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ハイパーリンク
ドキュメント種別 ATL/WTL に関する文書
最終更新日 2004/03/16
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 ハイパーリンクコントロールは、Webページのハイパーリンクのようなコントロールです。 WTLはハイパーリンクコントロールを作成するためにCHyperLinkというクラスを用意しています。

以下に示すのは、CHyperLinkクラスを使用する例です。


// stdafx.h内
#include <atlbase.h>
#include <atlapp.h>
extern CAppModule _Module;
#include <atlwin.h>

#include <atlcrack.h>
#include <atlmisc.h>
#include <atlctrls.h>
#include <atlctrlx.h>  // CHyperLinkクラスを使用するため
			

// maindlg.h内
class CMainDlg : public CDialogImpl<CMainDlg>
{
public:
    enum { IDD = IDD_MAINDLG };

    CHyperLink m_link_google;     // ハイパーリンク

    // メッセージマップ
    BEGIN_MSG_MAP_EX(CMainDlg)
        MSG_WM_INITDIALOG(OnInitDialog)
        COMMAND_ID_HANDLER_EX(IDOK, OnOK)
        COMMAND_ID_HANDLER_EX(IDCANCEL, OnCancel)
    END_MSG_MAP()

    LRESULT OnInitDialog(HWND hWnd, LPARAM lParam){
        // スクリーンの中央に配置
        CenterWindow();

        // 大きいアイコン設定
        HICON hIcon = AtlLoadIconImage(IDR_MAINFRAME, LR_DEFAULTCOLOR,
            ::GetSystemMetrics(SM_CXICON), ::GetSystemMetrics(SM_CYICON));
        SetIcon(hIcon, TRUE);
        
        // 小さいアイコン設定
        HICON hIconSmall = AtlLoadIconImage(IDR_MAINFRAME, LR_DEFAULTCOLOR,
            ::GetSystemMetrics(SM_CXSMICON), ::GetSystemMetrics(SM_CYSMICON));
        SetIcon(hIconSmall, FALSE);

        // コントロール設定
        m_link_google.SubclassWindow(GetDlgItem(IDC_STATIC_LINK));
        m_link_google.SetLabel(_T("google"));
        m_link_google.SetHyperLink(_T("http://www.google.com/"));

        return TRUE;
    }

    void OnOK(UINT uNotifyCode, int nID, HWND hWndCtl){
        EndDialog(nID);
    }

    void OnCancel(UINT uNotifyCode, int nID, HWND hWndCtl){
        EndDialog(nID);
    }
};
			

// Control.cpp内
#include "stdafx.h"

#include "resource.h"

#include "maindlg.h"

CAppModule _Module;

int WINAPI _tWinMain(HINSTANCE hInstance, HINSTANCE, LPTSTR lpCmdLine, int nCmdShow)
{
    HRESULT hRes = ::CoInitialize(NULL);
    ATLASSERT(SUCCEEDED(hRes));

    ::DefWindowProc(NULL, 0, 0, 0L);

    AtlInitCommonControls(ICC_COOL_CLASSES | ICC_WIN95_CLASSES);

    hRes = _Module.Init(NULL, hInstance);
    ATLASSERT(SUCCEEDED(hRes));

    int nRet = 0;
    // BLOCK: アプリケーション実行
    {
        CMainDlg dlgMain;
        nRet = dlgMain.DoModal();
    }

    _Module.Term();
    ::CoUninitialize();

    return nRet;
}
			

 まず、リソースを作成します。ダイアログにスタティックコントロールを配置し、 リソースIDを次のように指定します。

コントロール名 リソースID
スタティック IDC_STATIC_LINK

 CMainDlgクラスでは、まず、 CHyperLinkクラスのインスタンスをメンバ変数として宣言します。 これを使うためには、WM_INITDIALOGメッセージハンドラでサブクラス化する必要があります。

 次に、WM_INITDIALOGメッセージハンドラでは、 ハイパーリンクコントロールにラベルとリンクを設定します。

 このように、ハイパーリンクコントロールを作成するためには、 スタティックコントロールをサブクラス化します。 また、Create()を使用しても作成できます。

 WTLのハイパーリンクコントロールは、独自の拡張スタイルを用意しています。

  • HLINK_UNDERLINED
    下線を表示します。このスタイルはデフォルトで設定されています。

  • HLINK_NOTUNDERLINED
    下線を表示しません。

  • HLINK_UNDERLINEHOVER
    マウスカーソルがハイパーリンクの上を通る時に、下線を表示します。

  • HLINK_COMMANDBUTTON
    クリックした時(Navigate()が呼び出された時)に親ウィンドウにWM_COMMANDメッセージを送ります。自動的にブラウザを起動しません。

  • HLINK_NOTIFYBUTTON
    クリックした時(Navigate()が呼び出された時)に親ウィンドウにWM_NOTIFYメッセージを送ります。自動的にブラウザを起動しません。

  • HLINK_USETAGS
    ラベル内の<A>タグに囲まれた文字列をリンク化します。リンク文字列は自動的に左寄せされます。

  • HLINK_USETAGSBOLD
    ラベル内の<A>タグに囲まれた文字列を太字でリンク化します。リンク文字列は自動的に左寄せされます。このスタイルを使用すると、HLINK_UNDERLINEDスタイルは無視されます。

  • HLINK_NOTOOLTIP
    ツールチップを表示しません。

これらの拡張スタイルは、SetHyperLinkExtendedStyle()によって設定します。 なお、このメンバ関数はサブクラス化する前に呼び出す必要があります。 次に示すのは、HLINK_USETAGSスタイルを追加して、ラベル内で<A>タグを使用する例です。


LRESULT OnInitDialog(HWND hWnd, LPARAM lParam){
    ...
    ...
    
    // コントロール設定
    m_link_google.SetHyperLinkExtendedStyle(HLINK_USETAGS);  // 拡張スタイル設定
    m_link_google.SubclassWindow(GetDlgItem(IDC_STATIC_LINK));
    m_link_google.SetLabel(_T("<a>google</a>へジャンプ"));
    m_link_google.SetHyperLink(_T("http://www.google.com/"));

    return TRUE;
}