■76:君に愛のアップロード
 今チマタを賑わせている小股の切れ上がったオカマは何処だ? いつも以上分けわかんねぇ。全然ちがくて、今チマタを賑わせている厄介なウィルスちゃんたち。そういう私もアデノウィルスに感染して目からスライムを産み落としたりウサギが羨むほど赤い目になったりしていた訳だが、ヤツは体に入らないでパソコンに入り込む。そんなウィルスに対して日本人は特に弱いことが分かっているが、これは勿論、日本において急速にパソコンとそれに伴なうネットワーク技術が普及したせいで、セキュリティ技術だけ追いついてないというか、むしろ無頓着というか。そんな訳で、今流行しているウィルスちゃんや、これから流行するであろうウイルスちゃんたちも含めて、ウィルスちゃん達の手口や種類についてお勉強しようとおもう。

@つまりウィルスって言うのは何なの?
 一概にコンピューターウィルスとは何をさすのか? 簡単に言えばプログラム(ソフト)の一種といえる。ワープロソフトは文書を作成することを目的とし、WWWブラウザーがHPを見るためのものであるように、勿論コンピューターウィルスにも目的がある。それは一言で言えば「パソコンに害を与えること」、害を与える方法は色々あるのだが、ともかく、パソコンユーザーに対して不易な動作をするソフトのことを総じてコンピューターウィルスと呼んでいる。これはコンピューターウィルスの働き方というか、その特徴が実際のウィルスに似てるからだ。まず「感染」。コンピューターウィルスは先ずパソコンの中にあるファイルの隙間や端っこに自分をくっつけて、普通のファイルであるように振舞う。次に「増殖」、コンピューターウィルスは感染したパソコン内のほかのファイルにどんどん自分を複製させて増やしていく。この間、パソコンとユーザーにとっては目立った害がないのでこの増殖期間のことを「潜伏期間」という。つまり感染から発病までの器官が潜伏期間にあたり、この間にウィルスはどんどん自分を増殖させコンピューターに悪さをする準備をする。潜伏期間の長さは、ウィルスによってまちまちであり、感染から一時間経ったら発病するもの、12月24日になったら発病するものなど色々なものがある。そして「発病」。潜伏期間が終わると、コンピューターに悪さを始める。この「悪さ」は、勝手にファイルを他人に送信したり、パソコンをハングアップさせたり、システムファイルを書き換えてしまったり、或いはパソコンの処理速度を下げたりと様々だが、どちらにしても迷惑この上ない。

Aウィルスは何処からやってくるのか?
 これも様々だが普通2種類の方法が考えられる。ネット上にあるファイルに紛れ込んでいたりしてネット上から知らない間に拾ってきてしまう場合と、感染したパソコンユーザーからメールに添付されて送られてきて感染してしまう場合。ちょっと前の話でウィルスとはちょっと違うが、昔あったシェアウェアのMIDI再生ソフトになんとソフトの開発者がコンピュータを破壊するプログラムを仕込んだという事件があった(ソフト自体にプログラムの一つとして組み込まれていたのだからウィルスともワームとも呼べないだろう)。これはシェアウェアをアングラで出回っていた(不正に交換されていた)シリアルコードを用いてこのソフトを起動すると動き、パソコンを徹底的に破壊するというものだ。ソフト開発者にしてみれば金も払わずにのうのうと自分のソフトを使っているヤツが許せなかったのだろうが勿論このソフトはすぐに配布禁止となった(そのご開発者がどうなったかは知らない)。と、いうような怖い話もあるので気をつけよう(謎)。

Bウィルス開発野郎見つけ出して捕まえろよ!
 と、みんな思うだろうが95%無理だ(数少ないが捕まった場合もある)。コンピューターウィルスは言わば都会でまことしやかに伝えられる「口さけ女」とか「花子さん」とかと一緒で、その出所を突き止めるのは困難だ。しかも日本だとこれが更に難しい(法律の関係で)。もしかしたらウィルスの開発者はこんなことをいうかも知れない。「まさか誰かがアレを使うと思わなかった」。Aさんが道にガソリンをばら撒き、そこにBさんが煙草の灰をうっかり偶然落としてしまったら発火した大火事になった。悪いのはAさんなのかBさんなのか。Aさんは「まさか灰を落とすやつがいなかった」と言うだろう。ウィルス対策を怠っていた人のパソコンがウィルスに感染して、そこから大量に他人にウィルスがばら撒かれたとしたら、俺はその人にも責任があるとおもう。実際アメリカかどっかでもそういう理由で訴えられた人がいた気がした。
 普通、ウィルスをばら撒くことで得をする人間はいない(意地悪い見方をすれば、コンピュータセキュリティ会社とかウィルス対策ソフトを作っている会社自体がウィルスばら撒けば得をするかもしれないけど)。これはウィルスの開発者も一緒だ。じゃあなんでウィルスを作るのかというと、嫌がらせとか目立ちたいからとか、自分の腕を試したいとか、まぁそんなと頃なんだろう。暇なんだねきっと。なんか成績が悪くてむかついて大学のコンピュータにウィルス仕掛けた奴がいたってのを聞いたこともあるし。

Cどんどん進化するウィルス
 今はメール方ウィルスが大流行だ。今はやっている「W32.Klez.gen@mm」を例にとって解説しよう。こいつはウィルスの変形で「ワーム」と呼ばれているウィルスの一種で、感染するとすぐにパソコン内に保存されているメールアドレスを探し出す。Outlookなどのメールソフトのアドレス帳は言うに及ばず、MSNメッセンジャーはICQのメンバーリストに登録されているメールアドレスもとにかく手当たり次第見つけ、見つけたメールアドレス全員に自分自身を送り出す。しかもこの時コイツはご丁寧にパソコンに保存されているファイルを一つランダムに選んで送信時にメールに添付する。大学のレポートやたわいもない友達との通信記録なら問題はないが、会社の機密企画書のデータだったり、浮気相手との通信記録がメールに添付されて送られてしまう可能性もあるから大変だ。しかもコイツはなんと仮面をかぶりやがる。というのは感染したパソコンの持ち主がAさんだとしてもBさんのメールアドレスを差出人に設定した上でCさんに送るということをする場合がある。CさんはBさんからウィルスが送られてきたと思ってしまうかもしれないということだ。
 他にも驚異的な機能を備えたウィルスも存在する例えばウィルススキャンは普通、個々のウィルスに含まれる固有のコードをコンピューター内から検索しウィルスを発見するのだが、感染、増殖するときに毎々自分の姿を変えるウィルスはこの検索に引っかからない(バックアップファイルと現行ファイルをサイズを比べれば分かる)。この手のウィルスはミューテーション(変化型)ウィルスと言われ、完全な駆除がしにくい。またウィルス自体に暗号化ソフトが組み込まれていて自分自身を暗号化して潜伏するウィルスもあるし、将来は、スキャンソフトそのものや、或いはウィルス定義ファイル(ウィルスと見つけ出す為のウィルス一覧表のようなもの)に最初に感染するウィルスなども出てくるかもしれない。

Dウィルス対策
 ・覚えのないメールの添付ファイルを開かない
 ・信頼できないHPを閲覧したり、あるいはソフトなどをDLしない
 ・定期的にウィルス定義ファイルをアップロードし、ウィルスをスキャンする
 以上のことを徹底しても、やはりウィルスに感染することがある。そういう場合はウィルスの出口となりそうなソフトやサービス(特にOutlookやメッセンジャー、ICQなど)を一時中断し、先ずウィルスの駆除を行うようにしよう。実際のところ、完全なセキュリティと言うのは存在しないとおもう。コンピュータは絶えず外からのアクセスを受け付けており、例えばパスワードでアクセスを制限したとしても、そのパスワードが何らかの偶然で漏れてしまったら、ウィルスは正規のルートでコンピュータにらくらくと進入することになる。だからと言って全てのアクセスを禁じたらパソコンはただの光る箱になっちゃうだけだしね。まぁ、お互いウィルスちゃんには気をつけようって話、かな。