■テロリストとは何なのか?
あんなに事件が起こっているのに今更なんだよ、と思われそうですが、まぁとにかく聞いていただきたい。テロリストとはつまり何なのか? この言葉は元々「terror」というラテン語から来ている。これは「脅かす」と言う意味だ。英語にすると「恐怖・恐怖の的・非常な恐ろしさ」といった意味になる。となると、テロリストは「恐怖を起こす人・平和を脅かすもの」といった意味になるが、彼らは別に暴力を奮いたくてテロリストになったわけではない。
多くのテロ集団はその根本に宗教の思想を掲げている。そこには「信念」があり、彼らはその信念の為なら自分の命だろうと他人の命だろうと奪っても構わないと思っている。彼らの多くは、自分達の信じる教義と、母国の教義が一致していないことから、「社会に虐げられている」、「世間から無視されている」といったような「抑圧感」を持っている。だが、彼らは宗教の協議に沿って「正しく」生活しているので自分達は「神に従順である」という絶対的な正義感も持ち合わせている。何故我々は「正しく」生きているのに「抑圧」されなければいけないのか? こういった二つの感情「抑圧/疎外感」と「自分達は正しいと思う心」が一緒になると、そこに狂った正義が生まれる。
明治の維新派思想家(誰だったかは忘れた。吉田松陰だったようなまったく違うような。ごめん多分まったく違う)が、こんな風に言ってたらしい。「江戸の狂った社会を正しく直すためには、我々も狂うこともいとわないほどの正義、「狂の正義」に至らねばなるまい」。まさしく、テロリスト達はこのような心境でテロを行っている。彼らの持っている「神は我とともにあり」、「或いは正義は我とともにあり」という絶対的な信念、ある意味、熱狂ともいえるその信仰心は彼らを不死身にさせる。別にコレは大げさに言っているわけではない。感覚は常人であってもある程度コントロールできるものである。初デートで腹痛になっても耐えられるのもその証拠だ。義経を守りたい一身で武蔵坊弁慶は全身に矢を受けても倒れなかった。ジャンヌダルクは火刑に処されながらも祈りをささげつづけた。ミンツァーの徒はギロチンで首をはねられたあと自分の首を持って数十メートル走ったと言う。
彼らに共通しているのは絶対の信念であり、自分が正しいという一種の自己暗示である。それがあるからこそ彼らは手強いし、戦争は長引くと思う。テロリストは損得ではなく信念を賭けて戦うからだ。って別に応援してるわけではないけどね。全然反対です。
ところで前に書いた、北アイルランドのカトリック系武装過激派組織、「IRA(Irish Republican Army)アイルランド共和軍」が一連のテロ騒動を受け、武装解除に踏み切りました。いいことです。っていうかオイラ結構、今ホットな話題も扱ってるよね。本当はうといのに。すごいな俺、って思った。でも誰が読むんだろこんなの、っても思った(腐)。