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モーダルダイアログ
ドキュメント種別 ATL/WTL に関する文書
最終更新日 2009/07/22
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 基本的なウィンドウを作成するためにはATLのCWindowImplクラステンプレートを使用しましたが、 基本的なダイアログを作成するためにはATLのCDialogImplクラステンプレートを使用します。

 以下に示すのはモーダルダイアログを表示するだけの簡単なプログラムのソースコードです。 このプログラムでは、CDialogImplクラステンプレートから派生クラスCMainDlg(これがメインウィンドウとなります)を作り、 CMainDlgクラス内でWM_INITDIALOGメッセージへの応答と、 IDOKIDCANCELというIDを持つWM_COMMANDメッセージへの応答を定義します。


プロジェクトファイル ダウンロード
// stdafx.h
#pragma once

#define WINVER _WIN32_WCE
#define _SECURE_ATL 1

#include <atlbase.h>
#include <atlapp.h>
extern CAppModule _Module;
#include <atlwin.h>

#include <aygshell.h>
#pragma comment(lib, "aygshell.lib")

#include <atlcrack.h>
#include <atlmisc.h>
			

// MainDlg.h
#pragma once

class CMainDlg : public CDialogImpl<CMainDlg>
{
public:
    enum { IDD = IDD_MAINDLG };

    BEGIN_MSG_MAP(CMainDlg)
        MSG_WM_INITDIALOG(OnInitDialog)
        COMMAND_ID_HANDLER_EX(IDOK, OnOK)
        COMMAND_ID_HANDLER_EX(IDCANCEL, OnCancel)
    END_MSG_MAP()

    BOOL OnInitDialog(CWindow wndFocus, LPARAM lInitParam){
        SHINITDLGINFO shidi = { SHIDIM_FLAGS, m_hWnd,
            SHIDIF_SIZEDLGFULLSCREEN | SHIDIF_DONEBUTTON | SHIDIF_EMPTYMENU };
        ::SHInitDialog(&shidi);

        return TRUE;
    }

    void OnOK(UINT uNotifyCode, int nID, CWindow wndCtl){
        EndDialog(nID);
    }

    void OnCancel(UINT uNotifyCode, int nID, CWindow wndCtl){
        EndDialog(nID);
    }
};
			

// SampleProject.cpp
#include "stdafx.h"
#include "resource.h"
#include "MainDlg.h"

CAppModule _Module;

int APIENTRY _tWinMain(HINSTANCE hInstance, 
                       HINSTANCE hPrevInstance, 
                       LPTSTR    lpCmdLine, 
                       int       nCmdShow)
{
    UNREFERENCED_PARAMETER(hPrevInstance);
    UNREFERENCED_PARAMETER(lpCmdLine);

    TCHAR szAppName[] = _T("SampleProject");

    HWND hWnd = FindWindow(NULL, szAppName);    
    if(hWnd){
        SetForegroundWindow((HWND)((ULONG) hWnd | 0x00000001));
        return 0;
    }

    _Module.Init(NULL, hInstance);

    CMainDlg dlg;
    int nRet = dlg.DoModal();

    _Module.Term();

    return nRet;
}
			

 まず、プロジェクトにダイアログリソースを追加し、 [ID]と[Caption]を次のように設定します。 なお、ダイアログの[プロパティ]では[Style]を[オーバーラップ]に設定します。

リソース名 ID Caption 備考
ダイアログ IDD_MAINDLG SampleProject IDD_POCKETPC_PORTRAIT



 CMainDlgクラスはCDialogImplクラステンプレートから派生していますが、 CDialogImplの第1テンプレート引数にもCMainDlgという名前を渡します(第2テンプレート引数は省略可能です。ここでは省略しています。)。 CMainDlgクラスでは、public宣言のenumによってダイアログリソースIDを定義し、 メッセージマップによってメッセージとそれに対するハンドラ関数を結びつけます。

 WM_INITDIALOGメッセージハンドラでは、 SHInitDialog()を呼び出してダイアログをフルスクリーン化し、空のメニューバーを追加します。 もしSHInitDialog()を呼び出さなければ、次のような移動可能なダイアログが作成されてしまいます。



 次に、リソースIDがIDOKIDCANCELWM_COMMANDメッセージハンドラを追加し、 それぞれEndDialog()を呼び出します。

 最後に、_tWinMain()では、FindWindow()を呼び出してすでに同じプログラムが起動しているかどうかチェックします。 起動している場合は、SetForegroundWindow()を呼び出して起動済みのプログラムをフォアグラウンドに表示し、終了します。 これは、多重起動によるリソース消費を抑えるためです。 同じプログラムが起動していない場合は、DoModal()を呼び出してモーダルダイアログを作成します。