あたらしい空
二度と見ることの出来ない、
瞬間の空を見上げるのが好きです。
その時、あらためて彼等の楽曲から溢れ出てくるものに圧倒されました。
曲の中に彼等の思いは到底おさまりきらず、はみ出しながらしっかり音楽になっている。
そんなふうにさえ思えました。
カズンがロックシンガーだとは思いませんが、 思いはもっともっと曲の中に溢れていいんだ。
溢れるべきなんだ。 ロックでいいんだ。もっと前へ行くべきなんだ。そんな風に感じていました。
そのミュージカルを一緒に見に行った小林和子さんから、その後送られて来た歌詞がこの歌になりました。
今年4月に引っ越した僕は、このアルバムをあたらしい窓から、
次々と生まれ変わるあたらしい空を見ながら作ることになりました。
ライブではいつも、もちろん生でピアノを弾いていますが、
生ピアノを自分で弾いてレコーディングするのって今回が殆ど初めてでした。
3rd. アルバムの「ここから」という弾き語りでレコーディングした 短い曲以来でしょうか。
空のダイナミックさを表現するために、繊細なイントロフレーズと後半ににかけては
壮大に世界が広がるように、力強く弾きました。
そうそうイントロにはいつも力を入れますが、この曲は特に命かけてますね。
あ〜ホントにピアノとの会話って楽しい。
そしてそこに、カズンでは久々にちょーギンギン歪み系ギターを 佐藤さんに弾いてもらいました。
空はいつもいつだって 生まれています
今 あふれ出した気持ちいいのでしょうか