■悪魔異聞録
もうねたなんかとっくにないので、今日はもう俺的にさっぱりきっぱりと開き直って、自分的な趣味について論じたいと思う。知ってる人は少ないかもしれないが、私のライフワークというか趣味?の一つとして、架空存在のデータベースを作る、というものがある。知らない人は、
神魔精妖名辞典を見てもらって欲しい。私が提唱する架空存在とは、古来から神話や聖典、伝承の中で受け継がれてきた精霊、神、悪魔、天使といった存在のことであり、近代、或いは中世の文学などの中で創造された存在などはこの中に入れてない。まぁ、RPGや小説や漫画のネタにされている彼等の、本当の姿を皆に知ってもらいたいと欲求がそこにはあるのだ。例えば、あるゲームの中で敵としてオーディンが出てきたりして何ターンもかからずあっさりと主人公(つまりプレイヤー)に殺されてしまったりする。本来、オーディンとは北欧神話に登場する、絶対に近い力を持つ最高神であり、人間に殺すことが出来るような存在ではないし、そんなコトを考えるだけ恐れ多い話しなのだ。こういった事を知ることによって、少しは彼等に対する(オーディン弱いよなぁといった)失礼な考えを変えていただけるかなという希望がある。
しかし、これらから漏れたものがゲームや漫画に出てくることもある。彼等を神魔精妖名辞典で紹介するつもりはないが、しかし、彼等に魅力がないわけではない。そこで、ここで紹介しようかな、と。
●ニャルラトホテプ(Nyarlathotep)
「ニャルラトテップ」、「ナイアルラトホテップ」などとも発音する。多くのゲームや漫画(ペルソナ2〜罪〜(ATLASのRPG)、ニライカナイ(アフタヌーン連載漫画))に登場する、「這い寄る混沌」とか、「無貌の神」とか称される存在で、クトゥルフ神話の代表的な神格だ。クトゥルフ神話とは、ハワード=フィリップス=ラブクラフト(1890〜1937)を始めとした小説家たちの書いた、恐怖小説に出てくるオリジナルの神が登場する一連の作品のことを指す。そこに登場する神たちは、多くがオリジナルであり(実在の神をモデルにしたクトゥルフ神もいることにはいる)、また多くの神が人間に仇成す次元を超えた異質の存在である。ニャルラトホテプ神はその中でも最も有名な邪神である。彼の力はほとんど神に並ぶほどの無制限に発揮されるが、直接的に手を下さず、人を騙したりそそのかしたりして人間全体を破滅へと導こうとする。一例として、ニャルラトホテプは核兵器の開発にも一役担っているという。小説にしか登場しないオリジナル悪神にもかかわらず、なんとアメリカには「ニャルラトホテプ協会」なる秘密結社が実在するし、小説にしか出てこない魔道書「死霊秘法(ネクロノミコン)」が実在するという噂が経ち、古本屋の図書目録に登場するようになった。
●ジャバウォック(Javawock)
少年サンデーの連載漫画「ARMS」や、スクエアのRPGゲーム「ファイナルファンタジー」に登場する。元々は、「不思議の国のアリス」などで有名な作家ルイス=キャロル(1832〜1898)の作品に登場するもの。と言っても、その登場は詩の一文の「Javawocky(ジャバウォックのような)」という単語でしか見ることが出来ない。勿論そのような名の怪物などは伝承の中にも存在しない。完全なキャロルのオリジナルである。