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しかしながら、世界2位である。
しかも、名波と中村と高原が離脱し、最終日には中田も帰国してしまった状況だったのだ。ベストメンバとは言えない状況下での見事な成績である。
決勝については愚痴の残る展開だった事は確か。
しかし、あのカメルーン戦(特に後半)を見せられて、一体何の不満があるのだとも、思う。
日本協会は、神業としか言えない彗眼で、フランスワールドカップで凡庸なチームだった南アフリカの監督フィリップ・トルシェ氏を代表監督に招聘した。以前も述べたが、日本の技巧を駆使したパスワークを活かすサッカーと、トルシェ氏のコンセプトは完璧に一致し、徐々に素晴らしいチームが作られつつある。そして、紆余曲折あったが、あのカメルーン戦のような、完璧と言っても過言ではない、日本代表チームを見せてもらえたのである。
今後のワールドカップ準備がどう進むかはわからない。ISLの倒産のために、最悪2002年大会そのものが中止となる恐れもまだ残っている。何とか、2002年大会が無事開催されたとして、特長と欠点が明瞭な日本代表が、上位進出するのは容易な事でないかもしれない。
しかし、あのカメルーン戦のような「完璧な日本代表」を一度でよいから見せてくれたのだから、私はある意味満足している。あの試合ができただけでも、我々はトルシェ氏を呼んだ甲斐があったのである。
ああ、新潟に行くべきだった…
結びに余談。
トルシェ氏の今大会で最も残念だったのは、中田の帰国阻止に失敗した事でも、決勝の謎の采配でもない。トルシェ氏には何の責任もないのだが、決勝戦試合前、ラ・マルセイユズをフランス代表が歌っていた際に、TVカメラが氏を大写しにしなかった事である。
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