E60 M5 試乗 最新で最強の500馬力 M5でのサーキット試乗ムービー 

やはりM5のエンジンは素晴らしかった。POWERモードでの試乗である。  感動という点では、その差は大きいが B10 3.2に次ぐまあ感動のエンジンだった。 特にストレス無く回るV10でパワーの落ち込み感が無いためあっという間にリミットに当たるほどだ。(実際に何度かあててしまった) 音も良く、パワー感も申し分ない。少なくとも39のM5にはパワー感は感じられなかったが、 このエンジンは回転比例のパワー感があり楽しい。
参考に 動画の中間付近で回転音が一定になるポイントがあるが、それがレブリミットである。又最終コーナ出た直線はフルスロットルでの加速である。(M5の試乗だけあって、先導車もそれなりに速かったが前のM5が遅すぎてストレスが溜まってしまった。)
良い事ばかりではなく気になる所を書くと、設定が一番ハードな状態ではなかったかもしれないが SMG3が高回転域でシフトダウンしないのだ。 用はシフトダウンするとレブを越えるからかもしれないが、何故そうなるかというと、意外とスムーズで、回転感が少ないので高回転を維持してしまい意味もなく回しているのかもしれない。
又、シフトダウンのショックの少なさとブリッピングは素晴らしいが、フルスロットル時の変速ショックとラグが大きく サーキット以外でのコーナでは、ラグとショックがあると リヤが簡単にブレークするかもしれない。特にワインディングや、パッセンジャーシートに人を乗せたときなどは気を使うし疲れそうである。
又、シャーシが重い為に、狭い道ではとても振り回せそうも無く、ストレスが溜まりそうである。そんな心配は使い切った場合の話であり実際は意味がないかもしれない。 しかしながら高速での加速は病みつきになるかも知れない位に気持ち良い。それにしてもパワーもあるが燃料も大食いの大したエンジンであった。試乗終了後 後ろのM3試乗の人がとても着いていけなかったというコメントが印象的であったが、2/4ドアセダンで対等に渡り合えるのはB5位かもしれない。
このエンジンとのマッチングを考えると軽いM6だろう。BMWはその辺を考えて、M6をCSLのように軽く仕上げたのかもしれない。