【サポーター写真展】〜トヨタ杯当日の収穫〜
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来る12月7日、東京フォーラムで2002年W杯の予選のドロー(組み分け抽選)が行われる#「インターナショナル・ウィーク」初日、
サッカー界には「インターナショナル・ウィーク」というものがある。その週にはFIFAの定める公式国際Aマッチが行われるため、各国のリーグ戦が休みとなる。W杯の予選はもちろん、欧州選手権の予選なども考慮される。前にも書いたが、五輪の予選はその対象外である。五輪出場チームはA代表ではないため、国際Aマッチとはならないからである。
年の瀬を迎えようとする今年の東京は、11月30日の「トヨタカップ」、12月1日の「2002年W杯の公式マスコット発表」、12月7日の「W杯の予選組み分け抽選会」と、世界のサッカー界が注目するイベントが目白押しで、意味は違うが将にサッカーの「インタナショナル・ウィーク」という様相を呈している。
まずトヨタカップだが、今年は20回という記念大会で、欧州代表は今をときめく「マンチェスター・ユナイテッド」。かたや南米代表の「パルメイラス」には、監督を含めれば5人の元Jリーガーがいて、嫌が上にも期待が膨らんだゲームであった。が、残念ながらゲーム内容は…?何しろ唯一の得点が、パルメのキーパーのチョンボではねえ。先取点を挙げたマンチェは、連戦の疲れからか超守備的なゲーム運び。ファンお目当てのスター選手ベッカムにいたっては、後半ほとんど前線に顔を出さずに終わった。はっきり言って期待外れでした。
この日の最大収穫は、ゲーム前に覗いた「サポーター新世紀」と銘打った写真展であった。国立競技場のすぐ近くにあるフジタ本社ビルの1階で行われていたこの写真展は、友人のカメラマン宇都宮氏が、昨年のフランスW杯で、ゲームではなくサポーター達を撮りまくったもので構成されている。氏は季刊「サッカー批評」第5号で、「フットボール漂白」と題してスコットランドのサッカー事情を写真中心でレポートしているので、目にされた方もいるだろう。
写真展の挨拶文を紹介すれば、「収穫」がどんなものか、お伝えできるかもしれない。
◆笑顔の向こう側に… 宇都宮徹壱(写真家)
ここに並んでいるプリントは、単なる「サポーターの人類図鑑」ではない。
今世紀最後のワールドカップを懐かしむために、展示されたものでもない。
全ては、あなたに「2002年」という近未来を想像していただくために、用意したものである。(中略)私は単なる「記録者」ではなく、その向こう側に「祖国・日本」を常に見据えながら、シャッターを切ってきたつもりだ。
西暦2002年、我が国と韓国でワールドカップが開催される。それはいわゆる「スポーツイヴェント」のイメージを遥かに超越した「祭典」であり、「熱狂」であり、「宗教」である。(中略)想像してみよう。私たちが「2002年」に実際に出会うのは、ロナウドでもジダンでもない。彼らサポーターなのである。サポーターこそが、「2002年」を想像するために最も有効な被写体であると、私は確信する。(以下略)
この連載の第一回で、「W杯には、競技とビジネスと祭りという3つの顔がある」と述べた。そして大方の日本人にとって、2002年で当事者となれるのは、3つ目の「祭り」としてのW杯であるとも。
ところで氏は出会ったサポーター達に11個の質問をしている。例えば、「あなたにとって最も大切なものは?」、逆に「最も憎むものは?」等と問う。この答えがまた実におもしろいのだ。(いかにも飲兵衛らしい顔をした)スコットランドのサポーターは答える。「最も憎むもの?イングランドさ。」そして9番目の問いに、「フットボールとは?セックスさ。」10番目は、「W杯?グッド・セックスさ。」と答えているのである。すこぶる+愉快!この男は「2002年には?どんなことをしても必ず日本に行く!」とも言明しているので、この写真が要注意人物の人相書きとして、その筋に使われるのではないか?といらぬ心配。
「あなたにとってフットボールとは?」という質問に、各国ほとんどのサポーターが「すべて」「情熱」「人生」といった哲学的な答えをしていたが、見た限りではたった一人、「スポーツ」と答えた者がいた。彼女は何国人か?答えは「アメリカ人」。うーん文化が違う、と納得。この写真展は新潟でも開催したらしいが、次はぜひ静岡でも…。
等と関心して眺めていたら、突然携帯電話が鳴った。「(加藤)久です。来年、現場復帰することになりました。ベルマーレ湘南の監督です。」「エッ!」絶句。その電話を聞いた場所が、来年ベルマーレから撤退を決めているフジタ本社だというのがなんとも皮肉。次回は「公式マスコット発表」のレポートです。
『サポーター新世紀 写真展HP』へのアクセスは
http://www02.u-page.so-net.ne.jp/qa2/tag/shasinten.html |
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