ロシア、怖すぎ…

ロシアの原潜クルスクが沈没した事故は、乗組員全滅という最悪の結果をむかえてしまった。

しかも、それだけではなかった。そのときロシア政府がとった行動は、わたしたち潜水艦に乗らない一般市民にとっても、背筋凍る恐ろしいものだった。

それが、上にある写真。

まだ生死がわかっていなかった18日、乗組員の家族がクレバノフ副首相に救出の不手際を抗議していると、その背後から看護婦らしい女性が注射器をもってきてブスリ。打ったのは「鎮静剤」だという。しかし、イギリスの専門家にいわせると、獣医が動物に使う「ノックアウト・ドラッグ」(!)に似たものだという。

これは、その場だけのことではないらしい。ロシア政府は乗組員の遺族の家にも、カウンセラーを派遣するかわりに、注射と薬をもってまわったというからスゴイ。

ロシア側はその注射ブスリを認めて「恐ろしいことをしたわけではない」と弁明しているらしい。

あの国では、そんなのあたりまえなのか。

今回の事故は、「安全面を二の次にしても軍事大国でありつづけようとするロシア」(オックスフォード大学ブラウン教授)を印象づけただけでなく、「旧ソ連時代のKGBの手口を思い出させる」(英タイムズ紙)ものだった。

うー、怖い国。

詳しくは、2000年8月25日日経新聞朝刊・国際欄、もしくは以下のサイトに。
http://www.the-times.co.uk/news/pages/Thursday-Times/frontpage.html


その後、くだんの女性は「あれは心臓病の薬。亭主に頼んであった」なんて言い出したらしい。いくらなんでもそれは不自然だろう。だれが集会の席で持病の薬を打つ? ロシア政府が手を回してそういわせたとしか思えない。もう、あの国は怖すぎ。