ガラパゴス油流出事故についての続報
【油事故続報】

2001年2月15日、同じ船から再び油が流れ出した模様。
近くの港町に油が流れ着き、死んだ2羽のペリカンが発見され、1頭のアシカが油まみれで救助された。
住民に魚介類を食べないよう呼びかけているが、住民たちはそれを無視して、いつもどうり近くで漁を行なっている。

海辺で無邪気に遊ぶガラパゴスの子どもたち。
わずか800メートル沖合いで座礁した船からはいまだに油が流出している

エクアドル政府関係者が現地を訪れて、今後の対応を検討する模様。


南米エクアドル、ガラパゴス諸島南のサン・クリストバル島で、2001年1月16日午後10時ごろ、燃料船”Jessica”が座礁、大量の重油とディーゼル油が一緒に流れ出した。

サン・クリストバル島、わずか800メートル沖合いの浅瀬に座礁した
小型タンカー
”Jessica”

ガラパゴス諸島は、エクアドルの西、約1,000キロ。固有の生態系とダーウィンの生物進化の実証の場となり、さらに、世界遺産にも登録されているところである。

いち早く米国沿岸警備隊が現場に駆けつけ、油回収作業を始めた。
エクアドル当局によると、同船は110万リットルの重油とディーゼル油を積んでいた。海上では、沿岸への油の到着を緩和するために中和剤が撒かれた。



2001.2/1【ガラパゴス油流出事故 経過報告】

約60羽の鳥が油まみれで救出されていました。

油まみれになったガラパゴスペリカンを洗浄するボランティアの人たち

洗浄された鳥たちは、その後もリハビリセンターで2週間以上飼育され、
体力が戻ったものから自然に還される

ほとんどはガラパゴスペリカンで、そのうち2羽が死亡。
ガラパゴスアシカも、油にまみれていたのがサンタ・フェ島で多数確認されている。

船が座礁した海にはガラパゴスアシカも暮らす


油は、観光船”GALAPAGOS EXPLORER号”の燃料補給のために、サン・クリストバル島へ運ばれてきたもので、軽油と重油が混ざって海に流れ出した。
これらは、ガラパゴス諸島の北へ流れ出し、サンタ・クルス島、イザベラ島、フロレアナ島の南の海岸に流れ着いている。

住民や国立公園のスタッフが海岸の清掃に従事。

海上に漂う油を布製の吸着剤で回収し、浜辺のドラム缶
の中で焼却処分される予定。
有害物質の発生を伴う焼却は、陸上での二次災害が
心配される

チャールズ・ダーウィン像の前に置かれた無数のドラム缶
ドラム缶の中には海上で回収された油が入っている

海底に沈んだと思われる油や中和剤による被害は、はじめの2日間に、ウニが死んで海岸に流れ着いている。

2001年1月28日に、ぼくは船の下を潜ってみました。その時はウニや魚もある程度いたので、一応の状態までには戻ったと思われる。しかし、魚や底棲動物の体内にどれくらい有害物質が蓄積されているかは今のところ分からない。

チャールズ・ダーウィン研究所は、これから各島の海底から砂などのサンプルを採取して調べる予定。

ウミイグアナが食べる海藻にも、油の影響が徐々に出ている模様。

藤原 幸一

ガラパゴス諸島をもっとご覧になりたい方は、こちらをクリック!!
ガラパゴスの生き物たちが大集合!! エルニーニョに蝕まれるガラパゴス エルニーニョに蝕まれるガラパゴス エルニーニョに蝕まれるガラパゴス
セニョリータ純子・ガラパゴス奮闘記