2007年1月


ワイン名 生産者 コメント
29 プンタイ シャルドネ 98 エステノイエ アルトアディジェ
テウト 04 ポデールノーヴォ トスカーナ
28 Yves Ruffin プルミエクリュ NV Yves Ruffin シャンパーニュ
Paul Dethune グランクリュ NV Paul Dethune
Krug グランキュベ NV Krug
Sain-Romain Combe Bazin 02 Chassorney ブルゴーニュ
Skeldon 1973 Rum 73 Guyana
27 ピエーレ ソービニョンブラン 04 ヴィエ ディ ロマンス フリウリ
25 プロセッコ ディ ヴァルドッビアデーネ NV マンザーネ ヴェネト
20 カンディアDOC ヴィネットアルト 05 チーマ トスカーナ まるでシチリアのカリカンテを思わせる酸とミネラル質があり、その上にフリウリのトカイを思わせる青りんごと白桃の果実味がある。それが融合してワインのバランスを取っている、類稀な白ワインと断言しよう。

ヴィンテージ的には最高とはいえない05年だが、それを考えても凄い白ワイン。トスカーナ産の白としては、最高品質の1本で、フリウリのヴィエディロマンスと比較しても良いくらい。これが日本に輸入出来ないことは、ワイン商としてはかなり悲しいことである。
ヴェルメンティーノ バリック 04 ヴェルメンティーノをバリック熟成させるために、極限近くまで葡萄を完熟させて仕込まれる、今では幻といえる白ワインだろう。オーナーの父・ジョバンニは自社ワインの中で、このバリックが一番好きだと言っていた。それほどパワフルなワイン。

さすがにバリックの味わいがまだ強いが、酸の締りとフルーツのボリュームは、今後10年以上に渡り熟成を続けていくだろうことを感じさせる。現時点では余韻に若干苦味が強く、グレープフルーツやオレンジの皮の印象が残る。最低でもあと3年は熟成させるべし!
マッサレッタ 03 マッサ原産の珍しい赤葡萄。もちろんマッサ−カッラーラエリアでのみ栽培されている。他でも造っているだろうが、ワインとして市場へリリースしているのはチーマだけのように思える。このワインを知っている方は、かなりのイタリアワイン通と言えるだろう。

メルロの果実味に、サンジョベーゼの酸をあわせたような味わいで、タンニンは少なくひじょうに飲みやすい。線は細いがバランスの優れた赤ワインで、とてもトスカーナ産のイメージではない。エレガントで限りなく美味。
ロマルボ 03 サンジョベーゼにマッサレッタをブレンドして造られるクリュクラス。過熟な03年を全く感じさせない、繊細な酸を持つ仕上がりとなっている。

スパイスの香りがひじょうに豊かであり、特に酸の水準が高く、イメージ的にはブルゴーニュの1級物。以前よりもずっと個性が出ており、個人的にはかなり評価したいワイン。これは熟成をさせたい!そして、5年後にまた飲みたい!
モンテルボ 03 メルロ100%だが、ロマルボ同様に過熟な印象が全く無い!果実味と酸味のバランスが秀逸で、どちらかと言えば酸が強めという末恐ろしいワイン。

数日前に飲んだスヴェレートのメルロ(グアルドデルレのイレンネロ)とは対極をなすような繊細な部分があり、この2つを飲み比べるトスカーナ沿岸のワインのメルロの違いを体感できるだろうか。これにボルゲリのメルロが加われば、ひじょうに興味深い試飲となるはず。これは今年の目標としたい!モンテルボ−メッソリオ−イレンネロ!素晴らしいなぁ・・・。
イル ガモ 03 例年に無く若さを感じさせる状態で、前に飲んできたワインと比較すると、現状ではまだまとまりに欠ける。味わいそれぞれが独立しており、このあたりはさすがに03年の影響が出ていると思われる。

十分な果実味とミネラルはあるが、酸とのバランス感にまとまりが欠ける。ここはもう少し熟成をさせて様子を見たいワイン。ただし、決してワイン自体の質が、他のクリュに比べて劣っていることではない点をご理解願いたい。普通に飲めばかなり凄いシラーであることは保証出来るワインです!
19 ピッティ ヴェルメンティーノ 05 トッレ ア チェナイア トスカーナ
チェナイア ヴェルメンティーノ 05
ピッティ ロッソ 05
ピッティ ロッソ セレチオーネ MG 05
ヴァイオ 04
ドルチェ ペッカート 02
ペルレ 01 スプマンテ フェッラーリ トレント やはりフェッラーリ社のスプマンテは安心して頼める。シャンパーニュほどの値段は取らないし、いつも安定した味わいがある。

フランチャコルタは名前が先走りしている感じが強いし、他の選択肢があればプロセッコが良いだろう。日本でも美味しいプロセッコの時代がそろそろ来る筈だろう。
18 ストラーレ 03 グアルド デル レ トスカーナ
ストラーレ 04
フェデリコ プリモ 02
グアルド デル レ 02
イレンネロ 02
センサンツィア 01
センサンツィア 02
17 チェルビオーロ ビアンコ 03 サンファビアーノ カルチナイア トスカーナ
キャンティクラシコ 05
キャンティクラシコ リセルバ チェッロレ 03
チェルビオーロ ロッソ 00
チェルビオーロ ロッソ 01
13 ジュリオ フェッラーリ 96 スプマンテ フェッラーリ トレント 最も新しいヴィンテージの96年だが、93・95・96年と続けて飲み、改めてこのスプマンテの素晴らしさを感じることが出来た。

また、ここ数年のヴィンテージの中では、この96年が最も美味しく感じられた。ワイン自体のボリューム感があり、全体の質が一回り大きいように思う。一流のシャンパーニュにも匹敵する、イタリアを代表する泡物と断言しよう!
サンジェルバジオ ビアンコ 05 サンジェルバジオ トスカーナ 現段階では酸の主張が強く、また、糖度もあるのでかなり骨太な印象がある。ヴェルメンティーノにソービニョン、シャルドネ、その他色々な白葡萄をブレンドしているが、今はフリウリのソービニョンのような香りが少し強いか。2006年7月に瓶詰をしており、すでに半年は経っているが、まだワインとしての落ち着きにはたどりついていない。今年の後半あたりに飲めば、さらに違った感動があるように感じられる。ベースながらなかなかのポテンシャルがある。
シャルドネ 05 昨年から日本に輸入され、ひじょうに好評を博している樽熟のシャルドネ。時代を逆行しているようなワインだが、樽と果実味・酸味のバランスが素晴らしく、トスカーナ産のシャルドネとしては、最高の1本のように感じられる。このシャルドネを味わえば、ルカ=ダットマ仕上げの真価が理解できるだろう。もちろん熟成タイプだが、早飲みでもOKなバランスである。美味!
サンジェルバジオ ロッソ 05 現時点でバランスが取れているベースの赤。やはり05年のトスカーナ沿岸部はかなり良い収穫だった事が再確認出来た。しっかりとした果実味と酸味が、今後の酒質の安定に伴い、さらにワインの美味しさを醸し出していくことだろう。デイリークラスとしては、やはり最高の1本と言える。
ア シリオ 03 おそらく私の味わったトスカーナ産の03年ヴィンテージとしては最高の1つ、また、サンジョベーゼだと思う!!素晴らしい品質がある上に、現時点でバランスも十分に取れている。タンニンは青さが無く、酸味を伴う十分な果実味、余韻もかなり長い。沿岸部と内陸の良い部分だけが溶け込んだような酒質だ。ガンベロやヴェロネッリで高得点を獲らなくても、私がこのワインの素晴らしさを保証しますので、覚えておいて下さいね!

シリオはワイナリーの方針転換で、リリースは2008年からになり、もう1年の熟成を経て出荷される事は更なるバランス感の向上があり、消費者にはひじょうに有り難いことである。

新年早々、素晴らしいワインに巡り合った!
イ レナイ 03 シリオと同格に評価できるだろうメルロだ。私はレナイを飲むと、いつもより内陸で産するラッパリータを思い出すが、この03年は果実味が例年よりもより大きく、暖かさがあり沿岸部のメルロに近い印象があった。ちょうどメッソリオを飲んだばかりなのだが、それと比較しても良いレベルである。樹齢が上がってくる今後は、さらに良いワインになっていく事だろう。メルロ好きには要注目のワインだろうか。
リースリング ベーレンアウスレーゼ 03 Werner & Sohn モーゼル 私は基本的にリースリングという葡萄品種が、ピノネロ同様にそれほど好きではない。単純に理由を言えば、酸のバランスが難しいからだが、このような甘口の場合は別な話となる。

イタリアでは、余り感じられない極上の「甘酸っぱい」味わいがあり美味。やはりドイツ産は甘口に限るだろうか(笑)。まぁ、単一葡萄だから、味わいの複雑さが出るには相当の時間が掛かるだろうし、それまでは普通のスティルワインの数倍の時間が必要なので、今ひとつ熱心にはなれないエリア。

また、個人的にはアルトアディジェで造られるゲベルツのパッシートや、ブレンドの甘口ワインの方が好みです。
11 ボルゲリDOC 05 レ マッキオレ トスカーナ じつはまだ瓶詰をしていないのでステンレスタンクからのサンプルとなるが、ひじょうに完成度の高いワインと確認。

香りはほぼ完成された、クリアな果実香に少しだけバルサミックなニュアンスがある。味わいは果実味は豊かだが、まだ少しだけタンニンが粗め、酸の主張が控えめでドライな味わいが強い。ただし、総体的なバランスは良く、04年よりもアルコール感を含めた酒質は強めだろうか。もう少しだけ瓶熟成をした方が良さそうで、今年の秋口から飲み頃になるだろうか。ちょっと良いデイリーワインとしては、最高の1本だろう。05年ヴィンテージも、04年に比べられるような、なかなか良いワインが出来上がりそうだ。
パレオ ロッソ 03 03年の3本のクリュワインの完成度は素晴らしい!特にこのヴィンテージで感じられる過熟感、タンニンの青さと渋さ、余韻の苦味、等のネガティブな要素を殆ど感じることが無いのだ。

パレオロッソは少しジャム系のニュアンスが高いが、過熟から来る煮込んだものではなく、ブルーベリーなどのキレイな果実香があり、ほぼ完成された香りを感じる。味わいには当然に若さから来るタンニンの粗さが多少残るが、それを上回る酸の繊細さを感じさせる。ワインが本来持っている、ボルゲリの特徴である杉とリコリスのニュアンスは十分に感じられ、まさにテロワールのワインと言えるだろうか。

まだかなり酒質は強いので、最低でも5−8年の熟成が必要だろう。また、この手の強いワインが好きな方には、リリース直後に飲んでも、十分な美味しさがあることはお約束します。
スクリオ 03 香りに典型的なスパイス香がある、個人的には少しスパイスが出すぎなような印象があり、香りはいま少し辛抱が必要。

ひじょうに口当たりが優しく、
メッソリオ 03
フラスカ 99 ヴァラミスタ トスカーナ 少し還元臭を伴う、典型的な凝縮されたサンジョベーゼ。そろそろ熟成期に入っていると思い、少し期待して飲んだが、還元臭がなかなか消えずに、残念だった。味わいは丸みを帯びた果実味と、余韻に残る酸が良かったのだが、香りがどうにも・・・。もう少し熟成か、早めの抜栓が必要なワイン。
スキオペッティーノ 98 ジョルジョ コルッタ フリウリ 8年熟成をしてひじょうにキレイなワインになっており、かなり感激!チェリーやベリー系のひじょうにキレイで繊細な果実味が十分に感じられ、この品種の持つ優雅さを始めて感じたような気がする。先月飲んだメルロもそうだが、フリウリの赤葡萄には絶対的な熟成期間が必要だ。なかなか葡萄のポテンシャルを見抜くのは難しいが、それが出来ないとワインが残念で終わってしまう。なかなか日本では見かけないワインだけに、美味しいものを見つけるのは至難の業だろうな・・・。
フランチャコルタ グランキュベ ブルット 02 ベッラヴィスタ ロンバルディア ジュリオフェッラーリを飲んだばかりなので、ちょうど良い比較となったが、やはりジュリオよりも格下の印象は拭えない。味わいが少し軽く感じられ線が細い。食前酒として良いものだろうか。
カベルネソービニョン 96 ヘイツワインセラー ナパヴァレー 話を聞くと数年前まではカリフォルニアでもトップクラスのカベルネだったらしい・・・。96年ヴィンテージで、瓶詰は2000年、それから6年の瓶熟成で、十分に落ち着いた味わい深いワインだった。全体のバランスは取れているようだったが、カリフォルニアらしいジャム系の味わいはまだ強く、まだ先の熟成もさせられそうなもの。それにしてもトップクラスのカベルネは言いすぎではなかろうか・・・。また、生産本数も5万本強!多すぎはしないのか?
ジュリオ フェッラーリ 93 スプマンテ フェッラーリ トレント 2007年の年明けと共に抜栓した、今年最初の1本。2003年にスボッカトゥーラしたもので、それからセラーに3年熟成。発泡は十分にワインに溶け込み、全てにおいてバランスが良い上に、まだまだ熟成をさせられそうなボリューム感。やはりイタリア最高と言えるだろう。手持ちの古い物はこれが最後、あとは95年のマグナムがセラーに眠っているが、飲みたい人はモンテスクダイオまでお越しください(笑)!