デイリー・インサイト

2004年2月

2004/02/25(水)

駄菓子バー


2004/02/24(火)

■『AERA』3/1号の特集は「負け犬男だって遠吠え」。アエラなので中身は例によってアレなんだけど、『LEON』をちゃかしたこのコラージュにはちょっと笑った。

2004/02/22(日)

負け犬の遠吠え研究(@エキサイトBooks)

■隔週発売の雑誌『ぼく、ドラえもん』創刊号が売れているみたいけど、僕は何故かドラえもんよりもオバケのQ太郎のほうが好きだった。

 オバQはドラと違って主人公を助けるわけでもなければ目標があるわけでもない。よく食べよく遊びよく寝るだけの、非生産的で非常識で迷惑な居候だ。そしてとにかく喜怒哀楽が豊かだ。泣く、笑う、愛する、怒る・・・彼は論理や説教とは反対の力で突き動かされる「永遠の子供」だった。日が暮れても公園に残り、もっと遊ぼうと駄々をこねるわがままな子供。そしてそれは、パンク・ムーブメントの中心人物だったジョン・ライドンの姿ととても似ている。オバQはパンクだった。

「ジョン・ライドンは、ぼくたちにひとつの謎をかけました。それは、遊びつづけることが可能であるかどうか、永遠の子供が、この地上で、誰の助けも借りずに、たったひとりで遊びの中を生きてゆくことは可能であるかどうか、という誰もが必ず心のどこかで欲求し、あるいは自問しつづけているはずの問いでした。(中略)ギャーギャーと泣き叫ぶだけの赤ん坊、泥と鼻水と涙で顔をくしゃくしゃにした小さな子供、失語症者の爆発的な情動発作、カンの虫---彼の歌は、おそらくそういったものにどちらかといえば近く、反対に書いたり話したりする機能とは最もかけ離れた声の使用法にもとづいて書かれている、人間のひとつの極端なアクションを示すものでしかなかったのです。」
北村昌士(『フールズ・メイト』1985年2月号)

 イギリスではジョン・ライドンが再び人気者になっているらしい。芸能人が出演するリアリティ番組で好き放題やらかした結果だそうだ(ホウテンゲキ2/3やrickdom2/18も参照)。ジョンは相変わらず一人で遊びつづけている。

 オバQで描かれた「遊びつづける永遠の子供」というテーマは、考えてみたら(いつまでも自由でいたい)「フリーター」や(いつまでも好奇心旺盛なままの)「負け犬」に通じるものがある。気付くとオバQ的な生き方が日本で増えていた。今の日本人は遊び続けたがっている。

 権利関係の問題で今では入手困難なオバQシリーズだけど、実は「劇画・オバQ」という外伝があって、これだけは現在でも読むことが可能だ。平凡なサラリーマンになり結婚もした正太に再び会いに来た、相変わらず子供のままのオバQ。両者のすれ違いをリアルに描いた切ない佳作だ。

 遊びにはいつか終わりがあり、誰もが大人になって公園から去る。暗くなった路上で遊びつづけるのは、かなりの勇気と覚悟を要することだ。それでも「もっと遊ぼう、ずっと遊ぼう」というオバQの誘惑は、今の僕にとって魅力的に思える瞬間が度々ある。



藤子・F・不二雄―ビッグ作家究極の短編集
(「劇画・オバQ」収録)


2004/02/21(土)

■大塚愛 = 美人のaiko

■コリン・ファレル = アメリカの火野正平

■井上和香 = ビキニのドナルド・マクドナルド


2004/02/18(水)

■エヴァネッセンス来日記念としてポジパンDJを更新。題して「暗黒の歌姫たち」。今回はアマゾン・アソシエイトにも挑戦してみた。でもアマゾンでは売ってない作品が結構ある。


2004/02/16(月)

■ちょっと前にヤフー・オークションで「『飛べ!孫悟空』の撮影で実際に使われた人形」が出品されていて驚いた。あの番組も『八時だよ!全員集合』のように権利関係をクリアしてDVD化すればヒットするはずなんだけど。

2004/02/15(日)

れいこさんのレビューでも絶賛されているように、『彼女が死んじゃった』の第五話はかなり良く出来ていた。やれば出来るじゃないか日テレ。

■JUGEMというサービスを利用してCMインサイターというblogを試験的に作ってみた。blog作りの練習がわりに、今後はCMに関するネタはCMインサイターのほうで書いてみることにする。


2004/02/12(木)

酒井順子インタビュー(@Yahoo!BOOKS)


2004/02/11(水)

■表紙画像を『帰ってきたウルトラマン』の「怪獣使いと少年」に変更。負け犬らしく。

■博報堂の調査によると「美人」と「金持ち男」はトク

■なんとグラミー賞の新人賞を獲得したエヴァネッセンス。最優秀アルバムも僅差で2位だったという噂だけど、ファンの僕でも「そんなに凄いアルバムか?」と思う。似たようなアレンジの曲ばかりだし、メロディーも昔のハートみたいな感じ、つまり80年代ノリ(まあ個人的にはそれがいいんだけど)。インディーズ時代のアルバム"Origin"のほうが楽曲的なクオリティは高いと思う。再発すればいいのに。



グラミー授賞式のエイミー。
着ているのはh.NAOTOという日本のゴスロリちゃん愛用ブランドらしい。


2004/02/09(月)

『負け犬』にみる結婚難時代

 「『30代以上・未婚・子ナシ』は女の負け犬」と唱えて大反響を呼んでいる『負け犬の遠吠え』(酒井順子著)。自らを負け犬と認める著者が「弱さを認めた犬のようにお腹を見せておいた方が生き易い」と30代独身(キャリア)女性の悩める心情と生態を赤裸々に描いた問題作。プロらしい軽い文体で書かれているから、笑えないような内容を笑いながら読むことができる。

 「負け犬」は女性セグメントを規定するキーワードとしては久々のヒットだ。これを読んで「これってあたし!」と興奮気味に負け犬宣言を口にする30代女性、に限らず20代女性までもが僕の周りで急増している。時代はコギャルから負け犬へ。AERAは今後一年はこれをネタにし続けるだろうし、テレビは負け犬を主人公にした日本版ブリジット・ジョーンズのようなドラマをつくるだろう(しかもバッドエンディングで)。そういえば松嶋菜々子が妊娠したらしいけど、彼女は『やまとなでしこ』以来一貫して「勝ち犬」のシンボルとしてそのポジションを磐石なものにしてきた存在といえる。そう考えると負け犬の希望は今のところ常盤貴子と深津絵里か。

 ちなみに著者によると男の負け犬代表は独身オタクということになるらしい。


関連リンク
負けを認めましょうやby酒井順子(@講談社BOOK倶楽部)
気がつけば「負け犬」(@PRESIDENT Online)
子育て女性は『勝ち犬』女か?(@All About Japan 子育て事情)
負け犬の遠吠え(@-brightwrite- My Life My Style @TOKYO)



負け犬の遠吠え』(酒井順子)


2004/02/08(日)

■近所の古本屋で村上龍の本(主に80年代のやつ)が大量に叩き売られていたので店主に尋ねたところ、村上春樹の古本は売れるけど村上龍の古本は売れないらしい。以前も書いたように彼の小説はアートではなくマーケティングだから、発表された時点で読むことに意味があるわけで、過去の作品に人気が無いのも道理だ。秋本康的な創作姿勢の産物といえる。関係ないけど秋本康って次は絶対blogを狙ってくるような気がするな。


2004/02/03(火)

■T3の女の人が全裸になってるiモードショッピングサイトのCM。裸にすることで注目を集めようという計算なんだろうけど、裸であることよりも乳の離れ具合と潰れ具合が気になって、何のCMかは全く記憶に残らない。

2004/02/02(月)

■一昨日の『それからの日々』の視聴率は20.3%。てことは『岸辺のアルバム』を『白い巨塔』みたいにリメイクすれば20%とれるぞテレ朝。

■どの牛丼チェーンも使いたがらないということは、そこまでマズいのかオージービーフ。


2004/02/01(日)

■昨日放映された『それからの日々』(テレ朝)を見て、僕の中の山田太一が完全に終わった。名前だけでなく能力の衰えまで堺屋太一と同じになっちゃったな、と。リストラ再就職、妻の浮気(未遂)、息子のフリーター的転職生活、娘の不倫、どれひとつ満足に描けていない。学歴さえよければハッピーだった時代に『ふぞろいの林檎たち』(1983)で「学校どこ?と聞かれるのがイヤな学校にいる若者たち」の話をリアルに描いて見せた彼だけど、もう取材を重ねてドラマを作るのはキツイんだろう。考えてみたら今年で70歳だし。

 『13歳のハローワーク』が48万部刷られる時代に生きるフリーターとその家族を山田太一だったらどう描くのか興味あったんだけど、それはたぶん彼の仕事ではなくて次の世代がやることだ。

□「僕のような(フリーランスの)仕事は、絶えず入学試験をしているようなものでしょう。絶えず相手が変わって、その人たちが毎回、僕の書いたものに判断を下す。だから、元気があって、自信もあるうちはいいんだけど、四十代くらいになると、肉体的にも精神的にも、なかなか元気を保てないんですよ。その頃、本当にフリーランスって「キツイ」と思いました。実感としてね。(自分の身近な若者がフリーターになりたいと言ったら)やっぱり「キツイよ」と言います。今はいいけど、先は「キツイ」ことを覚悟しなければいけないことを、親なり、周りの人は言わなければならないでしょうね。(中略)ただ『ふぞろい』の頃のように、良い大学を出て良い会社に就職するということが、絶対的な価値基準でなくなっているのは、社会が成熟した証ですよね。」
山田太一
『Z-KAN』2000年11月「フリーターってどうよ?」より抜粋


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