■63:スペースコロニー作りたい。
 ワタシも別にみなの夢を壊したいと思っているわけではない。どっちかと言うと育みたい側の人間である。何しろ、「一機」の「機」はSF好きだからこそ「機械」の「機」なのだから。そんな訳で今日はスペースコロニーをつくろうと思う。

 我々夢のある大人としては、できることなら将来は宇宙に住んでみたい。月面やら火星やらまどろっこしいことは言わず、出来れば宇宙空間にだ! そこで頼りになるアイツ、スペースコロニーの登場だ。もうその名称だけでスペース気分丸出し。乳首も丸出しかと思ったらよく見てみればピンク色のニプレスだったぐらいの勢いだが、一応安全を期すために正しいスペースコロニーについて検証してみよう。

地球にあって宇宙にないもの。先ずはそういったものを宇宙空間に用意しないといけないだろう。先ず第一に空気だが、これは密閉した空間内にいつも空気を強制的に対流させ、浄化装置で新鮮に保っていれば問題はない。問題は重力だ。重力がないと人間はすぐに筋力が低下し、健康に重大な支障をきたすので、これを確保する必要がある。ようは、人間の体に1G相当の不可をずっとかけつづければいいわけだから、重力でなくてもいい。そこで先ずは加速力を利用した不可方法を考えてみよう。自動車で加速すると体が後の方向に持ってかれるアレを利用するのだ。スペースコロニーを常に1Gで加速させどんどんスピードを上げて.....それ宇宙船じゃん。却下。大体燃料がもったいない。では第二案だ。実際1Gの負荷をかけるためにとんでもない密度の物質をスペースコロニーの床に敷くのだ。そんな物質どうやって作るかって? なんか中性子線とやらを隕石とかに滅多やたらぶつければ出来るらしい。こうやって出来た物質は「縮退物質」とか言うらしいよ。ほら、恒星もでっかくなりすぎると自分の重みで潰れてブラックホールとかになるじゃん。それを人工的にやってみるってことだ。1Gちょうどになるように性格にコントロールできたとして、まぁそ の縮退物質を床に敷き詰めてみよう。でと、壁と屋根を付けて......え、何?縮退物質に耐える頑丈な物質はダイヤモンドくらい?高くつきそうだなぁ.......。

 という訳で実はみんな分かってると思うが、ココまであえて実現不可能そうな方法を述べてみました。いちばん簡単な重力負荷をかける方法は遠心力です。宇宙空間なら回転させればあとは惰性の法則に従って勝手に永遠に回転しつづけるので、燃料とかも最初以外いらないし。遠心力を使って1Gを実現させてみましょう。つまり水の入ったバケツを勢い良くグルングルン回転させると水が落ちないって言う原理だ。まずどでかい茶筒のようなものを用意しよう。半径が2kmぐらいある茶筒。それをグルングルン回転させれば中央軸から側面に向かって遠心力が発生します。半径と回転速度によって側面にかかる遠心力は変わります。つまりあんまり半径を小さくすると回転を早くしなきゃいけないんだけど、そうすると結構不便なのだ。例えば100mの半径の場合、側面に1Gがかかるように回転させると上空10m(つまり中心から90m)の地点ではすでに重力(遠心力)は0.9Gに。棒高跳びをすると一歩間違えればその人は永遠に中心部分に漂っちゃう可能性が。という訳で半径は大きいほどいい。そうすれば住面積も大きく取れるからね。中心部分は無重力なので、くりぬいて宇宙船の発着場にしましょう。よくアニメなどで、ドーナツ型のスペースコロニーで側面に窓がついているものを見かけますが、回転軸から考えてあの窓のついている部分は人々が足をついている部分の筈です。つまり宇宙空間から見るとみんなパンツ丸出し。茶筒のスペースコロニーは大規模な都会型スペースコロニーとして活用できますが、前述したように小型のスペースコロニーを作るのには向いていません。そこで小型のスペースコロニーを作るには、どうすればいいかというと。先ず二つ同じ大きさのコロニーを作って、ソレを紐でつなげて回転させればいいのです。ヒモの強度が問題になりそうですが、ワタシの検証によれば、現在開発されているナノカーボンチューブを使えば問題なさそう。わぁい僕らの未来ってば明るいじゃん。

 でもね、宇宙空間にあって地球にはない危険なものもあるの。たとえば宇宙線。地球の場合大気圏に吸収されたり反射されたりするからいいんだけど、宇宙空間だと直接人間に降り注ぐから長い時間宇宙にいると被爆しちゃう。今のところ有機物を壁に敷き詰めて吸収する方法が考えられてるんだってさ。