■81:奴等の目にものを違和したい
どうもどうも下品な韻を踏むのが得意なhybrid-kですよろしく。今日は僕と一緒に韻を踏みましょう。韻ってなぁに?なんて言う君のための猿でも嫌でも分かるようにスパルタ教育したいる日光猿軍団の上を行く感じで今日も突っ走っていきたいとか、まぁなんかそんな感じで無駄に行数稼ぎつつ今日も行こうっての。
詩、或いは歌詞を構成している要素について考えてみましょう。私が考えるに詩はリズムと音と意味によって構成されています。当たり前か。リズムとは詩を読んだ(或いは詠んだ)ときの音の数に統制が取れていることです。音とは音自体が心地よかったり統制が取れていること。音に調子をつける技法は色々あります。例えば日本語に聞こえない日本語を羅列したりするのも一つの手だと思います。童よ怨むでない(←例が悪い)。そして今回は音に調子をつける代表的な技法「韻」について勉強したり、妥協したり、辺境にいてみたりしましょう。ここどこ?
@韻って?
「
文学作品で、同一または類似の音韻を定位置に反復すること。頭韻、脚韻など。Kokugo Dai Jiten Dictionary. Shinsou-ban (Revised edition) Shogakukan 1988/国語大辞典(新装版)小学館 1988」。わぁい。サッパリ分からないやぁ。韻とはつまり、歌詞とか詩とかに調子をつける一つの技術のことです。口に出して見て、同じような発音の言葉を隣接した詩の部分で繰り返すことを「韻を踏む」というのですよ。すごい離れた場所でやっても意味無いんですよ。分かりましたね。じゃあ次は韻の踏み方について説明しましょう。
A母音が同じ言葉を繰り返す技法(一般的な押韻)
「母音が同じ」と言うのは、50音で言うと列が同じ、「か」と「さ」とか、「お」と「こ」等のことです。ローマ字で書いてみたり、その音を伸ばして発生してみたりすると母音が分かりますね。勿論全く同じ音で意味が違う「固唾(katazu)」と「勝たず(katazu)」などもこの技法のうちです。ちなみにこの技法では「あいうえお」だけは変えずに残して他の字を変えると、かなり近い音になり効果的です。つまり「携帯」という言葉で韻を踏む時、「携帯」と「敵対」は母音自体は一緒なのに音としてあまり近いと感じず、「携帯」と「正解」の方が近いように感じるという事です。では「魂」という言葉を展開させて韻を踏んで詩を作ってみましょう。
やましい魂私新しい悲しいまま自慰なら正しい
全く意味が通っていませんが、韻は踏めているし即興なので許してください。さて、「魂」と「やましい」は同じ母音ですが、その次の「私」は一字足りません。こういった一語減らしたりして韻を踏むことを「踏み落とし」などと言います。がそれは覚えなくてもいいです。テストには出ません。反対に次の「あたらしい」は頭に一字増やしながら韻を踏んでいます。こういうのは多分「踏み余り」という筈ですが自信がないのでやっぱり覚えなくていいです。こういった字足らず、字あまりな韻の踏み方は、詩に抑揚をつけることが出来ます。次に、「まま自慰」は言葉の文節を無視して韻を踏んでいます。こんな踏み方もあるという例です。一般的な押韻は何もこんなに連続しないと効果が無いわけではありません。例えば、
君の目を見ると
悲しいの でもきっとそれが
正しいの
君に見せられた
魂が
悲しいまま自慰なら
やましい
(相変わらず意味は通ってないが俺に対する悪口は却下)
のように、飛び飛びで韻を踏んでも効果はあります。この例のように文節の後方を韻で統一することを「脚韻」といいます。
A全く同じ音を繰り返す
他にも韻の踏み方はあります。その一つに全く同じ音(字)を一文に沢山押し込める方法があります。例えば、
全く我がまま、まるでワンマン、幕張で迷子まいったママが....
(相変わらず意味は以下略)
のようなものです。この場合「ま」という音を一文に可能な限り押し込めています。例だと「ま」の一字だけですが、例えば2字でこの方法を使うのなら
赤い明石の明るい証、垢抜け赤子のアカシアが....
(相変わら以下略)
のような感じかな。
また韻の応用例として一つの文で二通りの意味をつける方法もあります。例えば、
吐かない一瞬ノシ合わせ、夢見手足の蚊手に塩
(儚い一瞬の幸せ、夢見て明日の糧にしよう)
ってな感じですがきっと普通使う機会はないね。カッコ内の言葉と実際に発音する言葉が違っても韻を踏んでいる(字音が類似している)ためにカッコ内のことを言っているように聞こえるという算段。