという点だ。詳しくは私もよく分からないが、JASRACはJASRACに委託された音楽が使われたとき、この使用者に対して著作権物利用料を請求し、このマージンを受け取っている筈である。アメリカには音楽の著作権委託団体が二つしかいるため競争(あるいは企業努力のようなもの)が起こりうるだろうが、日本では一つしかないために、これが起こらない。MIDI使用に著作権料をとるとJASRACが提言した時に非難が巻き起こったのも、この不信感が大きく関わっていると思う。
※(MIDIとは元々電子楽器とコンピュータを接続するための規格のことを指すが、現状では一般的にはこの規格に基づいて作成された音楽ファイルをさす。MIDIファイルは音符を並べた譜面と、それぞれの譜面の音量や音色などが収納されており、MIDI再生ソフトはそのデータをもとに音楽を再生する。)
何しろ、JASRACがこれを発表した際、それによって利益を受ける筈のレコード協会がその著作権料の高さに対して抗議したぐらいである。
これによって大きな打撃を受けたのは、何よりも企業などより個人だった。JASRACが著作権のあるMIDIをHPで公開するだけでも(ダウンロードできないように設定してあっても)その利用料をとると定めたからである。これによって多くのMIDIに特化した個人サイトが閉鎖することになったわけだ。だがしかし、一方ではこれが不当であったとは言いがたい(料金の取り決めには不満があるが)。というのは、私は既成の曲のMIDIデータを作った人達が、その自分で作ったデータをまるで自分が作曲したかのように取り扱っている(例えば自分の著作権について言及したり)しているサイトを見て甚だ疑問に思っていたからだ。また現在ではMIDIを元にして簡単に着メロを作成出来るようになったため、MIDI及び着メロデータ(MLD,SMAFなど)を公開している人達から著作権使用料をとらないことは著作権保有者に対して大きな損害になると考えられるからである。ところが、実はこのJASRACの規定を縫ってMIDIを配布する方法もある。サイトに曲名リストだけを載せてMIDIデータを載せず、メール、或いは掲示板でもやり取りでMIDIを交換する方法である。サイトでは曲名だけを載せているのでMIDIデータを配信・公開しているわけではなく、メールだけでMIDIをやり取りするので「著作権物の個人的な使用」の範囲内にあたると考えられる為だ。いや、どうかと思うんだけどね。