2005年4月


日付 ワイン名 生産者 コメント
29 チェルビオーロ ビアンコ 02 サンファビアーノ カルチナイア トスカーナ カステッリーナ・カルチナイアにて。日本からのツアー8名とワイナリー見学後に試飲会。

ビアンコ02は少し熟成傾向にあり、段々とバランスが取れていくだろう。良くないヴィンテージと言われる02年であるが、諸悪の根源を作ったマスコミは反省をしたほうが良いだろうに!

キャンティクラシコ03はヴィニタリーよりも格段に良くなっていた。これはかなり期待出来るワイン。私的には97年に近い味わいだと感じているが、97よりもタンニンは優しく、味わいも深いような。

マグナム99は素晴らしいパフォーマンス!日本でも入手は可能なはずなので、多少の金額を払ってもボルドーの同価格帯を買うよりも数段お得だろう、と断言したいところ。
キャンティクラシコ 03
チェルビオーロ ロッソ マグナム 99
ポッジョ アイ キアリ 04 コッレ サンタムスティオラ トスカーナ キウジ・サンタムスティオラにて

04年はバレルサンプルだったが、予想以上に柔らかいワイン。かつ、しっかりとした酸味と果実味とのバランスが現時点でも取れている。これは今後の成長がかなり期待出来るので楽しみ。

02・01は夕食時に飲んだ訳だが、両ワインとも甲乙つけがたい出来栄え。ここでも02年の良さが際立っていた。ボディ的にはもちろん01年の方に分があるが、それでも02年の果実味の優しさや特筆できるものだ。

今年に入ってからサンジョベーゼ100%に近いワインを随分と飲んでいるが、ポッジョアイキアリは特に個性的であることを再認識。また、これだけバランスの良いワインは、実はひじょうに少ないことが分かるし、価格的にも十分に納得の出来るワインだ。このワイン、クラス的には8000円以上のものである。

02
01
28 メッソリオ 99 レ マッキオレ トスカーナ ボルゲリ・マッキオレにて。

昼食時にチンツィアが準備してくれたのが、ブラインドで出された。私は自信を持って”パレオ99年”と言ってしまった。パレオとメッソリオはまず間違えるワインではないが、自信があっただけに驚いた。

抜栓直後、すぐに飲んでしまったので香りにメッソリオらしさが無かった事と、パレオ98年をイタリアに来る直前に飲んでいて、その香りにひじょうに近かった事から判断を間違えたと思う。

1時間ほど時間経過した時点では、メルロ特有の重いフルーツ香と果実味が現れ、まず間違えない状態になっていった。やはりメッソリオは底が知れないワインである。

実は前日、別な試飲会でチンツィアはこのワインを飲んだらしく、彼女もメッソリオ99と分からなかったそうだ。ワインの熟成とは全く予想が出来ないことのようだ。


27 イソンゾ ピエーレ ソービニョン 03 ヴィエ ディ ロマンス フリウリ 自宅にて友人と共に。

ピエーレ03年はヴィニタリーでも飲んでいないので初である。今までとは若干ニュアンスの違いを感じ、少しトマト系のワインとして仕上がっている。これはフリウリのソービニョン特有の香りで、テロワールの反映と言えるが、ガッロのワインに関しては違った意味合いがある。つまり03年のピエーレは例年と違う、ということだ。ピエーレらしい酸が少し欠如しているような印象を持った。一本だけで判断は出来ないので、また近日中に飲んでみようと思う。

ランチャは随分前に購入したもの。ボトルには値段がついており、なんと40000リラだった。つまり約20ユーロである。昔は良いワインも安かった・・・。

このワイン、かなり期待をして抜栓したが、期待を裏切るような味わいで残念でした。ワイン自体はかなりきれいに熟成をしており、香りはほぼ完璧だったが、味わいには酸が目立ちすぎで果実味のかけらも無い(少し言いすぎかな)のだ。約1時間かけて飲んだが、最後まで酸だけが目立ち香りも上がらなかった。

95年は市場やマスコミが評価するほどに、個人的には良くないと思っている。95年ならば90年の方が長熟だと思うが、現時点で入手可能な90年ワインがどれほど市場に残っている事だろう・・・。97年はまだまだ入手できるだろうから、97年のキャンティクラシコは少し多めに入手をお勧めする。

95年は早めに飲む方が良いと思います。

キャンティクラシコ リセルバ ランチャ 95 フェルシナ トスカーナ
24 チェザネーゼ デル ピリオ 03 ラッツィオ パスティナのトラットリアにて

チェザネーゼはラッツィオ州の唯一の土着赤葡萄だろうか。これはステン仕上げの軽目の赤。タンニンも少なく、中程度のワインだった。この手の土着葡萄はどうやっても重く仕上がることはないだろうし、熟成にも向いていないと思う。

ヴォルテはなかなか良い出来栄え。やはりクリュクラスの葡萄は全てベースに入れているからだろう。02年ヴィンテージは買得なワインが本当に多いです。

クレメンテはバランスが悪すぎ。99年のキャンティクラシコはこの程度の出来では満足は出来ない。収穫の良い年でこのようなリセルバは造ってはいけませんね。

マッキオレロッソはコルクに問題があり、いつもの果実味が無かった。このコルクの問題と言うのは、コルク臭ではなくコルクが乾燥しすぎなもので、タッポセッコとイタリアでは言っている。日本ではこの違いがまだあまり良く理解をされていないと思うのだが。

レ ヴォルテ 02 オルネライア トスカーナ
キャンティクラシコ リセルバ 
クレメンテZ
99 カステッロ ディ グレベペーザ トスカーナ
マッキオレロッソ 01 マッキオレ トスカーナ
23 ルガーナ レ・クレーテ 04 オテッラ ヴェネト ヴェローナ・ダノンニにて

ルガーナはそれほど知られたワインではないが、ヴェネト州ではソアベと同じくらい有名なワイン。ソアベよりも限定された地域で造られるので、より品質の高いワインが多いのも知られていない。

オテッラはルガーナのトップ3のひとつで、このクレーテは遅摘みの葡萄から造られる。かなり濃い目の味わいで、ソアベではピエロパン・ロッカやサンアントニオ・モンテチェリアーニに匹敵するだろう。

日本でももっとイタリアの白ワインが見直されて、市場的にも正しい評価を下せる人間が増えてほしい。ルガーナはかなり行けてる。

バルレイト モスカートジャッロセッコ 03 エステノイエ アルトアディジェ グラツィア宅にて。
ジャッロ デイ ムリ 03 ヴァルジャーノ トスカーナ
ヴァルポリッチェッラ 03 サンアントニオ ヴェネト
ロッソイブレオ 02 グルフィ シチリア
21 A.A.ピノビアンコ プンタイ 03 エステノイエ アルトアディジェ アッピアーノ・ツールロゼにて

日本では(世界的にかな)全く評価を受けないピノビアンコであるが、料理に合う万能型の白はこれ以外には無いだろう。何かが突出する事が無く、香りの穏やかさ、果実味と酸味のバランスはソービニョンともシャルドネとも世界を異にする。アルトアディジェのピノビアンコは世界に通用すると思うのだが、イタリアのマスコミはもう少しこのワインに注目をするべきだろう。土着葡萄ではない、と言うかもしれないが、テロワールの反映を最もよくする白葡萄である。はっきり言ってプンタイのピノビアンコは見直しました。かなり美味しいです。

逆にピノネロはブルゴーニュには歯が立たないと言える。このマッゾンはアルトアディジェで最もピノネロに適した場所であるらしいが、その最高の場所でもそれほど素晴らしいものではない。これで価格的に価値があれば良いのだろうが、高ければ私でもフランス物を考えるだろう。イタリアのピノネロは今後、どのような方向へと行くのだろうか??

A.A.ピノネロ マッゾン 02 ゴッタルディ
16 イソンゾ ピエーレ ソービニョン 01 ヴィエ ディ ロマンス フリウリ 自宅にてミケーレ夫妻と。

ミケーレがガッロのワインを飲んだ事が無いというので手持ちのピエーレを抜栓。相変わらずに素晴らしいワインであった。いつもはワインを飲まないパオラまで3杯も飲んでいたのには驚いた。やはり美味しいワインは誰でも飲むのだと実感。

ベンリエは今年の1月に抜栓したもの。半分残ったものをバキュバンして冷蔵庫にずっと入れておいた。3ヶ月ほど経った今日、再度飲んでみたのだが、これがまたむちゃくちゃに美味しい事!!とりあえずは上手く保存が出来たと思うが、それにしてもこの寿命の長さは驚愕に値する。甘口ワインの底力に脱帽であった。

ベンリエ 03 ドンナフガータ シチリア
14 A.A. シャルドネ プンタイ 02 エステノイエ アルトアディジェ 自宅にて。

リリース当初は樽のニュアンスが強かったが、少し熟成をしてかなり良い状態になっている。何だかんだ言ってもアルトアディジェはシャルドネも素晴らしいものが多いのだ。

これは個人的に超お勧めのワイン。日本でも購入できるので試してほしいです。

13 コルトナ サンジョベーゼ 01 アンジェロ ヴェニ トスカーナ ミケーレ宅にて

少し熟成をしたサンジョベーゼ、全体的な苦味が気になるが、けっこう良く出来たワインだった。中庸な性格であったが、逆にそれが心地よかった。妻はそれほどでもなかったようだが、ミケーレと2人で軽く1本を空けてしまった!

ソアベSP モンテチェリアーニ 02 サンアントニオ ヴェネト メッザーネ・トラットリア・ラ・トッレにて

少し酸化気味で残念であった。おそらくここでの管理の問題だろう。ポテンシャル的にはロッカに匹敵するだけに、細心の注意が必要なのだが・・・。トラットリアと言ってもワインの管理はしっかりとしてほしいものだ。

カリカンティ 02 グルフィ シチリア ヴィチェンツァ・トラットリアフィリペットにて。グルフィのオーナー・ヴィトと輸入元の方々との夕食である。

ここは料理だけを提供するところで、ワインは持込が許可されているイタリアにしては珍しいトラットリアである。

ワインはカリカンテが素晴らしい出来を見せており、この葡萄品種の素晴らしさを感じさせる。この品種のワインではベナンティ社のピエトラマリーナという素晴らしいワインがあるが、それに匹敵をする出来栄えだ!

赤の2つはキレイな果実味をしっかりと持つ、グルフィ特有の酸が特徴なワイン。

ロッソイブレオ 04
ネロイブレオ 02
ソアベクラシコSP ラ ロッカ 02 ピエロパン ヴェネト ベローナ・アルクアーデにて。

ミシュラン2星のレストランでした。まぁ、ロッカはいつ飲んでも美味しいです。ただし値段がねぇ・・・。

サンヴィンチェンツォ 04 アンセルミ ヴェネト ヴェローナ・12アポストリにて。サンアントニオのオーナー・アルマンド氏と輸入元の方々との夕食である。

ここに来る前にワイナリーにて試飲をしてきたので、他社のワインをなるべく選ぶようにした。ワインの選択はいつもワイナリーから任されるので、けっこう気を使ってしまう。

ラ ポイア 00 アッレグリーニ
ラ バンディーナ 99 サンアントニオ
レチョートディソアベ ラ コロンバーレ 02 ピエロパン
A.A.ソービニョン サンヴァレンティン 03 サンミケーレ アッピアーノ アルトアディジェ ボルザーノ・ヴォジェルにて。

相変わらずにサンヴァレンティンは美味しい!もう少し安くなってくれれば本当に嬉しいワインである。

他の2つは並みのワイン。特に可も無く不可もなく。甘口はなかなか良かったです。

サンタマッダレーナ クラシコ 03 フリエデルホフ
A.A. ピノネロ シュヴァイッツァー 02 フランツ ハーンス
ジョセフ ゲベルツトラミナー 
ヴェンデミアタルディーバ
02 ホフシュタッター
A.A ソービニョン モック 04 サンタマッダレーナ アルトアディジェ ボルザーノ・パッチャイデルホフにて

まずモックの垂直であるが、03年は気候的な問題が顕著に感じられるワインで、酸が今ひとつ。02・04共に素晴らしいパッションフルーツで、特に02年は複雑さが加わりかなり満足が出来る。04年もこうなるのだろうと予想。これはまとめ買いをお勧めします。ミューラーもかなり良いワイン。酸と果実味のワインだった。

フック&バックは普通の赤ワインとしても通じるもの。かなり良い出来だろう。これは日本人受けする味わいである。

ゲベルツも秀逸。ボリュームのある果実味とキレイに流れる酸。この手のワインはもう少し高く評価をされても良いはずだが。

カベルネからクリュの赤に移るが、特にメルロが素晴らしい出来と熟成だった。まるで中部イタリアのメルロを彷彿とさせるボリュームのある果実味。ラパリータより濃い!ですわ。もし入手が出来るならば絶対に試してほしい(まず無理なような気がしますが・・・)。

タベールの垂直も滅多に経験できない。97年は飲み頃のピークまであと2〜4年くらい。98年はそれ以上のポテンシャルがあり、00・01もかなり内容の濃いワインである。97年の味わいからして、タベールの熟成は10年目くらいから始まり、15年でひとつのピークが来るようなイメージである。個人的にはピーク前の今くらいの味わいが最も好きなのだが、熟成を楽しめるワインということは断言しよう。

甘口は両方共にシンプルながら、味わい深いもの。特にヴィネリアは私好みの甘口である。

03
02
A.A. ミューラートゥールガウ 04
サンタマッダレーナ クラシコ フック&バック 03
A.A. ゲベルツトラミナー クレインステイン 03
カベルネリセルバ ムーメンタル 02
マウリティウス 00
メルロ リセルバ プレステージ 99
ラグライン リセルバ タベール 01
00
98
97
モスカートローザ ロシス 03
モスカートジャッロ ヴィネリア 02
ピノグリージョ 04 テレザライツ フリウリ チヴィダーレ・デフェオにて
リボッラジャッラ 03
レフォスコ 03
デカノロッソ 01
ピノグリージョ 03 テレザライツ グラード・アランドローナにて
イソンゾ ヴィエリス ソービニョン 02 ヴィエ ディ ロマンス フリウリ
コッリオ ビアンコ 02 エディ ケベール フリウリ メストレ・ダラメリーナにて

ケベールのワインは何度か飲んだ事があるが、いつ飲んでも樽が強すぎる印象を受ける。まぁ、一貫したポリシーと言えばそうなのだが、美味しい事とは少し違うように感じてしまう。今後はパスするワインのひとつに加えておく。

A.A.ソービニョン ラーン 03 サンミケーレ アッピアーノ アルトアディジェ サンヴィンチェンツォ・ザンジバールにて

マッキオレのチンツィアと昼食、妻の大好きなソービニョンを選ぶが、アルトアディジェのソービニョンは本当に美味しい!