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では、何故あそこまで惨敗したのかを少し振り返ってみよう。
直接の要因は議論の余地がない。あれだけの大差になったのは、
松田と楢崎の極めて凡庸なプレイで、試合そのものが壊れてしまったからだ。
一部マスコミに掲載されている最近はやりの選手の10点評価は不思議だ。
森岡や稲本が3点とすれば、松田、楢崎は、0点か1点であるべきだろう。
それにしても、もう松田には勘弁して欲しい。あの場面、
あれだけピレスをはっきりと手で止めて、見逃してもらえると思ったのだろうか。しかも、
自分を含めてペナルティエリアには充分に人数は足りており、
ピレスの体勢も決してよいものではなかった。落ち着いて正対すればよかったではないか。
一体あそこでホールディングをして、何の得があるのだろうか。
一部のマスコミが「あのPK提供には同情の余地がある」と記載していたが、
一体どのような同情の余地がある のだろうか。
下手なのは仕方が無いが、頭が悪いのはどうしようもない。ややこしいのは、
松田は戦術的には決して頭が悪いプレイをする訳ではない。敵の攻撃に対する読み、
ツボにはまった時の攻撃参加など、知的なプレイをしばしば見せてくれる。
しかし、全体の状況把握がなっていない。2002年地元大会に向けた大事な準備試合、
世界チャンピオンにアウェイで挑戦する自分たちの実力を世界に訴求できる格好の機会、
序盤を大事に乗り切る事がいかに肝要か。しかし、松田にとっては、
それよりも、一瞬目の前に到来したピレスを審判の見逃しと言う偶然に頼って止める事が大事だったのだ。
松田は戦術的な能力は高いが、戦略的な能力は極めて低いのだ。この男には、大局観がないのだ。
93年、日本で開催されたワールドジュニアユース、その時以来、
本当にこの選手に期待してきて裏切られてきた。そろそろ、あきらめた方がよいのだろうか 。
過去約20年間、日本はセンターバックに困った事はなかった。
加藤久と井原がいたからである。残念ながら、その後継の本命と目された松田は、
このフランス戦のあの間抜けなファールによって、
彼ら偉大なセンターバックの後継たり得ない事を証明してしまった。
トルシェ氏もつらいところである。後継候補が思いつかないのだから。
しかも、猛一人の候補である森岡は、この日持ち前の球際の弱さが目立った。やはり、
松田しか思い当たらないのである。
井原の反転能力を近年発達しているスポーツ医学の力で蘇らせる事はできないのだろうか、
と本気で思いたくなる。
楢崎のミスは、どう議論すればよいのだろうか。彼は、川口のように大当たりもしないが、
堅実で安定している点を評価され、A代表の座を確保している選手である。
しかし、この重要な試合で、完全に自分自身の特長を否定するようなプレイをしてしまった。
しかもあのファンブルは、精神的なミスではなく、技術的なミスである。
「アンリのシュートが鋭く、欧州のトップレベルとの経験不足を露呈した」
などとのアホな論評の問題ではない。枠にもいかない低いボールの処理を誤っただけであり、
あの程度のシュートなりクロスはJリーグでも普通のも のだ。
トルシェ氏もさすがに困ったのだろう。スペイン戦へのプレッシャを少しでも少なくするために、
川口を合宿から外すなど姑息な手段を取って、精神的な立ち直りを促したいのだろう。
スペイン戦は、楢崎の選手人生を左右する重要な試合となる。信用回復には実績以外にない。
スペイン戦にに凡庸なプレイを見せれば、
コンフェデレーションカップの日本のゴールは川口が担当する事になり、
再びチャンスが来る事はないかもしれない。
楢崎がそのくらいのプレッシャを己にかけ、好プレイを見せてくれる事を切に期待したい。
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