■ 壬生の旅 ■

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いきなり、ひさしぶりに会社の先輩の中山さんから電話がかかってきました。




「新撰組見てるか?」



この人は、いつも唐突です。


大河ドラマ新撰組…まったく見てませんが。面白そうだなあとは思ってたんですが、

一話取り逃してから、諦めちゃったんですよね。





話を聞いてると、新撰組ゆかりの施設が、期間限定で公開されるっていう話で、

いい機会だから、見学して回らないか、とのことでした。



新撰組はわからないけど、そういう古い日本家屋をめぐるのは楽しそうです。



「わかりました。行きます。」












さて、当日




やって来ました京都駅。



っていうか、なんで待ち合わせ時間決まったの当日の午前0時すぎてるんですか?


いきあたりばったり過ぎです、中山さん。




今日のメンツは、中山さん、オキタさん、SIXXさんと私の4人



待ち合わせ場所も、指定がいい加減で、いきなりみんなすれ違ってるし(笑)




無事合流して、まずは丹波口に向かいます。

歩こうかという話もあったのですが、炎天下の盆地京都で30分強歩くのは、

自殺行為ですよ・・・。






丹波口についてから、歩くこと10分程。




島原という地区につきました。







京都の中心部にあった花街(かがいと呼ぶのが正式らしいです。)が、京都の

都市機能の拡充と共に、中心部にあってはなにかとまずいということらしく、

2度移転させられたのだそうです。その境遇が、九州の島原と似ているから

この名前がついたとか。








しばらく歩くと、輪違屋が見えてきました。



日本で唯一の太夫がいるお店だそうです。






芸妓さんの斡旋をする置屋というところらしいです。(うろ覚え)














そしてもうしばらく歩くと、角屋が見えてきました。










角屋さんは現存する唯一の揚屋(芸妓さん達を呼んで宴会するところ)らしいです。






正面の入り口。こっちからは入れないようになっていました。









角屋さんと、新撰組のかかわりなのですが、まず、芹沢鴨が暗殺される夜に

宴会を開いた場所ということになりますか。





入り口入ったらまずこれが目につきました。



刀傷だそうです。


新撰組は、角屋で、掛けで飲み食いが出来てたそうなのですが、

どんどん膨らんでいく歳費に困った上層部が、角屋に対して、

新撰組の連中が来ても、掛けで飲み食いさせないでくれと

指示をだしたそうです。隊員達は、飲み食いできない腹いせに、

角屋さんのいろいろな所に刀傷を残しています。

子供か!(笑)







台所。

省スペースの為にいろいろ工夫が凝らしてあるそうです。

神棚を天井からぶら下げてみたり・・・







刀箪笥

刀を置くためのロッカーですね。






引出しの中はこんな風になっています。






箱階段。横が引き出しになってるんですよね。







お庭。すごく落ち着きます。







屋根が張り出してあるんですけど、支える柱がない。

柱は風景が見づらくなるので、使わなくていい構造に

してるんだそうですよ。







中庭です。









案内の人に教えてもらったので、外周の柵の部分の刀傷も探してみました。









お墓がある壬生寺










近藤勇像です。






そしてこれがお墓。芹沢鴨さん達他多数のお墓だそうです。











コスプレのお兄さん。記念写真とったり、太秦映画村のチラシを

くばっていらっしゃいました。暑くて大変そう。





そして、八木亭に。



角屋の宴会の後、ここに戻って来た芹沢鴨を、土方や沖田あたりが

暗殺した場所だそうです。














屋敷の中は写真撮影が不可だったので取れませんでした。

祇園祭と、大河ドラマ効果で、人がめちゃくちゃいて、狭い部屋に

40人ぐらい詰め込まれて説明を聞いていた時は、気が遠くなりそうでしたよ(笑)








見学のあとは隣の休憩所で、お茶と茶菓子を頂きました。



喉渇いてたし、お昼時なのでおいしかったです。










新撰組終了。


川原町まで、電車に乗って、ご飯を食べて京都駅方面に向かってると・・・



祇園祭の山鉾発見。




横目でみつつ


京都駅到着


エスカレーターが見えたので、上まで上ってみました。



すごく高いんですよね。ちょっと心臓がきゅっとしました(笑)






京都のすごく古い建造物と、1番あたらしい建造物を一緒に見て

なかなか好対照だよなあとか思った日でした。



生八橋と抹茶ショコラをお土産に帰りましたとさ。





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