■チャットで恋愛してみ隊リターンズ
 この頃、このテーマから離れていた気もするが、何よりいまやネットは我々(特に某A君=俺。何度も言わすな(何))の生活に完全に溶け込み、その一部をなしつつある。よく、ネットの世界と現実の世界を分けて、「ノンリアル(オンライン)」、「リアル(オフライン)」と呼ぶ風潮があるようだが間違ってはいけない。ネットは我々のリアルの一部であり、この恩恵無しでは現代人は金を下ろすことも各種のチケットを予約することも出来ない、言わば現実生活自体さえ、ネットにねっとりどっぷりな状態になってきているのだ。
 従って、あまりこの頃では「ネットオタク」などの人種の誹謗中傷もあまり見られなくなった。何故かといえば、ネットにアクセスする人口が多くなった為にネットオタクが大多数を占め、反対にネットユーザーでない人間が少数派になってしまったからだ。女子高生が真夜中に2ちゃんねるにアクセスしてきままに発言している現況において、そんな言葉は今や時代遅れである。

 一方で、ネットを利用した悪戯や犯罪も数を増やしつつある。人口が増えればその国の犯罪も増えるように、ネットユーザーが増えたんだからネットでの犯罪が増えるのも当たり前とも言えるが、それと同時にネットの自由奔放さが自体を悪化させていることも事実である。例えるなら、たこ足配線で無理やり増線して色々とつなげちゃってる部屋の如く、コードは絡み放題、コードを周辺機器から抜いてもう一回配線するにはもう手遅れだからそのままで、ところどころ熱もっちゃってるから虫が棲みやすいぞ、みたいな。

 そんな訳で防御対策はしっかりとっとこう、めんどくさいからってウィルスバスターを切っちゃってるA君とか、めんどくさいからって何処に訪問するにしても串を通さないA君とかは特に要注意だ。何処に落とし穴があるかわからない。そのうち、出会い系サイトを使った美人局(びじんきょくと読んじゃったやつは校庭10周)なんかも出てくるかもね。

 さて肝心のネットで恋愛してみ隊講座の始まりだ。ネットで犯罪が蔓延している中、出会い系サイトで誰かとウマが合い、これはもう馬乗りか? などと早まる前に、相手のことを良く考えてみよう。二人で合うのは危険すぎる、と女性は思っているに違いない。これはどんなに二人の仲がネットで親密でも、だ。反対にアナタの身も危険である。メッセで写真を見せ合ったからと言って、その写真が本人のものかどうかを確認するすべはない。待ち合わせ場所に言ってみたら誰もいなくて、向かいのマクドナルドから怪しい男数人がこっちを指差して笑ってる、ぐらいで済めばいいが、上記に書いたような美人局まがいの事態に襲われる場合だってあり得る。なのでココは最初は手堅く数人で一緒に飲み会に行くオフ会形式をとっておこう。後日、君がお目当ての娘とデートしようが決闘しようが結婚しようがそれは自由であるし、当局は一切関知しないし、なお、このテープは自動的に消滅する。だがまぁこのような方法が一番堅実だといえよう。

 勿論、最初から馬のりを所望するご婦人も、日本ってば広いからいるかもしれないし、そういう話も時々聞くのもまた事実である。が、我々はネットで恋愛してみ隊であり、ネットでチョメチョメし隊とは別団体であるのでそこをお忘れなく。そもそもネットで恋愛することにどんなメリットがあるのか? というと、それはネット以外の生活では出会いがあまり無い人たちでも、ネットなら現実世界よりも手早く知人を増やせるからである。また、現実世界では、大体同じ年代の人たちとしか出会いがないのが普通だが、ネットの世界では年齢差など無意味である。この頃のチャットサイトで、「初めて会う人はさん付けで発言しましょう」とか言及しているサイトもあるが、これはネットの醍醐味を半減させる面白みの無いありがた迷惑だとA君は思う。HNにさん付けしてレスを返すチャットなど興ざめこの上ない。年齢差があろうが呼び捨てで同じ話題について鼻を咲かせ、価値観の違いなどを楽しんでこそのネットもといチャットではないかと思うのだが。