t.A.T.u.がマンガになったら…

コミックマーケット徘徊記 '03

コミックマーケット徘徊記 '03

in お台場・東京ビッグサイト

第65回コミックマーケット 《2003年12月28・29・30日》

t.A.T.u.同人誌ゲッツ!

 

《西地区・「邦楽・洋楽」ブロック》

【サークル編】

遂にお目当てのt.A.T.u.同人誌に出会う時が来た。今回は運良くサークルの方々から事前にメールを頂いており*当日訪問することも了承を得ていたので、買い逃しの心配もなく余裕を持って見に行くことが出来た。夏コミの悲惨な状況とは一転した好条件に、当日(12月29日)は浮き足立って会場を訪れた管理人であった。

*カタログに載っていたサークル紹介のカットがいきなりトピックスに載っていたので、びっくりして連絡した…というのが事実だったりする。 管理人にとっては幸いであったが、当のサークルの方々は相当肝をつぶしたかもしれない。驚かせてごめんなさいませ。

それでは今回訪問したサークルと、そこで発行された同人誌を紹介してみよう。

サークル名:(そう)

誌名:「TWO LOVES」 / 64ページ

作者:ますなみずほ さん

右側のモノクロ表紙は本と一緒に頂いた情報ペーパー。←左の画像は本の裏表紙。

ますなみずほさんご本人から伺ったお話によると、発注当初、表紙のタイトルのスペルを間違えたまま印刷所に入稿してしまったとか。ご本人も諦めかけていたところ、なんと印刷所の方で親切にも直してくれたそうな。ラッキーでしたねえ。

◎ 通販をご希望の方は下記住所までお申し込みを。

1,300円(送料込み)分の定額小為替および80円切手添付の返信用封筒を同封の上、

〒107-0052 東京都港区赤坂8丁目4−17 赤坂郵便局内 蒼係 まで

本の内容は、ほぼ長編マンガ一本勝負。舞台設定こそ未来になっているもののSF色はそれほどでもなく、むしろPV等の実際のt.A.T.u.を踏まえた世界観(イメージ)の方が強調されています。同性愛が大罪とされている世界。周囲の圧力により引き裂かれた二人を待つ運命とは…?

ここで作者ご本人のコメントを再録しておきましょう。

「愛するということの本質を少しでも捉えられたらいいな、と思って作りました。リェーナ達以外にゲイのカップルも登場させ、対比的に描いてみました。・・オリジナル度が強いです。文明が爛熟しきったあとの近未来を設定に(かえってプリミティブな社会になっている)描きました。」

巻末にはなんと次回予告が。…ネタは「プラスティエ・ドゥヴィジェーニャ」かな?… 次の本は早ければ3月に発行の予定とのこと。イベントにもよく参加されているそうで、現時点では5月のイベントを予定しているそうです。気になる方は「ぱふ」のイベント欄などを参考にチェックしてみましょう。

左の画像は会場でお会いした作者ご本人。ご覧の通りの可愛いらしい方で、管理人は思わずドキドキときめいてしまいました…(おい)実は彼女、t.A.T.u.ガールズをしていたそうです。というのは嘘ですが、そう言われるとすんなり納得してしまいそうなくらい、t.A.T.u.ルックがお似合いでした。この画像もコンサート会場でガールズを撮ったのかと錯覚しそうです。これで一日お店の番をしていたとは偉い。

おまけ?のペーパーには、東京ドームでのコンサートの模様もレポートされてました。そこで一番笑ったのが会場で目撃したというイワン(シャポヴァロフ)の話。公演中大声で「ハラショー!ハラショー!」と叫んでいたそうですが、その様子を描いたマンガが管理人的にかなりツボでした。

 

サークル名:matoryo-chica  

誌名:「STILL」 / 40ページ

    「fig」 / 28ページ

作者:安奈 さん

本は二冊。今回は作者ご本人よりコメントを頂いているので以下にてご紹介。

「STILL」

…続きものの一冊目です。レナからの視点で描いたパロディ漫画。お互いに恋する中での切なさや愛しさをテーマにしています。学園物。

管理人註:連続した3つのエピソードが展開。設定は、ほぼ直球で学園マンガ。

「fig」

…ひたすら可愛いふたりを目指した短編集。いちゃいちゃしてます。その他ライブレポート掲載。

管理人註:短編4本+ライブレポートで20ページ。映画「ショー・ミー・ラヴ」をモチーフにした作品が管理人的には注目でした。

●上下とも 左:表紙、右:裏表紙

◎matoryo-chicaでは今年から通販を始める予定だそうです。興味を持った方、購入ご希望の方は、下記のアドレスに一度ご連絡を。

   Mail :  matoryo_chica@msn.com

 安奈さんのペンネームはNHKロシア語講座のアンナ・ベズグラヤさんから頂いたのだろうか…

読んでいてちょっと気になったのは、本の中にあった下記のような言葉。

「この同人誌は全く個人的に作られたものです。t.A.T.u.とは一切関係ありません。一般のファン、関係者の目に触れぬようくれぐれもお願いいたします。ネットオークションへの出品もお止め下さい」

実はt.A.T.u.に限らず他のサークルでもこうした断り書きを何度も見かけたのである。最近は同人誌でもいちいちこんなことを載せておかないといけなくなったんだろうか。なんとも世知辛いご時世になったもんだ。そんなわけで画像も表紙だけならとOKを頂きました。

ところで、当日会場で安奈さんとお会いした時に「えっ!男の方だったんですか?」…と思いっきり驚かれてしまったんだが…もしかしたら他にも同様の思い違いをしている方がいるかもしれないので、一応申し上げておこう。管理人は男性です。前にも間違えられたんだけどなんでだろ〜(君のことだよ、Sk8er Girl…)別にネカマぶってるわけでもないのになあ。t.A.T.u.ファンに女の子が多いせいだろうか。

ちなみに今回、安奈さんは普段着でしたが、夏コミの時にはお友達と一緒にt.A.T.u.ルックで会場を歩き回ったそうです。うーん、拝見できなくて残念。次回の夏コミにて再トライ希望。

 

以上のサークルの他に、当日別スペース(東地区・「芸能」ブロック)で「晴天飛行」さんというところがある、と安奈さんに教えて頂き、そちらでも本を購入しました。「30minutes」のブラックなパロディマンガが大爆笑。まだ連絡とってないので詳しい紹介はまた後日ということで…(←こら)なお安奈さんは翌日(30日)一般参加で会場に赴き、新たにt.A.T.u.本を2冊買ったそうな。今回管理人が参加したのは29日のみだったので、その前後の日にt.A.T.u.の同人誌があったとしても見落としていることになる。これはちょっと悔しいぞ。

というわけで、ウチはこんな本作ったぜー、と情報提供して下さるサークル関係者の方、もしご覧になっていたら管理人までご一報下さいませ。順次紹介させて頂きます。もちろん本も買いますよん。

(おわり)

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