■立ち上がるのか? 伏せるのか?
 もう何回も論じてきたような気がするが、日本ってナンなんだろうって思う。国の体制はミニマムなレベルでその国の社会にも現われる。日本にはかつて主張があった。学生運動などがあった頃は、どっちかというとむしろ市民が不満をしっかりと訴える健康な世代であったと言えると思う。大学で習った教師の中で、杉山徹宗先生という人がいた。この人の専門は国際関係論で普段は明政大学で教鞭をとっている人だ。この人は結構有名な先生らしいのだが(TVで見たこともある。テロ騒動の時とか)、どっちかというと過激な考え方をする人で、「中国に慰謝金なんぞもう払う必要はない」とか平気でいう先生だった。
 私にはそこまでの事をいう知識も領分もないが、ただコレだけは思う。日本は臆病者だと。何故日本が金だけで解決し、靖国神社参拝を前倒しにしたり、自衛隊派遣を渋ったりするかと言えば、ひとえにそれは政治の最終的手段が「戦争」である、という考えが頭にまったくないからだ。確かに戦争なんぞ起きなければそれに越したことはない。が、何もみんなが人を殺したくて戦争を起こしているわけではない。日本では最近いじめを苦に自殺する若者があとを絶えない。自分の人権が侵されているというのにそれに無抵抗で耐えようとしても何の解決にもならない。やられたらやり返せばいいじゃないか? そう思うのなら、それは国際問題にも当てはまる。国が蹂躙されても涼しい顔をして金を片手にニッコリ笑っているのは日本だけだ。国際法には戦時のルールを決めた「国際戦時法」というのがある。つまり戦争は国際的に認められている行為だと言える。

 戦争なんぞやりたくない。その一点張りで、日本の平和が侵されたときも押し通すのか? 立ち上がるのか?伏せるのか? 戦争に赴く軍人は、国の為ではなく友達と家族のために銃を取る。