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そして今夜も、ボクはマッキントッシュ・ハイ!
はじめて「Welcome to Macintosh」という画面を見て、マックのキュートさにやられて、ことし(1999年)で10年になる。 MacIIcx、PowerBook530、PowerBook550c、LC630、G3DT233などを使ってきたけれど、その間、マックって、ほかのパソコンとなんか違うなって、ずっと思ってた。 でも、マニアでもなかったから、マック関係の本もあまり買ったこともなく、それがなんなのか考えたことはなかった。 で、最近、山川健一の『マッキントッシュ・ハイ』を書名にひかれて手に取ってみてびっくり。
山川健一『マッキントッシュ・ハイ』幻灯舎文庫、1997年。 ぼくがぼんやり感じていたことが、いっぱい活字にされていた。 読むごとに、そうそう、これこれ、ふむふむなんて思って、うれしくて、ドキドキしてしまうのだ。 たとえば、日本のメーカーのパソコンは既成の商品開発の結果で生まれてきた。でもマックは、ストーンズやジョン・レノンを聴いて育ち、70年代のカウンターカルチャーの影響を受けた若者たちが「こうでなくちゃ」という思いをこめて作ってきたという。 それは具体的には、どこのものよりユーザーフレンドリーなインターフェイスだったり、おもちゃっぽい機能が付いていたりすることなんだ。 それはマックの思想であり、ビジョンなんだ。 アップルのようなスターバックス さて、話がここでちょっと飛躍するようなんだけど、最近これに似た体験として、ぼくはスターバックスカフェにおなじものを感じている。 スターバックスはおいしい。ぐびぐび飲める。それ用に、3段階に大きなサイズがある。しかも自分のマグを持っていくと安くなる。 セルフだけど、店内はゆったりしている。店員の態度もデニーズやマクドナルドの水くさい営業スマイルとちがって、なんだか友だちっぽい。 店内は禁煙。コーヒーの香りを損なわないようにということらしいけれど、そのせいか、スーツ姿のサラリーマンより女性が多い。 ゴミも可燃と不燃にわけて捨てなければならない。そう、マクドナルドなんかでいつも不思議におもってたことだ。分別収集してるのかなって。 そういうひとつひとつのこだわりに、こうならいいなという素朴な発想から店を作ってきたような感じがする。 なんでも、従業員ならパートのオバさんでさえスターバックスの株主になれるシステムがあるそうだ。 スターバックスはあたらしいマーケティングを狙ったというより、素朴な理想をディテールまでとことん追求したらうまくいったというような気がして、アップルとおなじものを感じるのだけれど、気のせいだろうか。 (1999.04.07) スターバックスのようなアップル 最近、銀座のアップルストアに行って来た。 建物もすごいけど、それより、店員のフレンドリーさにおどろいた! アップルといえば、電話してもつながらない、顧客サービスまで気の回らない粗忽な会社という印象があった。 それに、秋葉原とかで会うアップルの社員というのも、マックが好きでしかたがなくて、マニアックにいろいろ知っていて頼りになって、人当たりもそこそこいいんだけれど、でも、それ以外はとりたてて目立たない、どちらかというとフツーというか、むしろマックユーザー以外には人見知りしそうな雰囲気の人たちだった。 なのに! 銀座のアップルストアときたら! みんな、フル笑顔であいさつするし、応対がなにかとやさしくて、ていねいで、快活で、フレンドリーなのだ。 まるで、みんな、スターバックスの店員のようだった。 あ、GAPの店員にも似てた。 とすると、みんなアメリカ人? いや、それにしては日本語が上手だった。 ともあれ、一瞬、店をまちがえたかとおもった。 以前は、スタバはアップルみたいだといっていたけれど… あれから5年… その間もボクは、G4タワー、iBookG4とあいかわらずマックを使いつづけているけれど… その間に、アップルがスタバのようになっていた。 (2004.12.15)
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