Windows 95/98/Me/NT4.0/2000 標準のファイルを開くダイアログ、およびファイルの保存ダイアログを拡張し、操作性を向上させるプログラムです。
![]() 【拡張されたファイルを開くダイアログ】 |
FODH を起動していると、ファイルを開く / 保存のダイアログが図2のように拡張され、登録してあるフォルダや最近使用したフォルダに簡単な操作で直接ジャンプ出来るようになります。
上の図は、青くなった「ファイルの場所」という文字の所をクリックし、FODH のメニューを表示させた所です。 この青くなった文字の所をマウスでクリックすればFODHのメニューが開き、FODHの機能を利用出来ます。 そして、メニューにあるフォルダを選択すれば、直接そのフォルダに移動できます。 また、Control キーを押しながら、↑のキーを押すことでもメニューを開くことが出来ます。
(ただし、一見「ファイルを開く」、「ファイルの保存」ダイアログに見えても、見た目が同じだけでプログラム的な構造が違うものもあります。そういったものには対応しておりませんので、了承ください)
ダウンロードされたファイルを実行し、指示に従ってください。 既に FODH がインストールされている環境で新しいバージョンをインストールした場合は、再起動するまでファイルが更新されないことがあります。
Windows 95 および Windows NT 4.0 の場合は、VC++ 5.0 以降のランタイムライブラリが必要です。 FODH を実行したときにダイナミックリンクライブラリ MFC42.DLL(もしくは MSVCRT.DLL)が指定されたパスに見つかりませんでした、というメッセージが出て起動できなかった場合は、別途それらの DLL をご用意ください。 vector で 「mfc42.dll ランタイム」で検索するか、Soft ライブラリ一覧の「Windows → ユーティリティ → ランタイムパッケージ等」で見つけられると思います。
Windows95/NT4.0 の場合は Internet Explorer 5 以降がインストールされていないと、ヘルプが正常に表示出来ないかもしれません。
必ず FODH を終了 してからコントロールパネルを開き、アプリケーションの追加と削除からFODHをアンインストールしてください。
アンインストールを行うと FODH に関する設定がレジストリから削除されます。
バージョンアップした FODH をインストールする場合は、FODH をアンインストールせずに新しいバージョンをインストールしてください。
![]() 【FODHメニュー】 |
図で「最近使用したフォルダ」と「フォルダを開く」の間に表示されているメニューが、登録フォルダへのジャンプメニューです。
このメニューを選択することによって、表示されたフォルダに直接ジャンプすることが出来ます。
フォルダ登録に関しては、フォルダの登録 を参照してください。
フォルダが何も登録されていない場合は、登録フォルダは表示されません。
![]() 【FODHメニュー】 |
図で「最近使用したフォルダ」の右に表示されているメニューが、最近使用したフォルダへのジャンプメニューです。
「最近使用したフォルダ」は、アプリケーションで「ファイルを開く」ダイアログで「開く」を行ったフォルダ、「名前をつけて保存」で「保存」を行ったフォルダが自動的に設定されます。
(ただし、ダイアログの動作をカスタマイズしているアプリケーションでは設定されない事もあります)
(参→ 最近使用したフォルダの表示数の設定)
![]() 【フォルダの追加メニュー】 |
グループに追加した場合、同じグループに属する他のプログラムにもジャンプメニューが現れますが、プログラムに対して追加した場合は、その追加したプログラムにしかジャンプメニューは現れません。
![]() 【グループ登録フォルダの削除メニュー】 |
「設定メニュー」→「グループフォルダの削除」もしくは「プログラムフォルダの削除」で、そのフォルダの登録を削除することが出来ます。
確認は行われないので注意してください。
![]() 【グループ変更メニュー】 |
図の例では Graphics, Sounds, TextTools というグループが新たに登録されていますが、FODH をインストールした直後の状態なら、「なし」と「*」のみが表示されていると思います。「なし」を選ぶと、どのグループにも所属していない状態になりますが、あまり使用する機会は無いでしょう。
「*」はデフォルトのグループで、特にグループを設定していないプログラムは、全てこのグループに所属することになります。
(参→ グループとは)
タスクトレイに表示されている FODH のアイコンを右クリックして現れるメニューの「設定」を選択するか、アイコンをダブルクリックすると設定ウィンドウが表示されます。
![]() |
【アイコン】 |
![]() 【設定ウィンドウ】 |
それぞれの機能については以下を参照してください
現在のフォルダを別ウィンドウで開きます。
![]() 【優先順位の変更】 |
そのプロセスの優先順位を変更することが出来ます。
プロセスの優先順位について十分理解している方のみご使用ください。
グループとは、プログラムが所属できる共有設定に付けられた名称です。 全てのプログラムは一つのグループに所属しているか、もしくはどのグループにも所属していない状態にあります。
グループでの設定は共有されるので、あるプログラムでグループにフォルダを追加すると、同じグループに所属している別のプログラムにもそのフォルダ設定は反映されます。 よくあるグループとしては、グラフィックツールの所属するグループや、テキストドキュメントツールが所属するグループ等が挙げられるでしょう。
また、グループでは「最近使用したフォルダ」の設定も共有されます。
あるプログラムで最近使用したフォルダは、同じグループに属する別のプログラムからも参照することが出来ます。
設定ウィンドウ で「新規グループ登録」のボタンを押すと、直下のエディットボックスが使えるようになるので、グループ名を入力して Enter キーを押すか、登録ボタンを押してください。入力された名前のグループが新規に作成されます。下の例では Graphics というグループを作成しています。
![]() 【新規グループ登録ボタン】 |
![]() 【グループ名入力】 |
新しく作ったグループには何もフォルダは登録されていません。
また、所属しているプログラムも無いので、それぞれのアプリケーションで「ファイルを開く」または「名前をつけて保存」のダイアログを表示して、そちらの FODH メニューから設定を行う必要があります。
設定ウィンドウ のグループ名変更ボタンを押すと、下に変更したいグループのメニューが現れます。
![]() 【変更するグループ名の選択】 |
ここからグループを選び、新しいグループ名を入力してください。
![]() 【新しいグループ名の入力】 |
グループ名を変更すると、それまでのグループに所属していたプログラムは、変更された新しい名前のグループに自動的に所属を変更します。
キャンセルする場合は、「変更キャンセル」ボタンをクリックしてください。
設定ウィンドウ の登録グループ削除のボタンを押すと、下にグループのメニューが現れます。 メニューから削除するグループを選んでください。
![]() 【削除するグループの選択】 |
削除されたグループに所属していたプログラムは、全てグループ「*」に所属します。
設定ウィンドウ の「最近使用したフォルダ表示数」のスピンボタンを上下することで、最近使用したフォルダメニューに表示されるフォルダ数を変更できます。
![]() 【最近使用したフォルダ表示数の設定】 |
最近使用したフォルダは、プログラム、グループ、グローバル、と3通り保持されているので、実際に表示されるのは、最大でここに設定した数の3倍の個数になります。
設定ウィンドウ の「カレントフォルダは表示しない」をチェックすると、登録されたフォルダと最近使用したフォルダのメニューにカレントフォルダと同じフォルダを表示しなくなります。
![]() 【カレントフォルダは表示しない設定】 |
設定ウィンドウ の「登録されたフォルダにキーを割り当てる」をチェックすると、プログラムで登録されたフォルダにAから、グループで登録されたフォルダには1から、ショートカットキーを割り当てます。
![]() 【登録されたフォルダにキーを割り当てる設定】 |
![]() 【キーが割り当てられたメニュー】 |
設定ウィンドウ の「閉じる」ボタンは設定ウィンドウを閉じます。 FODH 自体は常駐し続けます。
![]() 【閉じるボタン】 |
設定ウィンドウ の「ヘルプ」ボタンをクリックすると、ヘルプファイルを表示します。
![]() 【ヘルプボタン】 |
![]() 【タスクトレイのメニュー】 |
設定ウィンドウ の「終了」ボタンをクリックすると、FODH を終了させ、常駐を解除します。
![]() 【終了ボタン】 |
タスクトレイのアイコンを右クリックし、出現したメニューで「終了」を選んでも終了出来ます。
![]() 【タスクトレイのメニュー】 |
FODHの各ファイル FODH.exe, FODH.dll, FODH.chm に関するすべての権利は、作者である Ab. (海老山天之介) が保有します。 FODH の各ファイルの逆アセンブル、逆コンパイル等のリバースエンジニアリングを行うことを禁じます。
Copyright (C) 1998,1999,2001,2002 Ab. (EBIYAMA, Ten-nosuke)
作者は FODH に関して明示的な、そしてまた、暗黙の、いかなる保証も与えません。 作者は FODH によって直接的もしくは間接的に及ぼされたいかなる損害に対しても、補償する責任を負わないものとします。
FODH はフリーソフトウェアです。 配布ファイルに変更を加えない限り (ただし、伝送経路/媒体に適合するように符号化することは変更に含まれません)、自由に再配布して構いません。
雑誌等のメディアで紹介、収録される場合は御一報いただけると幸いです。
作者は本ソフトウェアをサポートする義務を負いませんが、バグ等の不具合に対しては対処したいと思いますので、不具合が起きた場合は使用OS、使用アプリケーション、再現性の有無、再現性のある場合は再現手順、などを出来るだけ詳しくお知らせ頂ければ幸いです。
連絡先 : ab10@zaf.att.ne.jp
Mar. | 11, | 2002 | ver. 1.5a |
半角の & を含むフォルダがメニューに正しく表示できなかった問題を修正。 グループ登録フォルダとプログラム登録フォルダで重複するフォルダがあった場合に、グループ登録フォルダの飛び先を間違える事があったバグの修正。 | ||
Dec. | 21, | 2001 | ver. 1.5 |
「ファイルを開く/名前を付けて保存」のダイアログが閉じられたときに、ターゲットのプロセスから fodh.dll をアンロードできなかった問題を修正。 exe と dll のバージョンの整合性のチェックの追加。 「フォルダを開く」機能の追加。 | ||
Sep. | 18, | 2001 | ver. 1.4 |
設定保存形式を Windows9x の制限に抵触しない方法に変更。 自己解凍インストーラー形式にパック。 複数起動時に2個目以降のプロセスが終了していなかったバグの修正。 HTMLHelp の作成。 | ||
Jul. | 15, | 1999 | ver. 1.3 | Windows2000 の新形式に対応。 | ||
Sep. | 22, | 1998 | ver. 1.2 |
Control+↑ でもメニューを開くようにした。 おまけで、プロセスプライオリティ変更メニューを追加 | ||
Sep. | 1, | 1998 | ver. 1.1a |
最近使用したフォルダが Unicode に対応していなかったバグの修正。 設定ダイアログのちょっとした修正。 | ||
Aug. | 30, | 1998 | ver. 1.1 |
Unicode window に対応。 実行ファイル名とディレクトリ名を、内部で全て long file name で持つようにした。 | ||
Aug. | 27, | 1998 | ver. 1.0 | Initial release |