奈良の小さな再発見―古刹は未来志向


00.02.15 茶谷 達雄

schaya@ba2.so-net.ne.jp

少し離れた小さな古刹へ 1999年10月の25日から27日にかけ、久方振りの奈良見物に行ってきました。
足があまり丈夫でない義母との観光でしたので、タクシーをチャータしての回遊でした。そのため、東大寺や春日大社のような大型観光施設だけでなく、少し離れた小さな古刹の寺も幾つか行けました。

古刹は3点セット
それらは、塔と池と本堂の3点セットで、池を中にして塔と本堂が、相対して構築されていました。説明によると塔は過去、池は現在、本堂は未来を象徴しているとのこと。
池は現世を鏡のように映しているとか。そのような立場で見てくると、本堂のご本尊の仏像は、未来を示しているように強く感じられてきました。さまよえる魂を鎮めるための仏像ではなかったようです。

葬式仏教から離脱し未来志向に
これは私にとっては、新しい発見です。神仏習合から分かれた明治以降の葬式仏教の観念に染まっていましたので、驚きでした。
これからは、古刹は未来志向で見ていこうと思った次第です。奈良での小さな再発見で、この旅行の大きな収穫でした。