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では、もっと長い10年おきに日本サッカー界を俯瞰してみる。
60年代、五輪の地元開催で海外から監督を招き代表選手を集中強化、
結果メキシコ五輪で3位に入る。サッカーが次第に普及し、全国の中高校にサッカー部ができる。
70年代、代表は不振で勝てない時代が続く、将来の代表強化のためには、
若年からのボール扱いの指導が重要と言う考えが広まり、小学生からサッカーができる環境が広がる。
80年代、若年からのサッカー経験が豊富な選手が増加し、
代表チームがようやくアジアのトップと互角に近いレベルに戦えるようになる。
小学生のサッカー人口が野球に比べ同等以上となる。
90年代、代表チームが完全にアジアのトップレベルとなり、
念願のW杯出場を果たす。大人の草サッカーの広がりが、
草野球と同等以上になる。日本代表の試合はいつも満員になる。
10年と言うより長いスパンで見ると、89年の失敗がほとんど目立たなくなる。
同時に、現在の日本サッカーの充実が、60年代からの積み上げの成果であることもわかる。
先程の結論と全く逆の結論となるが、1度W杯への対応を失敗しても、
ロングレンジで見れば損失はそんなに大きい物ではない。
むしろ、短期的な事に目を奪われ、ロングレンジの施策を怠る事の損失が大きい。
これまた、非常に月並みな結論だが、日本サッカー界は常に10年以上先を見て、
若年層の育成、サッカーをプレイする環境の整備、
観戦者に対するサービス強化など戦略的な施策を実現すべきであり、
その施策の一環として日本代表のW杯への準備に最大限の努力が行われるべきである。
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