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ここでは、今まで使用したことのあるタイヤについて自分なりの使用インプレを
書いてみます。すでに製造が終了しているものも多々あるのですが、タイヤ選びの
際の何かの参考になれば幸いです。
また「ドライグリップ」「ウエットグリップ」「コントロール性」の数字は、
大きい程良いことを示しています。
YOKOHAMA GRANDPRIX M5
ドライグリップ ・・1
ウエットグリップ・・1
コントロール性 ・・2
実は車に乗りはじめて、一番最初に自分で買ったタイヤがこれというちょっと
思い出深いタイヤ。伝説のドリタイヤM3の上位にあたり、さらに上にはM7があった。
限界自体は決して高くないものの、そのコントロール性がウリというタイヤで
実際ドリフトコントロールの様な操作はやりやすいかもしれないと思いました。
ただ、まったく粘らず流れだしてしまうので、ラインを一度はずすと修正は大変。
剛性も高くなくてヨレ放題。スキール音もヨコハマらしく盛大で、そういう意味で
流れ出しも分かりやすく、その後もそのまま流れるので初心者の練習に向いている
かもしれません。しかし、たいしたコーナーでなくとも平気で鳴き始めるので、通常の
ドライブ中でも同乗者に不安を与えると思われます。(苦笑
YOKOHAMA DNA GRANDPRIX
ドライグリップ ・・3
ウエットグリップ・・2
コントロール性 ・・1
好評だったM7Rの後継にあたり、グリップはそのままにさらに環境性能まで
身に付けてしまったというヨコハマの意欲作。だが、やはりそううまくは
行かなかった。エコスポーツを提唱するだけあって大変中途半端なタイヤです。
実際、限界は高い方だと思います。ただ、問題はその先で、M5並みの粘りの
なさで流れ出します。しかも、変に限界が高い分コントロールがしにくく、
限界付近でひっかかる様にグリップするくせにその先は急激です。また常に
トレッドでよれる様な気持ちの悪さがあります。M7Rの弱点だった縦方向の
グリップの改善も期待した程ではなく、やはりロックはしやすいです。
ウエットもそれなり。結果的に期待外れとなってしまいました。唯一の救いは
GRANDPRIXシリーズとしては圧倒的に静かなので、限界範囲内で軽く走る
人にとっては結構良いのかもしれません。
YOKOHAMA ADVAN NEOVA
ドライグリップ ・・4
ウエットグリップ・・3
コントロール性 ・・4
このタイヤを常用していると、運転が下手になりそうです。それくらいの
強力なグリップを持っています。またコントロール性も悪くなく、限界後も
割合粘ってくれます。とにかく横方向の食い付きは阿呆みたいに強くて、
それまでコーナーだった所がコーナーじゃなくなります。その分かどうかは
分かりませんが、縦方向は常識的な範囲内です。だからといって、食わない
という意味ではありません。ウエット性能は特筆する程のものではないと
思いますが、基本が食うので悪いということはありません。また、ハイドロも
起こしにくい様です。とにかく素晴らしいタイヤですが、ロードノイズの
大きさと、剛性が気になります。もう少し剛性が高くても良い気がします。
とは言え、これもグリップが高い分気になるのであってフニャフニャという
意味ではありません。また食い付いてくれる分、こじらなのでショルダーの
減りの状態もかなり良かったことを付け加えておきます。このクラスでは古い
こともあって安いですし、やはり選択肢の一つとなるのは否めないです。
YOKOHAMA ADVAN A038
ドライグリップ ・・5
ウエットグリップ・・?
コントロール性 ・・3
自分史上初のSタイヤです。正直言って比較対象がありません。単純にストリート
ラジアルと比較すると明らかに絶対グリップは上。当たり前です。ただ、剛性感は
以前ちょっとだけ履いたBSの540S程強烈な印象はありません。コンパウンドはM。
固めの方です。っていうのは、本格的にタイムを詰める気がないから。用途としては
走行会用です。一発でタイム出すよりは、時間内全開アタックの方が私には向いて
います。そんなわけだったのですが、フロントに限っては結構こじったらしく、
ショルダーは相当痛んでしまいました。またフェンダーに当たっていたのかブロックも
パターンに従ってかなり削れてて一部ワイヤーも見えています。そういう意味でも
競技用にしてはあまり頑丈な感じがしませんでした。ネオバのスケールアップ版、
と言ったところでしょうか。ただ、ロードノイズはラリータイヤ並に凄まじいです。
もっとも、これはどのSタイヤにしても同じでしょう。また当然のことながらウエット
には適していないでしょうから、試す気も起きないので未テストです。
YOKOHAMA ADVAN A048
ドライグリップ ・・5
ウエットグリップ・・?
コントロール性 ・・4
とにかく、剛性が凄いの一言です。特にA038から比べると劇的で、タイヤ屋さんが
組み込みに苦労していたのもうなずけます。バリ食い、バリ剛性ってわけで、もはや
性能的には文句のつけ様がありません。ただ、一つの用途にこれだけ性能を特化させる
ということはある意味諸刃の剣になりやすいわけで、はっきり言って街乗りではとても
乗れたもんではありません。ハンドルは取られるし、わずかにステアしただけでも
シビアに反応するし、乗り心地は悪いし。とても60タイヤとは思えないゴツゴツ
感です。このタイヤはA038の後継となるわけですが、選んだコンパウンドはS。
というのもカバーする範囲がカタログ上相当広がっているからです。A038のM相当と
いったところの様です。しかし、触った感じがかなり違っていて、一見相当固く
思えました。しかし走り出すと異常な程のグリップ感は間違いなくSタイヤで、
多少こじってもびくともしない剛性がかなりグーです。しかし、減りの方は
走り方なのか、そういうものなのか、走行会1回で間違いなく5分以下、要組み替え
の状態となってしまいました。2回でまず終わりですね。ハイコスト・・。
DUNLOP FORMULA W-10
ドライグリップ ・・1
ウエットグリップ・・2
コントロール性 ・・2
まったく鳴かずにずるずると滑り出すので、個人的には怖いタイヤでした。
まるで消しゴムのように、ずるずると擦り付ける様な感じで流れ出すのですが、
感触が分かりにくく、気が付くと限界を超えているといったそういうタイヤ
です。個人的な嗜好もあると思うのですが、私にはまったく合わないタイヤでした。
グリップの限界自体はそこそこですし、それ程悪いということもないのでは
ないかと思いますが、しかしとにかく不安なタイヤでした。雑誌では「限界
付近はヌルヌルとした感触でコントロールしやすい」とよく書いてあったのですが、
今一つ納得いきません。どうやらこれがDUNLOPの味の様なので、
その後は履いていません。
MICHELINE GTX VIRAGE
ドライグリップ ・・3
ウエットグリップ・・2
コントロール性 ・・4
まずその特徴的なパターンが素敵なのですが、方向指定パターンではありません。
使ってみて一番印象に残っているのは限界後の粘り強さです。スキール音も割合
早めで特にイン側のタイヤから鳴き始めるという不思議なタイヤでしたが、ここが
限界、というところからの粘りが強烈で物凄く懐の深いタイヤです。流れ出しては
いるものの、膨らんで行かないのでかなり安心感の強いタイヤです。絶対的な
グリップも下手なタイヤよりはあるでしょうし、コントロール性も抜群です。
唯一、若干タレやすいという弱点はあるもののトータルにバランスの良いタイヤ
でした。ただ、あまりウエットは得意でないらしく、特に山が減るとハイドロも
おこしやすかった様な印象があります。
TOYO TRAMPIO F08
ドライグリップ ・・1
ウエットグリップ・・3
コントロール性 ・・3
正直言って、ドライグリップはそこそこです。コンパウンドが柔らかいせいか、
こじると溶けてトレッドが斜めに削れます。とにかく剛性のないタイヤでしたが、
レスポンスは良くスパッと切り込めるタイヤでした。しかしその後荷重がかかって
行くと、割とだらしなく膨らんでしまいます。ただ、限界から流れ出しへの過渡が
非常にスムーズで、コントロール性は抜群です。NEOVAと張るか、もっと古い
くらいの設計のタイヤですが、つい最近までカタログに載っていました。特筆
すべきはウエット性能です。特にコントロールしやすく、ドライの時と違和感が
非常に少ないのです。フロントがすっぽ抜けたりせずに、ずるずると感覚が分かり
やすいのです。これでドライグリップと剛性がもう少しあれば・・と、少々おしい
感じがしました。ちなみにロードノイズは現代的でなく、大きかったです。
TOYO TRAMPIO Vimode
ドライグリップ ・・2
ウエットグリップ・・2
コントロール性 ・・3
最近の流行りに乗ったVパターンを持つタイヤで、ハイドロ性能やロードノイズ、
また乗り心地などに配慮しつつも、スポーツタイヤをうたう現代的な設計となって
いるようです。実際、乗り心地は良くて伝わってくる振動の角が丸い感じです。
しかし、だからといってフニャフニャというわけでもなく、非常に自然な感じの
ヨレ具合で流れ出しもスムーズ。コーナリング中もそういった点から限界を超えて
しまってもあまり怖くありません。コントロール性は良いと言えると思います。
「通常スポーツ走行時に気持ちよく走れる」らしいのですが、まぁ分かりました。
ただ、絶対的なグリップ自体はそこそこでもう一声欲しかった感じはあります。
基本的にはF08の後継で、雰囲気も近いものがあります。なかなか好感触ではあった
のですが、一番の弱点はすぐにタレてしまうことです。コンパウンドが柔らかい
らしく、ショルダーやトレッドの減りも激しそうです。コントロール性が良いので、
リアタイヤに履かせると良いかもしれません。
GOOD YEAR REVSPEC
ドライグリップ ・・3
ウエットグリップ・・3
コントロール性 ・・4
コストパフォーマンス、抜群です。何も言うことないです。めずらしくベタ褒めで
いきたいと思います。なにしろ安い。食う。カッコ良しとストリートラジアルとしては、
言うことなしです。ロードノイズはうるさくはないですね。割と高い音なので少し
気になる様な気もしますが、音量自体は小さいので一般的にはうるさくないと思います。
乗り心地に関してもいたって普通。僕に言わせるとVimodeには劣ります。「Gの衝撃」と
インパクトのあるんだかないんだかよく分からない展開で出てきたREVSPECですが、
設計としては結構コンベンショナルなんじゃないかなぁ、と思います。
そしてグリップの方は、想像以上に食いました。粘り方がかなりのもので、DNA GPなんか
より余程良いと感じました。ただ限界を超えてもあまり鳴かず、扱いにくさには
つながらないのですが、ちょっと消しゴム感(笑)がDUNLOP系のコンパウンドを彷佛と
させます。W10とは違い流れ出しが分かるので、コントロール性はグーです。GOODYEARの
スタッドレスはDUNLOPのコンパウンドを使用しているので、サマータイヤでもひょっと
したら?と勘ぐっています。FM901のコンパウンドであったとしても不思議ではないかも
しれません。あくまで想像けども・・。
最近はD1 GRANDPRIXなんかでも使用している人がいるのか、GOODYEARもやけにスポーツ
路線で押してきている様です。特筆すべき点は、リムガードの厚みが半端ないということ。
これの見た目はなかなか好きです。引っ張ると相当凄そうです。(笑
街乗りのみならVimodeですが、走りもとなると、このクラスではダントツお勧めです。