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バックグラウンド





走行距離130000キロ超。実測で約120ps/14kgmのこのエンジン。
普段から回す機会がかなり多いためか、少なくとも調子は悪くなかったし10年
10万キロを超えてなおも酷使されている割りに、状態は良かったのかもしれない。
もともと前オーナーもジムカーナをやっていた様なので、そこそこのメンテナンスも
行われていたのだと思う。前の車にくらべれば明らかにトルクが太かったので、
あまりエンジンに関しては気にしていなかった。確かに出力もそれなりかもしれないし、
それこそ雑誌等を読むと10万キロも走ればすでに終わっているかのように書いてある。
だが、実際に走っている限りそこまで深刻な様子はまったくなかった。

ただ、目をこらしてみればやはり色々とボロは出ていて、あらゆるところからの
オイル漏れ、そして多量のブローバイガスによってエンジンオイルがインテーク側に
混入し白煙を吹いたこともあった。特に10W30のエンジンオイルを使うとだめで、
最初エンジンのオーバーホールが頭をよぎったのもこの時であった。

さらに実行を後押しする理由として、少なからずモアパワーを求めていた事実もある。
正直言って、遅くはないと言ってもライバルと明らかなパワーの差は否めない物が
ある。さらに上を目指すためにも、もう気持ちパワーが欲しい。ゆとりがある様な
場合ならまだしも、ぎりぎりの際の様な状況だといくらコーナーでつめてもちょっと
したストレートで一気に引き離される悔しさは、なんとも言えないものがある・・。

もっとも、実際の所は所詮NAなんでシロートが何をやろうとたいして変わらない
のだろうが、それでも自分でやる所に意味があると思うし、好き者が好きでやるんだから、
微笑ましいってもんです。要は、単純に一度はエンジンをばらしてみたかったという
簡単な理由もあった。(笑)

さて、ここまで来たらやらない手はない・・・。
決して暇ではなかったのだが、ぼくは勢いで実行に移すことに決めたのだった。



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