デイリー・インサイト

2002年9月

2002/09/30(月)

■TBS『ワンダフル』の後番組『Pooh!』がスタート。司会の白石美帆を含め、メインとなる4人の女性タレント全員が無難トークしか出来ない地味キャラだったので先行きが危ぶまれる。小川奈那はちょっとカワイイけどさ。それにしても白石美帆は雰囲気も名前も乳の形も吉岡美穂とキャラがかぶってるよな。


2002/09/29(日)

■昨晩フジテレビで放映されたサマーソニック特番は、昔好きだったバンドやCDでしか知らなかったようなバンドが映像で確認できてとっても便利。ANDREW W.K.はいつも鼻血を出すわけじゃないんだね。THE FLAMING LIPSの着ぐるみ踊りを見ていたらTHE CUREのプロモビデオを思い出した。HANOI ROCKSは今でも充分にイケる。スージー姉さんのステージはツインピークスの一場面みたいに見えた。THE HIVESは初めて見たけどカッコイイね。NOFXはブッシュに悪態つきまくり。SUEDEのブレットは激しくオジサン化が進行。WEEZERのベースが無駄にマッチョなのでビックリ。

 大好きだったMORRISSEYは、すっかり過去の人みたいな佇まいで、まるでフランク・シナトラが”MY WAY”を唄うようにTHE SMITHS時代の名曲”THERE IS A LIGHT THAT NEVER GOES OUT”を唄った。



■VANILLA FUDGEがカバーしたことで有名なダイアナ・ロスの”KEEP ME HANGING ON”を五木ひろしもカバーしてたって知ってた?


2002/09/26(木)

■ハウス食品が2002年8月に発売した新商品「パンでプディング」がヒットしているらしい。

■小池栄子が坂田亘(格闘家)とガチンコ恋愛(フライデーより)。坂田といえば、まだリングスに所属していた頃、しょっぱい試合をした後に控え室で前田日明兄さんにボコボコにしばかれたパイプ椅子事件で有名。巨乳が大好物の前田兄さん、今回のこのニュースに歯噛みしてるんじゃないかな。


2002/09/25(水)

■アラーキーの超特大写真集『ARAKI』出版記念パーティーに参加。彼の写真にはさほど興味は無いんだけど、松尾スズキとのトークバトルがあると聞いていたので。でも二人の会話があまりスイングしなくて面白くなかった。アラーキーは海外で人気があるというけれど、きっと東洋のメープルソープ的な作風とカラテキッドの師匠みたいな仙人ルックっていうのが欧米人には分かりやすいんじゃないかな、と思った。

■六本木でピーター・バラカンを目撃。髪の毛がマッケンロー状態になっていた。


2002/09/24(火)

■日テレ9/22『K-1 誰が一番強いんだ決定戦』の視聴率は14.3%。一番強いのは武蔵ではなくボブ・サップだと誰もが思ったはずだ。あれはホモ・サピエンスの大会に一人だけフリーザ(第二形態)が参加してるようなもんだろう。あいつならメタルスライムでも一撃で倒せるんじゃないのか。キリンの缶コーヒー『FIRE』のCMでキムタクがレイ・セフォーと対決するらしいけど、キムタクも「ひとり暗黒大陸」ボブと戦ったら認める。

■『天体観測』を見続けていたせいか、スピッツの『三日月ロック』を聴くとスピッツがバンプ・オブ・チキンの真似をしているようにきこえる。スピッツごめんな。


2002/09/23(月)

■一部で絶賛されている『ドニー・ダーコ』を見た。エコー&ザ・バニーメンの名曲「キリング・ムーン」で始まる妄想青春映画。1988年10月2日、高校生のドニー・ダーコの前にウサギの着ぐるみ「フランク」が現れて、もうすぐ世界は滅ぶと伝える。それ以来、彼は幻覚を見たり彼女が出来たり破壊活動をしたりとイベント目白押し。そしてとうとう---。

 1988年10月2日、僕はまだ十代で郊外の住宅地に住んでいた。ケータイもインターネットも無かったし、コンビニも今ほど多くなかった。刺激を音楽に求めた僕は、エコー&ザ・バニーメンとかのニュー・ウェーヴを聴いていて、斜に構えて「明るいだけが世の中じゃないんだ」って思いながら学校に通っていた。ホラー映画もよく観たし。ほとんどドニー・ダーコと一緒だ。

 そんな僕にとってこの映画は最大のシンパシーをもって体験できるはず、と期待しまくりで観たわけなんだけど・・・期待が大きすぎたせいか、ちょっと拍子抜け。もうちょっとテンポよく作れなかったのかな、とか、登場人物の心情がイマイチ描けてないよな、とか、いくつか不満が残る。最大の不満は、あのラスト。ネタバレするので詳しくは書かないけれど、ああいう形で終わらせられると僕にとってのリアリティは薄まっちゃう。

 たぶん、当時の日本とアメリカの終末観の差に原因があるんだと思う。日系アメリカ人の友人に聞いた話だと、冷戦が進行していていた80年代のアメリカでは、ボタンひとつで世界が終わるハルマゲドンの恐怖を日本よりもはるかに身近に感じていたそうだ。それこそレーガン大統領は死を招く象徴=ドラキュラに見えた、と。だからこの映画のラストは、ドニー・ダーコ個人に降りかかったプチ・ハルマゲドンってことなのかもしれない。

 でも当時の日本、つまりオウム事件以前の日本の青春っていうのは、ダラダラ続く日常に対する苛立ちに支配されていて、むしろ「終わり」が来ないことに対する不満や不安が大きかった。このラストシーンみたいに日常が偶然的に終わってくれたりしなかった。だから『うる星やつら ビューティフル・ドリーマー』のように、あるいは『ウルトラセブン』の「円盤が来た!」のように、ラストでもダラダラと日常が続いてくれたほうがもっと入り込めたんだと思う。

 まあでも校舎の前でチューをするところとか、自己啓発セミナーの教祖の演説とか、印象的なところも多々あった。とりあえず『ヘザース』や『ゴーストワールド』といった「ヘンな学園青春映画」の流れをくむ佳作であることは間違いない。日本でもこういう映画がもっと増えればいいのに。

■『ドニー・ダーコ』を上映している映画館にウサギのフランクがいた。希望者と記念撮影をしてたんだけど、希望者が少なくて退屈そうだった。




退屈のあまり着ぐるみの足元を直していたフランク


2002/09/18(水)

■今回の北朝鮮の話題って、職場では意外と口にしないもんだね。

■昨日の『天体観測』最終回の視聴率は12.9%。

■『サバイバー』の視聴率が上がってる。最近4回の視聴率推移は5.7%→6.9%→8.1%→9.0%。僕はもう見てないんで内容に関してはなんとも言えないんだけど、新聞のテレビ欄のタイトル文は明らかに変わった。以前は誰が生き残るか、あるいは落ちるかを煽っていたのが、最近は「史上初の恋愛!アイドルとクマが本気発展!」とか「関口と純情クマさんの恋は実るか?手に手をとり生き残りに挑戦!」とか「マドンナ関口が恋愛爆弾発言!どうなるクマの純情と恋の行方!」といった具合。これ、知らない人が読んだら『あいのり』だと思うはず。そう、『サバイバー』は出演者をキャラ化し、『あいのり』的な恋愛ドキュメンタリーの顔をすることで蘇生したっていうわけ。意外と簡単なカラクリだ。きっと 『天体観測』もサブタイトルを『あいのり』系にすればよかったんだよ。「美冬ピンチ!元キャバクラ嬢の強力ライバル出現!そのとき魚屋は・・・」みたいに。


2002/09/17(火)

■『天体観測』は最終回もひどい出来。なんなんだ、あれ。見所はアリス(上原美佐)の制服姿のみ。ラスト近くで伊藤アニータ英明が「胸張っていきましょう!」って言うんだけど、『ふぞろいの林檎たち』ラストの名台詞をこんなかたちで引用されちゃって、山田太一も草葉の陰で泣いてるよ。まだ死んでないけど。

■ていうか一番ひどいのは「よど号」グループだよな。


2002/09/15(日)

■ドアーズが再結成ライブをしていた。しかもボーカルはカルトのイアン。

 ドアーズっていうのは1960年代のアメリカ西海岸ロック界のサイケデリック番長。ジャンキー兼ボーカルのジム・モリソンが死亡したために1972年に解散して伝説になった。一方、カルトは80年代イギリス・ニューウェーヴからアメリカン・ハードロックに転向した元ポジパン御三家で、いまだ現役。一歩、いや、三歩くらい間違えば10年後にはエアロスミスみたいなポジションにいるかもしれないバンド。

 これはつまりどういうことかというと、カルメン・マキ&OZがオリジナルメンバーで復活、しかもボーカルはカルメン・マキではなく華原朋美、みたいな、それくらい微妙に見てみたい(一部の人にとっては)夢の組み合わせだったりする。

 9月6日に行われた再結成ライブのレポート(写真はこちら)を読むと、Light My Fire や Love Me Two Times といった当時の代表曲をイアン流の雄叫びビブラート唱法で披露していて、結構評判も良かったらしい。今後はこのメンバーで新譜も出すとのこと。ただしあの The End だけはジム・モリスンの唄だから、という理由で封印するんだとか。

 ベトナム戦争と表裏一体の存在だったドアーズが、アメリカ-イラク戦争がまさに勃発しようとする現代に復活して表現するものは・・・。ブルース・スプリングスティーンの新譜みたいな保守ロックだったりしたらビックリだ。

スタンダード反社会学講座(情報源:hard で loxse な日々

 一気に全部読んだ。素晴らしい。ロジカルでスリリングな美文。こんな文章がタダで読めるなんてインターネットって素敵。


2002/09/12(木)

組織が人を腐らせる--松本大マネックス証券社長インタビュー

 史上最年少(31歳当時)でゴールドマン・サックス証券のゼネラル・パートナーに大抜擢されたこともある天才オヤジ、松本大のインタビュー記事。『日経ビジネスアソシエ』に掲載されている全文はもっと面白くて、革命家、あるいは経済パンクスとでも言うべき彼の志を垣間見ることが出来る。老いぼれると誰でも保守化するから革命のための時間は限られている、と危機感を煽り、30代以下に旧体制打破を促すあたり、インテリ版ジョニー・ロットンと言っても過言ではない。彼のメッセージを歌詞にすればゴリゴリのハードコア・パンクとしてCDデビューも可能だ。日本の組織は腐ってる。僕も最近ホントにそう思う。


2002/09/10(火)

■青春モノだからって『天体観測』に少しでも期待した僕が間違っていた。これを「現在版ふぞろいの林檎たち」とか言われちゃって、山田太一も草葉の陰で泣いてるよ。まだ死んでないけど。

2002/09/09(月)

■今テレビでビーナス-セリーナ姉妹対決を見てるんだけど、こりゃあもうサンダ対ガイラだよ。

■「何かしおわって反省したり、満足していたら、本当は何もしていないということ。そして、なめくじが通ったあとのように、ぬるぬる光らせてゆこうとほんとは思っていたんだ。思っていたこととしてきたことは大分違う。」

 早川義夫『ラブ・ゼネレーション』から引用。部屋を片付けていたら出てきたので久しぶりに読んだ。


2002/09/08(日)

■『北の国から2002 遺書』は、五郎(田中邦衛)が事前にワイドショーで暴露していた通り、五郎は死なないし蛍は富良野を去るという展開だった。あのオヤジは生放送禁止(怒)。

 それはさておき『北の国から』サーガを締めくくる本作、前篇は安直な筋書きにどうなることかと思ったけど、後篇でうまくまとめたって感じ。蛍が富良野を去る直前の、家族の宴会シーンが良かった。「家族の再生」という古くて新しいテーマに対する、家族が壊れてなかった頃を知っている世代による解答、みたいな。父への感謝とか、子供/孫をいとおしく思う気持ちとか、新しい家族が増えることへの喜びとか。そういうものが素直に伝わってきた。

 問題はその解答が(特に新しい世代に対して)普遍性を持ちうるかってことなんだけど、こういうことって100%の正解は無いんだし、あのドラマの作り手世代(50代〜)としては現時点で後世に伝えたいベストの希望(遺言)だったんだと思う。その希望は、宇多田ヒカルが「全ての確信は希望であり、また希望こそが最大の確信でもあると思う」と言って家族を作った、その希望にちょっと似ている。

■とはいえ、今回は『北の国から』としては及第点というか、少なくとも大傑作とは言えない出来だ。やっぱり連ドラがベスト。倉本聰はスペシャルより連ドラのほうが向いている。あの頃の純のモノローグに匹敵する言霊にはそうそう出会えない。あと、倉本聰といえば僕は『ライスカレー』というドラマが好きだった。あれには中井貴一と時任三郎が出てたので、『ふぞろいの林檎たち外伝』という趣があった。中井貴一が木に挟まるシーンでプロコルハルムの『青い影』が流れるところは、僕の中で貴一のベスト死亡シーンだ。


2002/09/06(金)

■今日はフジテレビが「24時間北の国からテレビ」化してるんだけど、五郎が朝からワイドショーでネタバレトークを連発。誰か五郎を止めろ。


2002/09/04(水)

■タクシーに乗ったら、赤信号で止まる度に運転手がため息をついていた。運転席脇のボトルホルダーにはジョージア「明日があるさ」缶が置いてあったんだけど、何があったのかな、あの運転手。

 ところでジョージアの「明日があるさ」キャンペーンというのは、本当は明日なんかないのにニッポン中に空元気を出させた近年まれに見るキャンペーン成功事例なんだけど(皮肉じゃないよ)、一方でライバルであるBOSSのキャンペーンは迷走を続けている。鳴物入りだったコラボCMも話題になった割に商品は売れずに打ち切り。新しく始まった浜崎&豊川CMに至っては単なるタレントCMに退化している。今思えばBOSSのCMはクリントンのそっくりさんを使った「ガツンといっちゃうよ」の頃がピークだった。

■『濱マイク』の視聴率が『ギンザの恋』並の4%台になってるんだけど、いいのかな。

■『ふぞろいの林檎たち』『愛という名のもとに』『天体観測』という3つの青春ドラマを比較して何か書けそうな気がしたんだけど、『愛という名のもとに』に関する記憶が実はほとんど無いので挫折。チョロが自殺したシーンだけ覚えている。


2002/09/01(日)

■格闘技イベント『ダイナマイト』の中継を見た。古館のキャッチフレーズ作りのセンスに脱帽。「この肉体は輸入禁止!戦うワシントン条約違反」とか「奥が深いぞ!肉体のアマゾン」とか「魔性の格闘アメーバ」「技の世界遺産」とかね。でもボブ・サップ(超デカい黒人)に対して「ひとり暗黒大陸」っていうのは放送禁止なんじゃないかなと思った。


 
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