日記


3月30日(木)
久々に新しいワイナリーを訪問した。ピサ県のチェナイアという聞き慣れない場所にある「Torre a Cenaia」というワイナリー、2004年が初ヴィンテージの始まったばかりの蔵元だ。ピサのワインに詳しいコラードに事前情報を聞いたところ、2年ほど前に新しいオーナーの手に渡り、カンティーナから全てを建て直し中であることくらいしか、彼も詳しくは知らなかったようだ。

訪ねてみて、総合責任者に話を聞いたところ、ここはピサ地域でも最も歴史の長いワイナリーの一つで、フィレンツェにも宮殿を持っていたトスカーナの名門貴族・ピッティ家が所有していたそうである。どうりで「ピッティ」がワイン名にもなっていたので、聞けばなるほどと言う感じである。ガンベロロッソ2006年のガイドでもすでに紹介されているし、ワイナリーの規模をみても今後に期待が持てそうである。現オーナーはロンバルディア州で農業関係の会社を経営しているそうなので、農業への投資は惜しまないそうだ。これが重要な事である。

ワイナリー訪問を終えて、久々にフィレンツェ方面へ向った。春物の靴を買いに、トッズのアウトレットに行ってきたが、平日と言う事もあり、大した人出ではなったが、以前に比べて日本人観光客の割合が高かったような(たまたまだったかな・・・)。ユーロ−円との為替レートは、引き続きユーロ高の状態が続いているが、それ以上に物価が高くなった感じは否めない。これでは日本人にとっても、買い物もなかなか出来ないことだろう。

それにしても、驚くのはディーゼルの値段である。今日は午前中に給油をして、フィレンツェからのl帰りにまた給油したが、この近辺で最も安いスタンドで、1L=1.144ユーロである。2度の給油で70ユーロ以上使ってしまったが、日本円に換算すると約10000円である!車社会のイタリアでは、燃料費が頭痛の種である。


3月27日(月)
昨日の日曜は予定通りにピネータへ行ったが、サマータイムであることをすっかりと忘れてしまい、9時に行ったつもりが10時だった。走っている途中に、コラードと会い、時間を聞かれたが間違った時間を言ってしまったことが、後の祭りだった(笑)。よって、昨日は全てが1時間早く進み、得したのか、損をしたのか、という気分で終わった。

今日はミケーレ宅にて、スカッチャペンシエリのオーナー夫妻とコラード夫妻を含めた8名でのディナーだった。それにしても、アルドは面白い!さすがに大物である。今のイタリア人の話題は、やはり4月9日に行われる総選挙に尽きる!日頃から政治に対しては大いに口を出す、評論家のような人間が多い国であるが、今はニュースを見ればその話題である。特にトスカーナ人は共産系の人間が多く、政治の話が大好きなので、私はまだそれほど意味が分からないが、聞いているだけで可笑しくなってしまう・・・。まぁ、とにかくディナーが始まった8時半から、帰り支度を始めた0時近くまで、ほぼ全員が話しっぱなしだった。いつも思うが、イタリア人、やはり恐るべし!


3月25日(土)
昨日も今日もかなりのんびりと過ごした。天気も悪く出かける気分でもなく、こういう日は家にいるのが一番である。

昨日の夕食はミケーレ夫妻と久々のスカッチャペンシエリ。相変わらず新鮮な魚に舌鼓だった。今日は白魚の生があったので、レモンをかけて食べたが、日本並みの美味しさであった。これだけ新鮮なものが食べられるのは、アルドだからだろう。

明日はピネータへ行く予定。久々のジョギングなので5キロくらいで止めた方が良いだろうか・・・。今日から明日にかけて、深夜0時を過ぎるとサマータイムである。妻は明日から時間が変わることを知らなかったらしく、今日のニュースを聞くまで誰も言ってくれなかったらしい。全く興味が無いのだろうか、それとも十分に分かっているのだろうか。それにしても、1時間も時間が変わるのは、かなり重要な事だと思うのだが全く話題にならないんだよね。この国の人は、ほんとうに良く分からないな・・・(笑)。


3月23日(木)
22日は朝方に帰宅してから就寝。昼前に起き部屋の整理整頓。5時に家を出て成田へ。成田−パリ−ピサと、今回も何事も無く、無事に到着。猫達も変わらずに元気一杯でした。とりあえず今週はのんびりとして、来週からヴィニタリーに向けての準備にかかることにした。それにしても、日本ではかなり強硬な日程をこなしてきたので、少しのんびりと過ごして、体調を整えるためにも多少の食事制限をしようかと思う(笑)。


3月21日(火)
今朝方は寝たのが遅く、起きたのは昼過ぎ。ちょうど、日本−キューバのWBC決勝戦が行われていた。準決勝の韓国戦同様に、かなり息詰まるで、本当にハラハラしてしまった。結果はご存知のように、日本の完勝であったが、それにしてもこれだけ真剣に野球を見たのは、いつ以来だろうか?とにかく、サッカーのワールドカップで優勝することと、同じくらい凄いことを成し遂げたと思う。人がどう言おうが、どんな国際大会でも優勝するのは絶対に凄い事だ!久々に心躍る結果となった。

テレビ観戦後、午後6時半に東銀座に向い、なぜか早稲田大学・棒術会の「卒業生追い出しコンパ」に参加した。と言うのも、11日に神楽坂・たまねぎやにて同席した2名が、同大学棒術会のOBの方だったからだ。たまねぎやのご主人も参加と言うことで了承した次第だが、やはり場違いな2名となってしまった。

早大・棒術会は体育会には入っていないそうだが、そんなことは関係ないのだろう。とにかく礼儀や話し方を含めた彼らの態度は素晴らしい!私は体育会のラグビー部出身ではあるが、それ以上に学生達の言葉遣いや目上の人に対する接し方などに久々に感動してしまった。6時半に江上先生、中島さん、木下さんの3名と喫茶店で待ち合わせをしたが、同席した4名の学生は先輩の手前もあるのだろうが、背筋がしっかり通った若者だった。ほんとに最近、このような若者達と接してはいなかったような気がするね。

7時から始まった会には、現役学生や若手OBなど合わせて70名以上が参加。おこがましいが、20年前の自分達そこにいるような感覚が蘇ってくるような錯覚を感じた。それにしても彼らのような若者たちが、まだ少しでも日本にいるのかと思うと、日本もまだ捨てたものではないのかな・・・と思ってしまった。1次会もかなり盛り上がり、先輩からの送辞を貰う時の学生の態度に感動し、人目を憚らずに泣く姿にまたまた感動!だった。10時過ぎに移動した2次会はカラオケで大盛り上がり!午前1時前に私たち年寄りは先に帰ったのだが、ほぼ全員が並んで見送られてしまった。銀座から新宿へ移動して、大人は朝までドンチャンだったのは言うまでのありません(笑)。


3月20日(月)
午前中はイタリア出発前の買出し。ミケーレに頼まれているマヨネーズ(日本のマヨは本当に評判が良い!)や、雑貨を購入。夕刻に尾山台に事務所のある輸入元・オーレジャパンに伺う。3年前からのお付き合いになるが、どちらかと言うとフランスの小規模生産者から、なかなかCPの高いワインを輸入している。ある試飲会場で同社の社長と出会い、それが縁でイタリアワインの輸入を開始したという経緯がある。当時は社員が4名(だったかな)で、なかなか思うようにイタリアワインが動かずにj苦戦をしていたが、現在は社員も7名に増えてワイン全般が動き始めたようだ。今日も今後数年にわたるスパンでの、イタリアワイン輸入の話にもなり、これから少しずつイタリアも伸ばしていこう、と言う事になった。今後の動きに期待をすると共に、しっかりと協力体制を構築していきたい。

打ち合わせが終わり、7時に品川で友人A氏と待ち合わせをして、氏がお薦めの焼き鳥・鳥てるに向う。品川駅周辺には、なかなか良い店が無いと思うが、やっと真っ当な店に出会えたようだ。まず、店主がしっかりと選んだ鶏肉が美味しい、その上、CPが非常に高い!また、(私にとってはひじょうに有り難いのだが)ワインの持込が1500円でOKである。コースを頼み、ワインを1本空けても5000円ちょっとである。鶏はレバー・砂肝が秀逸、〆に出される鶏スープもかなり行けてました。その後、銀座に移動して2軒はしご・・・。イタリア出発を前に、日本的な楽しい飲みだった!最後に店を出たのは午前2時過ぎ、よってタクシーで帰宅する。帰宅後、イタリアにいる妻と仕事の話が長引き、寝たのは午前4時過ぎでした。明日も大変だ。


3月19日(日)
昨日の深夜、つまり今日の午前1時からエノテカドーロのスタッフと新宿にある「オステリア・ヴィンチェロ」にて集まり、それからの流れでアイリッシュパブでギネスを飲み、それから朝8時まで営業している歌舞伎町の居酒屋で飲み続け・・・朝9時に帰宅。仮眠(?)をして午後2時過ぎに起床。今回はハードリカーは殆ど飲んでいないので、それほど具合は悪くなかった!やはり高アルコール飲料は体に悪いのだろう。

起床後、あまり野球には興味が無いが、WBCの日本−韓国戦は見入ってしまった。野球が国技のような国で、アジアの盟主といわれる日本が、お隣韓国にやられっぱなし、と言うのは、やはりいただけない。これはラグビー然り、サッカー然りだ。今日の試合もほんとうに分からない流れであったが、福留の一発で決まった!王采配が的中だったが、あれだけ見事に決まった試合も珍しいだろうか。イチローの色々な発言も物議を醸しているらしいが、あれくらい気合を入れて良いのではないか。お隣さんの方がキツイことを言っていると思うので。このままキューバにも勝ち、初代王座につけるように期待をしたい。

当たり前だが、今日は1日のんびりと過ごす、と言うよりも動けずと言った方が良いだろうか(笑)。


3月18日(土)
今日はリアルワインガイドの試飲日。土曜日は3時から始まるので、2時に家を出発して吉祥寺へ。ブルゴーニュの2つの蔵元、各7本の14種類を試飲。シャンポールミュジニィとニュイサンジョルジュだった。試飲後、少し時間があったので、三鷹の山本酒店へ顔出し。7時過ぎに新宿の「ピッツェリアドーロ」にて、後輩2名と会食。フルコース+ワイン3本で1人7000円は、どう考えてもCPが高すぎる!11時半に店を出てから、次の待ち合わせの御苑前のオステリア・ヴィンチェロへ徒歩で向う。それにしても土曜の夜、新宿、物凄い人だった。歌舞伎町のあたりは、まだまだ若者が溢れていた。おそらく朝まで飲み続けることだろう。

午前1時の待ち合わせだったので、私はワインだけを飲むつもりで行ったら、シェフお任せのコースで、各お皿にワインを合わせるフルコースディナーの会だった・・・(汗)。事前に知っていればドーロでの食事は抑えたのだが後の祭り!まぁ、それなりに頑張って食べたが、半分も食べることができず。事前連絡などの段取りはしっかりとして欲しいものだ(笑)。

私はヴィンチェロは初めてなので、事前にネット上で見ることが出来る店の評価などを見ると、良い・悪いがけっこうはっきりと分かれていたので、それなりに楽しみにして伺ったが、個人的には評価が出来る店だと感じた。しっかりとした内容の料理に対して、ソムリエールが提案するワインも、食事との相性の良いワインが多かったからだ。特にパスタの味付けはイタリアそのままの塩梅。メインの肉に対する火の入れ方も良かった。最終的な会計も十分に納得の出来る額でCPも悪くない。今度は妻も連れて行っても良いだろう。

一緒に食事をしたのは、半蔵門のエノテカドーロのスタッフで、土曜日の営業を終えてから新宿まで来たのだが、一週間の仕事を終え、仲間で一緒に深夜の食事会で、交流を深める。かなり疲れていることだろうが、これも大切なことだと私も思う。私も今日はかなり充実した一日となった。こういう場での意見の交換や、議論はひじょうに楽しいし、これからのやる気にも繋がる。これからも共に頑張って行こう!


3月17日(金)
イタリア帰国前、体調を整えるために馬込の江上先生を訪問。しっかりと整体してもらう。最近、少し頚の左側が痛かったが、随分と軽くなった。一度、家に戻り25年ぶりに再会する旧友と会うためにお台場へ。小学校時代の親友であり、中学校のときに彼は埼玉の方へ転校してしまい、その後は手紙のやり取りがあり、最後に会ったのは高校3年のとき、ちょうど大学入試の前あたりだったろうか。それから25年である。人の巡りあわせはほんとうに不思議である。彼は昔から絵が上手く(それもかなり)、私も子供心に芸術家になるだろうと思っていたが、本の装丁などのデザインの仕事をしている。お台場の「権八」で軽く食事をして、彼のマンションへ伺う。公団だそうだが、上階にあり眺めも素晴しい。昔話や仕事の事などで盛り上がる。時間の空白を感じなかったし、また、これからも会うことが出来ると思うとほんとうに嬉しい。帰りはお台場から亀戸まで彼の車で送ってもらうが、25分程度で到着、意外と近いことに驚く。それにしても心温まった1日だった。


3月16日(木)
今日から帰国準備をはじめ午後までずっと歩き通し。1つアポイントを延期してもらうが、かなり忙しい。夕刻から友人S氏の誕生会があり、浅草のイタリアンの名店「マドンナ」へ伺う。20名ほどの仲間が集まるが、S氏の交流関係を象徴しているような、なかなか楽しい会食だった。浅草からは歩いて帰ることが多いが、さすがに雨が強くタクシーで帰宅。持込のワインには、S氏のバースデイヴィンテージがあった。なかなか感慨深いものがある。


3月15日(水)
午後に輸入元の事務所にてワインの試飲。その後、友人のカメラマン・所幸則氏の作品集「キアロスクーロ」の出版記念パーティに伺う。さすがに有名人、出版業界や写真業界から、多くの来場者があり、被写体となった芸能人から花が届いたり、いつものようなワイン会ではない、華やかさがあるパーティだった。100名に近い方が来られたようで、会場となった半蔵門・エノテカドーロは、さながら満員電車だった。外に人が溢れる店は、まるでウディネのワインバーだ!日本では奇異に映るだろうが、イタリアではこれが当たり前。日本もこんな店が増えれば、ひじょうに嬉しいのだが・・・。それにしてもかなり盛り上がり、所氏の頑張りに花が添えられたようで、私もほんとうに嬉しかった。これからも頑張ってください。


3月14日(火)
今日からフーデックスが開幕。特に仕事があるわけではないが、毎年1日は行くことにしている。今年は富山で会った酒屋さんと会う約束をしたので、初日の今日、行くことにした。それにしても今年のイタリアブースは大きい!海外出展のブースでは最大だっただろう。あれだけ多くのスタンドは、イタリアブームがあった90年代の終わり頃に匹敵するはず。イタリアワインの方もずいぶんと盛況だったような印象を受けた。このまま景気回復と上手く進んでくれれば嬉しい。

フーデックスから4時過ぎに戻り、昨晩に続き、駒沢公園前のイタリアン「ラ・ストラーダ」のワイン会へ。初めての店だが、シェフは旧知の仲。料理とワインの相性を考えた会で、妻が不在のためにワイン解説などは1人で行う。主催が文春社の友人E氏なので、文春関係、沿線の知人、私の友人、等、30名が集まった。初めて会う方も多く、マイクを使い質問を受けたり、全体的な交流に主体が置かれた会となり、けっこう密度の濃い内容になったと思う。やはりワインの良さを広めるには、このような草の根活動が一番なのだろう。ひとつひとつ、しっかりと説明をするしかないのだ。


3月13日(月)
妻がイタリアにいるので、洗濯・掃除などは自分でやらなければならない、と言うことで、朝から家事をこなしながら、事務仕事。夕刻より大阪の西野さんが主催するワイン会が恵比寿の「キオラ ザ フオコ」へ。恵比寿あたりのイタリアンは殆ど行った試しがないが、駅からも近く、こぎれいなビルの6Fにあり景色も良い。フロアを1つ全て使いかなり広い店内で驚いた。

ワイン会とは、もちろんワインを楽しむこと、自分の知らないワインを経験すること、など目的なのだろうが、それ以上に色々な業種の人たちとのコミュニケーションが楽しくて、ワイン以上にそれを目的に参加する人が多いのではなかろうか。そういった点から考えると、今日のワイン会は如何なものだろうか。参加人数が多かったという問題も有るのだろうが、それを踏まえて開催場所を選ぶことや、席の配置を考えるのは主催の責任だと思う。今回のワイン会は、窓側半分の来店者には、それが全く為されておらずに、同席した友人夫妻はかなりお怒りだった。また、料理が出されるタイミングとワインとの相性は、これで良いのかな?と思うほど、タイミングとまとまりがなかった。ワインはかなり素晴しい品質のものだったが、料理と合わなければ魅力も半減ではなかろうか。西野さん主催の大阪のワイン会がひじょうに良かっただけに、次回はもう少し配慮をして欲しいと思う。


3月12日(日)
昨日は朝起きてから、出掛ける6時過ぎまでずっと日記の更新をしていた。夜は神楽坂のたまねぎやにて、江上先生とお弟子さんの中島氏と会食。会食と言うよりも飲み会!だった。7時から飲み始めて、終わったのは午前3時近く・・・。途中、友人M氏が彼女と来店で、最後は5人で盛り上がった。それにしても、酒の美味しいこと!熟成に入って旨みが乗った酒や、まだフレッシュな味わいが残る酒、木下さんの酒の管理はほんとうに畏れ入ってしまう。また、刺身の盛り合わせも毎度のこと、素晴しい。何杯くらい飲んだか分からないが、素晴しい人間達に囲まれた充実した時間だった。また、ご一緒させて欲しいものだ。結局、午前3時過ぎに帰宅して就寝。

今日、朝起きると命の次に大切な手帳をたまねぎやに忘れてしまったことに気がつく。運よく店主が店にいたので、1時過ぎに取りに伺う。これまた運よく昼食のお誘いがあり、昨晩も出された刺身で、高級刺身定食をいただく。思うと1月末に日本に戻ってから、茶碗でご飯を食べるのは初めてのような気が・・・。仕込み水で炊いたご飯の美味しいこと!2日続けて美味しいものをいただき、店主には感謝・感謝である。食事をしながら四方山話に花が咲き、3時過ぎに店を出る。それから、錦糸町でイタリアに持って行く、新しいモバイルパソコンを購入する。久々に1人でのんびりと過ごす休日だった。


3月10日(金)
今日も輸入元の営業マンと都内・高級ホテル中心に営業同行をした。都内営業ではまず車は使えないので、雨が降るとかなり億劫となる。最初の訪問先は日本橋にオープンした「マンダリンオリエンタル東京」。すでにご存知の方も多いだろうが、5星Lクラスの超高級ホテルである。9時半にホテルのロビーで落合い、ホテルのレストランワインを統括するシェフソムリエと、主にイタリアワインのセレクトを担当するアシスタントソムリエの2名と面談。現状のホテルでのワインの動きや、セレクトの考えなどを伺う。ここは1泊6万円!からで、食事をする方たちの予算はワインだけで2万円前後だそう・・・。いやはや、このような世界もあるものだと感心してしまった。マンダリンを後にして、愛宕グリーンヒルズのゼックスへ。ここでは「サルヴァトーレ・クオモ・ブロス」のシェフソムリエと面談をした。42階にあるレストランには、11時半の開店を前にかなり多くの人がウエイティングラウンジに集うようだ。マンダリンといい、

その後、西麻布にある「グッドドール・クラッティーニ」にて、営業を兼ねた昼食。シェフの倉谷氏はメディアにも頻繁に登場する有名店である。パスタランチを食べたのだが、サルディニア仕込のしっかりとした味付けは、やはり唸るものがある!アルゲロの修行から戻った若手シェフも復帰して、ますます美味しい食事を提供してくれることだろ。昼食後は「全日空ホテル」へ、ここもシェフソムリエと面談し、現状のワイン動向を伺う。その後、丸ビル地下の「ロハスキッチン」、新東京ビルB1の「アントニオ丸の内店」に営業をし、グラスワインと簡単な前菜をいただく。そこから最後の営業に六本木の「マルズバー」へ。同行したT氏と今日の反省と今後の打ち合わせを。全て終わり帰宅したのは午後10時を回っていた。

営業同行の感想であるが、やはりワインは薦める人の情熱だけで全く違った動きをするということである。昨日までの名古屋営業でも感じたことだが、「このワインをどのようにサービスすれば、どのように勧めればお客さんが喜んでくれるか」という事だ!今日会ったホテルに勤める諸先輩の意見は、今の自分にとっても貴重な意見。またまた気合の入った大切な経験だった。


3月9日(木)
7日(火)の夜から名古屋に入り、8日(水)に開催された輸入元の試飲会の手伝い、今日は市内のレストラン、酒販店への営業同行をこなしてきた。7日は妻がイタリアへ出発する日で、いつもは成田空港まで送りに行くが、今回は我慢をしてもらったわけである。

7日は5時の新幹線に乗り7時前にホテルへチェックイン。昨年の吟奏の会・試飲会以来、1年ぶりの訪名である。到着後、明日の試飲会の準備で名古屋入りしているスタッフと「ラ・ステッラ」というトラットリアで会食。塩梅がかなりイタリアに近く、聞いて見るとやはりシェフはイタリアで修行をしていたそうだ。ウサギのミートソース・手打ちのパッパルデッレはかなりのレベルだった。夕食後、名古屋在住の大学時代の友人と会う。彼と会うのは2年ぶりだろうか、馴染のスナックにて2時近くまで語り合う。

翌8日は10時から5時までが試飲会、来場者数は500名、かなりの大入りではなかろうか。ワインの輸入元として、私の手伝うモトックス社も段々と知名度と信頼度が上がっていることは肌で感じることが出来る。一緒に仕事を始めて9年目を迎えるが、当初は東京の試飲会でさえ100名に満たない小さなもので、それを思うと感慨ひとしおである。試飲会終了後、名古屋地区担当の営業ウーマンと「マッジョマニアコ」というトラットリアで会食。昨晩同様にかなりレベルの高いパスタを提供するし、メインに頼んだ魚料理も絶妙。名古屋のイタリアンもなかなか侮れないことを実感。会食後、酒販店経営の友人と二人で、またまたイタリアンに行き、名古屋市場の現状や、将来の展望など話合う。彼が持参したワインをブラインドで飲むが、楽しい企画だった。

そして、今日はホテルを10時に出発して営業へ。最初に訪問したのは名古屋でも指折りの酒販店で専門卸も兼ねる吉田屋さんにお邪魔する。さすがにかなりレベルの高い店で、土浦の鈴木屋、神戸の今井商店、と同じレベルである!やはり世間は広い。フランスでワイン修行をされた、まだ若い専務と市場動向の話。舌は確かでワインのセレクトも的確である。商談後は昼食を兼ねて、市内からは少し離れているが、名古屋では名店のひとつと言われる「イル・ソーレ」へお邪魔する。内装も歴史と伝統を感じさせる作り、空間が広く取ってありゆったりと食事が出来る。ここでは店長・シェフソムリエの増井氏と話をする。元々が料理人だそうでイタリアでの修行経験も持つ、5分も話をすれば情熱が伝わってくるナイスガイだ。彼は33歳とまだ若く、イタリアワインにかける情熱は、おそらく私と同じはず。彼を中心に名古屋の市場が動いていると言っても良さそうで、後輩の育成を中心としたワインの勉強会も行っているそう。このレストランに行けたことは本当に良かったと感じている。ランチだと言うのに、ディナーのグラスワインで使うからといい、料理に合わせたワインを抜栓してくれたり。彼とは今後も連絡を取り続けたい。ランチを終えて酒販店を1つ回り、最後に私も知るAIS出身のソムリエのいる「クラシコ」へ行った。ソムリエの田川氏もイルソーレの増井氏同様に、いかにイタリアワインを浸透させるかを日夜考えているような若者だ。心から応援をしてあげたい2人に会えた事は、今回の名古屋出張の最大の収穫だと思う。7時の新幹線に乗り、9時半に帰宅。今日のランチの影響で、夕食はかるーくシリアルだけでした。


3月6日(月)
妻は明日イタリアへ帰国する。帰国する前には必ず食べなければならないものがある。それは宮崎台・「美かさ」の天麩羅だ。今回は友人E氏と、長きに渡る神戸勤務から東京本社に呼び戻され、最愛の妻子を神戸に残し単身で戻ってきたクワリアの会メンバーでもあるK氏と4人で会食である。K氏は田園都市線沿線に越してきたので、美かさは知っておかなければならない名店である。ワインはK氏と私の持ち込みの白を1本ずつ、お店の赤ワイン(ロッソイブレオ)を1本の3本。何と言ってもこの時期は「稚鮎と蕗の薹」である!!初来店のK氏は仕事の質の高さに驚きを隠せず、生まれて始めてこれほどの天麩羅を食べたと真剣に言っていた。まぁ、当然であるが(笑)。前菜として共される刺盛り、これだけの質の天麩羅、ワインを3本空けて、一人10000円弱は驚きのコストパフォーマンスである。ご主人、いつも有難うございます。


3月5日(日)
いやぁ・・・、またまた久々の更新になってしまいました、申し訳ありません。一言、弁解をさせていただければ、この2週間少しでイタリアから合計5軒のワイナリーが来日、殆ど全ての同行営業、試飲会、ワインディナー、地方への出張があり、ほんとうに忙しい日の連続で、こちらにいて家に戻っても深夜(かなり遅い)、疲れて寝るだけだった。この間、かなりの種類と量のワイン、イタリアンを問わず食事をしているので、これはまた、日戻りになりますが日記の追加として書いていきたいと思ってます。幸い、手帳にはびっしりと予定が書き込まれているし、飲んだワインもだいたいはメモしてあるので。

今日は朝から天気も良く、早起きして溜まりに溜まった洗濯をやっつける。4回目の洗濯を終えてから、4時過ぎに横浜・桜木町へ向かう。自著にも紹介をしたヴィノデッラパーチェのオーナー・大倉氏が所有するイタリアン、「La Tenda Rossa」(ラ・テンダロッサ)にて、私の本の出版記念を兼ねたワインディナーを開いてくれたのだ。当初は20名集まれば、と考えていたのだが、あれよあれよと最終的には60名の参加があり、12名ほどは満席のために断ってしまったそうだ。さすがに大倉氏の人脈の広さには畏れいいってしまう!来場者には本のプレゼント、すでに持っている人にはワインのお土産つきだった。このような気配りがあるからこそ、ここまでの信頼をもてるのだろうと、妻共々納得をした次第。流石、兄貴である!!

料理もワインもかなり満足の出来る内容だったので、来場者もほんとうに幸せだったことだろう。普通、60名も集まるようなワイン会は、各テーブル毎に勝手に話などが進んでしまうことが殆どだと思うが(経験的に)、今日は料理やワインの説明が有るたびに、しっかりと聞いてくれる方が多く、ほんとうにまとまりがあった会のように感じられた。この2週間でかなり多くのワイン会をこなして来た訳だが、その中でも最高の会のひとつとして、しっかりと覚えておきたい。大倉さんをはじめ、スタッフの方、来場者の皆様、ほんとうに有難うございました!


3月4日(土)
2日からの関西方面の営業から戻る。また、今日は夜に友人宅でのワイン会にも参加してきた。それにしてもやり過ぎ!だろうか(笑)。ワイン会は自著の試飲対決に参加をしてもらった友人Y氏の自宅である。友人夫婦2名も参加し、6名での夕食会となる。Y氏は料理もかなりの凄腕で、よく雑誌の企画でも取材をされるほどだ。牡蠣やオマール、羊肉を使ったかなり贅沢な晩餐でした。もちろん、ワインもなかなか凄いセレクションだった。とりあえず以下、関西での行動を書いておきましょうか。

2日(木)
9時半の新幹線に乗り大阪へ。今回はいつもの都ホテルではなく、梅田の新阪急ホテルへチェックイン。1時にモトックス社の営業マンが車でピックアップに。すぐに昼食を兼ねて「アルファロ」というトラットリアへ。すでにモンキエロのロエロアルネイスを使っていてくれており、フランチェスコも満足の様子だった。大阪に来ていつも思うのだが、料理のレベル(特にパスタ類)は東京よりも高いのではないかと・・・。また、話をしていてもノリが良く、言葉のやり取りがひじょうに軽快である。やはり関西は面白い!関西の営業は東京と違い、車の渋滞も少なく、かつ、店同士が比較的に近いために、車営業となる。よって機動力と運送力が高く、あまり疲れない。アルファロを出た後に、創作イタリアン「NAYANDE」訪問。ナヤンデと読むのだが、由来はやはり悩んでいる時に思い出して欲しいから・・・、と言うことらしい(笑)。ワインの紹介をした後、アメリカ村に程近い「OTTONA」訪問。ここでスタッフ、近隣の料飲店のソムリエを交えた、簡単なセミナーを行う。この店は入店するとすぐに、ドルチェ類がウインドーの中に見ることが出来る。ティラミスやミモザケーキ、カタラーナ、などかなり美味しそうに見えた。セミナーの終了後、マネージャー氏にドルチェの話をしていたら、4種類ほどであるが少量の試食をさせてくれたが、かなりのレベルで驚いた。じつは専属のパティシエがいて、全て手作りだそう。場所柄、若い女性がドルチェを目当てに訪れることも多いらしく、やはり納得の味わいなわけである。ドルチェのいただき、次に向った先は大阪でも有名なワイン専門店・グローリアスである。ご主人の辻氏は「フランチェスコ」と言うイタリア名(理由を聞き忘れた)を持つ、イタリアワインを心より愛する優しいお父さんである。当日はワイン大好きな多くの顧客を招いて、大盛り上がりのワイン会だった。それにしても皆さん(特に女性)、ワインをがぶ飲みでした。9時に店を後にして営業マンと黒門市場の串揚げの名店「六覚燈」へ。今日の〆はモトックスの社長ご夫妻と会食である。私も妻もここの串揚げは大好きで、初めてのフランチェスコもかなり感激をした様子。ワインを2本空け、全種類の串揚げを完食。

3日(金)
今日は神戸方面への営業。10時に甲子園口のワインショップ・十一屋さんを訪問、その後、芦屋のワインショップ・卸のセンチュリーさん訪問。ワインのセレクションを担当する店長・藤原氏はイタリアワインに対する情熱がひじょうに素晴らしい。彼と話をするのは本当に楽しく感じる、このままイタリアワインの伝播のために頑張ってほしい一人である。次に向った先は摂津本山駅前の「イル・フラテッロ」というイタリアン。名前の通り、兄弟で店を運営している。料理とサービス、ほんとうに息が合っていて、とても仲が良いことを想像させる。出された手打ちのパスタは絶品!神戸のイタリアン事情は全く分からないが、これからの活躍を予感させる店だった、応援してます!店を後にして近くにあるイタリアン「ファットリア・ルッカ」に伺い、ワインの試飲をしてもらう。芦屋に戻り、最後の営業先は「ラッフィナート」というイタリアン。立地もよく、内装から判断すると、なかなかの高級店のようだ。シェフとソムリエにワインの試飲をしてもらう。営業が終わったのは午後5時過ぎ。一度、ホテルに戻り、7時半からのモトックス社の営業マンとの懇親会に参加。フランチェスコは明日の早朝、伊丹空港から成田に飛び、成田からのアリタリア便にてイタリアへ帰国する。さすがに最後はかなり疲れていたようだったが、同じ事をしている私たちはそれほどでもなかった。やはり営業慣れをしているせいだろうか・・・(笑)。


3月1日(水)
モンキエロのワインを別途輸入しているモトックス社の営業ウーマンと、酒販店・レストランへとプロモーション。業務用・専門卸問屋さんにてワインセミナーを含めて6軒訪問した。昼食をはさみ業務店を数軒周った後に、ディナーを新橋・カレッタ汐留にあるハルナという無国籍料理店でいただく。ワインもリーズナブルで、料理もなかなかだった。それにしても新橋あたりの再開発は凄いことになっている。イタリアに長くいるのも良し悪しがあり、このような急速な時間の流れ、開発に取り残されるような気分になってしまう。

今日の一番の発見は、昼食で訪れた神楽坂の大阪寿司専門店「大〆」である。私は大阪寿司がどのような物かは、殆ど知らなかったが簡単に言うと、十分に仕込みをした食材を、木型に入れて作る押し寿司のことのようだ。じつは大〆のご主人が大のイタリア好きであることを知っている、以前にこの店でソムリエ(!)と言う仕事をしていた酒販店の方に連れてきていただいた訳だ。なんとここではお酒はワイン、それもイタリアワインだけなのだ。この日記を読んだ方は、そんな店が想像つくだろうか?

それはともかく、はっきり言おう、この店は理屈抜きで絶対に訪ねてほしい!理由である、ご主人から聞いた話では、本家大阪でさえこれを専門に作っている人間はいないらしい。そして、本人を含めてほんの数名がこの伝統技術を持っているそうで、いずれは無くなっていく伝統料理だそう。この伝統食が無くなっていいものだろうか?と疑問に感ずるが、私は自分では何も出来ないので、せめて無くなっていく前に存分に味わうことで、ご主人の人生を見守りたいと思った次第。決して安価ではないが、一食の価値があるものである。今回、イタリアへ出発する前に、絶対に食べに行くぞ!と心に誓った。明日からは再び、関西方面へ営業だ。


2月28日(火)
24日からの地獄のロードも無事に終了!細かい行き違いや、多少の段取りの悪さも有ったが、それなりの成果を持って今回の来日、試飲会も終わったように思う。この糧をつなげて行くのは、私でもなければワイナリーのオーナーでも無い、吟奏の会のメンバー諸氏が上手く出来るかだけである。毎年の事ながら、期待をして見守っていきたいと思う。以下、24日からのスケジュールをおさらいしておきます。

24日(金)
お昼に到着のアリタリア便にて、4軒のワイナリー来日。トスカーナからはキャンティクラシコの「サンファビアーノカルチナイア」、ピサ地方から「バディアディモローナ」、「サンジェルバジオ」。ピエモンテ州からはロエロの「モンキエロカルボーネ」である。カルチナイア、モローナ、モンキエロは4回目、サンジェルバジオは2回目の来日である。ほぼ定刻で成田空港に到着。そのままホテルにチェックイン、昼食には参道名物の鰻を食べる。その後、成田山新勝寺を訪問し、本日のワインディナーの主催者である、土浦鈴木屋イオン成田店に向かう。ワイン会はいつものように「フォレスタ」で、ドタキャンもあったそうだが、約20名で盛り上がる。料理の出来も良く、到着後の疲れも吹き飛んだようだ。明日からのロードの準備としては、ちょうど良かったような・・・。

25日(土)〜27日(月)
今日から地方へ分散しての試飲会、ワインディナーとなる。各ワイナリーの訪問先は次の通り。
・カルチナイア&モンキエロ、妻同行:群馬
・モローナ、私が同行:富山
・サンジェルバジオ、同行者なし:茨城
私は富山に行ったので、その感想を少し。ここは海と山に囲まれた風光明媚な場所である。当然に新鮮な魚介類、野生の肉類、かなりイタリアチックな食材が入手出来る羨ましい土地。まだまだ情報に乏しく、地方都市の悲しい性だろうか、若手の料理人なども少ない。ワインも保守的にフランスだけで、イタリアワインはダメだろうと甘く見ていたが、やはりここにもイタリアワインだけに情熱を傾ける若者達がいたのだ!これから期待をして見て行きたい。27日は昼までに全員が戻るスケジュールで、午後2時から銀座東武ホテルにて恒例の業務店向けの試飲会開催。夜も3分散してのディナー。

28日(火)
全員で顔を合わせる最終日だが、あいにくの雨模様。そんな中で国立の酒販店にて試飲会を行い、夜は再び3分散でディナーを。ディナー終了後、恵比寿に集合だったが、段取りの拙さから時間にズレが生じて、後味の悪い打ち上げとなってしまった・・・。明日のフライトでカルチナイアとモローナのオーナーは帰国。サンジェルバジオオーナーは夫妻で京都へ観光。モンキエロと私たちは別輸入元の営業でさらに3日間拘束となる。

この5日間は特に疲れた。もうこのような段取りの悪さでの来日は止めたい、と各オーナーからクレーム。これを糧により内容のあるプロモーションを行えるように検討が必要だろう。


2月23日(木)
今日は皇太子殿下のお誕生日。私は右翼ではないが、将来の天皇陛下である。少しくらいは気にして見守ろうか(笑)。

今日は午後から、友人でデジタルフォトクリエーターの所幸則氏と、氏の作品の集大成である写真集「キアロスクーロ」の出版記念パーティの打ち合わせで、今週3回目のエノテカドーロ。妻は友人との会食に出掛け別行動。その後、7時に神楽坂の「たまねぎや」にて、鮟鱇鍋の会を開催。初参加の友人2名と5人で食する。相変わらず新鮮な、全く臭みの無い鮟鱇は絶品。店は遅い時間からけっこう混み出し、ほぼ3年ぶりにお会いする先輩・T氏と再会し感激。一時期、体調を壊したと店主・木下氏から聞いていたので、まずは一安心でした。また、近々にお会いできますように。と言うことでいつものように午前様でした。

明日から吟奏の会・試飲会に参加するために、イタリアから4軒のワイナリーが来日する。またまた、かなり慌しく、かつ、忙しく過ぎていくことだろう・・・。特に今回は地方へ分散するので、事故の心配や段取りの心配が多分にある。解散は3月1日なので、それまで問題が起きないことを今から切に願う次第です。


2月22日(水)
月曜日に続き、今日は文藝春秋社ワインクラブのワインディナーを、エノテカドーロで開催。参加者は約40名とかなり盛況。さすがに文春である、参加者には漫画家の東海林さだお氏、作曲家の千住明夫人などの著名人の顔が並ぶ。新しい店なので初来店の方も多く、この店の存在を知ってもらうことも重要。何度も言うがこれだけリーズナブルにワインを提供し、一定レベルの料理を出す店は滅多にないからだ。

今日も感じたが、参加者の多くはイタリアワインに興味がなく、著名人ほどフランスのグランヴァンしか飲んでいない。まだまだ私のやらなければならない事が多いことを再確認。自著が少しでもその役を買っていれば良いのだが・・・。


2月20日(月)
午前中は家事。午後から妻は馬込の名人整体師・江上按摩院へ。戻ってから午後7時より半蔵門・エノテカドーロにて、5月にイタリア旅行をされる2組のご夫婦と会食。初めてのドーロ訪問だが、料理の小気味よさ、ワインのあまりの安さに、心底驚いてた様子。今日は月曜なのに完全な満席!スタッフの関係で1人で調理をこなす店長・大村氏の力量には感服するが、あの状況は1人では無理だろう。料理のサービスに空き時間が多く、このあたりの問題は早めに解決をした方が良いだろうな。5月のイタリア旅行など、話が弾みすぎて半蔵門線の最終にダッシュで乗ることになり、かなり危なかった。と言うことで帰宅は午前1時近く。


2月19日(日)
予てより計画をしていた、友人A氏との富士宮・焼そばツアーをついに敢行!午前10時に品川駅で待ち合わせ。彼のベンツにて一路富士宮市へ。ここは町興しとして、焼そばをメインに据えている。A氏の話によると、このあたりは昔から独特の麺を作るそうで、その腰のある麺から戦前から焼きそばを作っていたらしい。この日は都合3軒をハシゴし、都内や関西とはまた違う、その味わいの経験することが出来、楽しい1日であった。彼は山梨県出身で身延山久遠寺に程近い場所で生まれ育った。自然がいまだに生きている、なかなか味わい深い町だった。ご両親も健在で、歓待してくれた。田舎の人はイタリアも日本も同じで、本当に心が温かい。帰路、日帰り温泉に2時間ほど浸かり、自宅まで送ってもらう。久々にのんびりと過ごせた1日、感謝しています!

運転手までさせてしまった友人A氏も、自身のブログ上で当日のことを記録しています。そちらも合わせてご覧願えればと思います。「百聞は一食にしかず」。勝手にリンクしてしまったけど良いですよね?と、事後承諾・・。


2月17日(金)
午前中に雑務をこなしてから、夕刻より外苑前に行き、輸入元が新規に取り扱いを開始するワインの社員向けセミナーを行った。ワインはフリウリの超有名な造り手の物である。ワイン自体がひじょうに有名でも、飲んだことがない社員も多かったようだ。どれほどの助けになるかは分からないが、自分なりに造り手の思いや、自分の考えは伝えたつもりである。春からのワインの動きに期待をしたいところだ。

セミナー終了後、中野坂上のプチ小西へかなり久々に訪問。オーナーのT氏、ジョバンナイトの常連S氏、友人達と楽しい時間を過ごせた。やはりここに来ると、居心地の良さで、いつも終電近くになってしまう。特に今日はワインが多く抜栓され、いつもより盛り上がっていたように思う。ここには「ワイン好き」な方よりも、多くの一般の方が来るので、その中でどのようにしてワインを数多く選んでもらえるようになるのか、いつも考えてしまう。


2月16日(木)
昨晩遅くに京都から帰宅。4日にマッキオレのオーナー・チンツィアが来日して、11日に関西空港からイタリアに向けて出発するまでの8日間、朝から晩までずっと営業同行だった。さすがに著名なワイナリーだけあり、日本での知名度も高い。特に今年は新しいワインもリリースすので、業界からの注目も、昨年リリースのカベルネフラン100%パレオと同じ高さと感じた。1週間にわたる営業活動も多方面からの協力もあり無事に成功したと思う。昨年同様にキツイ内容だったが、チンツィアも妻もよく頑張ってくれた。

11日に彼女を見送ったあとは、夕刻から仲間内のワイン会に参加。翌12日は、お昼から自著にも登場願った関西イタリアワインショップの雄・西野嘉高氏主催のワイン会に参加。それから妻が日本で一番好きな古都・京都で暫しの休日を過ごしたわけだ。よってほぼ10日間、殆ど家にいなかったことになるだろうか。まぁ、体調も崩れずに無事に二人で過ごせたことが一番良かったな!

今日は朝から天気も悪く、この10日間で溜まりに溜まった洗濯をするつもりが、殆ど出来なかった・・・。まぁ、少しだけのんびりと出来ただろうか・・・。


2月3日(金)
今年で妻の査証が切れるので、更新手続きのために品川の入国管理局へ。明日からマッキオレのオーナーが来日するにあたり、色々な段取りをしていたので、着くのが11時近くになってしまい、順番待ちの札を取ったら、200人待ち!それから約3時間待って、2時過ぎに手続きになり、それから入管をあとにする。順番待ちをしているのは、殆どがアジア系で、9対1くらいの割合だろうか。その中でも韓国と中国がめちゃくちゃに多く、フィリピンあたりだろうか、東南アジア系の女性も多い。

夜は一緒に本を作った文春社の友人と渋谷区の某有名イタリアンへ。訪問の理由はちょっと訳あり。当然に私と妻は初めての店である。私たちの思っていた以上に広く、座席数がかなり多くて驚いた。料理は私の基準値より少し下くらい、ワインリストは少し上である。しかしながら、場所柄か知名度か、総体的なCPが高いとは言えないように感じた。

それにしても、この店くらいの知名度になると、あまりCPなどを考えて食事をする人は少ないのだろうか?例えば私たちの周りのテーブルでは、ワインを頼む際にほぼ100%に近い人がお店のスタッフに「お任せ」である。昨年訪問してがっかりした、自著にも書いたイタリアンのように、高額ワインから順に選びはしない事は、その店よりもずっと良いのだろうが、全くのお任せには正直ビックリ!また、お任せで出てくるワインがある特定の輸入元のワインばかり。理由は色々とあるのだろうけど、傍から見てて如何なものだろう。

明日はまたまた成田空港へ出迎え、それから1週間の地獄のロードが私たちを待っている!。


2月1日(水)
妻が帰国するので、朝から家の掃除と買出し。19時成田着のエアフラ便に間に合うように、成田空港へ出迎え。ピサ−パリ間のフライトも定刻、パリでは駐機場にシャトルが待っていたそう。今回のフライトは全く問題が無かったようだ。いつもこのようにスムーズに行けば良いのだが。帰国日は近所のお好み焼。今日は朝からかなりの雨が降っていたが、妻と戻った頃には止んでいた。


1月31日(火)
朝からの雨で昨日に比べると随分と寒いように感じる。それでも日中は7−8度はあったそうだ。イタリアに比べるとやっぱり暖かい。

午前中からの事務仕事を終えて、3時過ぎに青山の輸入元へ。今週の土曜日にイタリアからマッキオレのオーナーが来日。来週一杯の予定について最終的なチェックを行う。なかなか期待できそうな内容で、かなりキツイとは思うが今から楽しみだ。

打ち合わせ終了後、7時前に半蔵門のエノテカドーロへ、帰国後初めて顔を出す。新橋のピッツェリアよりは随分と落ち着いた内装、イタリアのモダンなトラットリアのイメージがあった。ずっとリアルの試飲などで忙しかったので、仲間内と会うのも初となった。友人T氏、A氏、H氏の4人だったが、「人生のソムリエ」長兄T氏から、色々な話を聞くにおよび、少し人生を考えてしまった・・・。

ワインは新橋をよりパワーアップしたリストで、甘口ワインも8種類ほどオンリストしていたのは嬉しかった!自著の中にも書いたが、もう少し甘口ワインの地位を向上させたい。それを今年も目標とするのも良いだろう。とにかく半蔵門と言う場所に来ても、CPはひじょうに高く、これからも楽しみだ。長兄からの提案で恵比寿のインプリチトで2次会。品川を径由してもらい0時過ぎに帰宅。明日は妻が帰国。成田に迎えに行って来ます。


1月30日(月)
数年ぶりに会う友人と、珍しく仕事の打ち合わせて昼過ぎに目黒へ。ワインの新規輸入を検討している会社から相談が有ったそうだが、条件がなかなか厳しく「先に価格ありき」では、なかなかワインの仕事は難しい。昼食は目黒の「タヴォラ・ダ・プランツォ」というトラットリアに行ったが、ランチ1000円でミニサラダ、ミネストローネ、パスタ、コーヒー、久々にサラリーマンランチだった。これもたまには良い物だ!仕事になるかは分からないが、前向きに考えていきたい。話が弾み少し帰宅が遅くなってしまった。

気がづけば1月もあと1日で終わり。ありきたりの言葉だが、光陰矢の如しである。


1月28日(土)
3日続きのリアルワインガイドの試飲、今日は泡物を18種類行きました!私も泡物を18種類も立て続けに試飲をするのは初めてのような気がする。けっこうキツイような感じはあるが、酸とタンニンの厳しいピエモンテ−ブルゴーニュの試飲に比べれば、口中が随分と楽なような気がした。最後までしっかりと味わうことが出来た。シャンパーニュの他に、イタリア・カリフォルニア・オーストラリアと出てきたが、その実力の差は歴然!価格に若干の違いこそあれ(今回は高額ヴィンテージ物は出なかったので)、これならやっぱりシャンパーニュ!と感じさせるほど、味わいの複雑さとバランスは秀でている。

試飲後、三鷹へ移動して若旦那の店へ。会社の昇進試験のために10日も禁酒をしていた友人T氏が打ち上げに来ており、ひとしきりワインをご馳走になる。彼とは新婚旅行でマッサのチーマを一緒に訪問してからの仲。かなりハイテンションだったから、あれからかなり飲んだことだろう。終電だけは避けたかったので、T氏を残して少し早めに帰宅。


1月27日(金)
昨晩(今朝)は遅い帰宅の上、ライブドア事件の影響だろうか、ちょうどタイムリーな映画を見てしまい(金融腐食列島だったかな?)、起床が昼過ぎになってしまった!それから買出しと洗濯が終わったら4時過ぎ。今日もリアルワインの試飲があるので、6時半に吉祥寺へ向かう。

金曜の試飲はイレギュラーなのだが、ブルゴーニュの大物・メオ=カミュゼということもあり気合を入れた。私は彼のワインを飲んだことが無い(と思う)ので、どのような造りなのか楽しみにして参加した次第だ(明日も試飲があり、シャンパーニュ)。私は1人の造り手だけなので、数種類のワインだけかと思えば、なんと15種類のワインが提供された。徳丸氏の話では、この数年、ネゴシアン(つまり買い葡萄からワインを造る)としてのワインもリリースしているそう。また、このほかに2つのより高価なワインがあるらしいが、あまりに高すぎるので購入を止めてしまったらしい。私も日本での販売価格を聞いて驚いてしまった!

私は自著の中で、イタリアワインの高騰を随分と嘆いたが、いくらなんでもここまで酷くない!!前年の02年ヴィンテージから約30%の値上がりをしているそうだ。造り手も問題があるだろうが、世のワイン評論家は、このような状況を許しているのだろうか?同時に消費者も黙って買うのだろうか??全くもって試飲をする前から、ネガティブなイメージを持ってしまった・・・。

肝心のワインの方だが、03年というヴィンテージの影響だろうか、やはり色が濃くて、味わいが強い!エレガントなブルゴーニュ、というイメージは全く感じられなかった。中には「これボルドー?」というワインが数種類、また、イタリアワインに通じる味わいの強さが数種類。一体どうなっているんだろうか?それにしても、あの価格に見合う質のワインは、ほんとうに少ないですわ。

金曜と言うこともあり、吉祥寺の町は随分と賑やかだったが、電車の方は意外と空いていた。11時前に帰宅したが、満員になるには少し早かったのだろうか・・・。


1月26日(木)
朝はのんびりと起床、やはり時差ぼけ解消は寝るに限る。その後は掃除と洗濯。夕刻からリアルワインガイドの試飲で吉祥寺へ。次号掲載のイタリアはピエモンテである、今日は1回目の試飲で15本。イタリアの試飲は計3回行われ、それぞれの試飲に出されるラインアップは、テイスターの本間氏、山本氏、原氏の3名が、それぞれセレクトした10本から15本が出される。今日は本間氏がセレクトした15本だったわけだ。

ピエモンテの試飲は、ネッビオーロが主軸となるので「酸」と「タンニン」で舌がかなり疲れてしまう。まぁ、これはピエモンテに限らず、トスカーナもそうだし、ブルゴーニュやボルドーも同じである。真剣勝負の試飲は、慣れているとはいえ、かなり疲れてしまう。

試飲後、来月のワイナリー来日の打ち合わせなどを兼ねて、三鷹の山本氏と彼の車に同乗し八幡山の餃子館へ。今年の展望や今後の仕事の話をしながら軽く飲み食い。山本氏の話からは、景気は少しずつ上向いているだろうとのこと。ワインの動きも昨年の秋以降、けっこう良いみたいである。お互いに今年は勝負の年、と話し終える。深夜のドライブ、若旦那にはご迷惑をおかけしたが、午前2時近くに帰宅。


1月25日(水)
昨日のフライトでは、ピサ空港からの出発が15分遅れて、パリには10時40分に到着。成田行きのフライトは出発時間が11時15分なので、30分ほどしか乗り継ぎ時間が無い。こういう場合、小型のシャトルバスが駐機場で待っているはずだが、驚いたことにバスが無かった。地上職員に確認すると、時間は大丈夫だから、リムジンに乗ってくれと言われた。かなり心配なのでずっとバスから外を見ていると、出発寸前に2台の小型バスが到着。飛び降りて確認すると、やはり成田行きの搭乗者(私1人)を迎えに来たそうだ。いやー、今回もほんとうに危ない目に遭った!それにしてもあと15分遅れて11時に到着していたら、再びパリ空港に泊まることになっただろう。これからは昼にパリに向かうフライトに変更をするつもり。乗り継ぎが45分はリスクが大きすぎる。今回のピサ−パリ間のフライトでは、イタリアサッカー界の名物レフィリー、スキンヘッドのコリーナ氏が同乗していた。前回はフィギアスケートの浅田真央ちゃんが同じ飛行機。次は誰と会えるだろうか(笑)?

パリからのフライトは、今回はマイレージを使ってのアップグレードでビジネスクラスに座ることが出来たが、エコノミーの座席とは寝心地がほんとうに雲泥の差である。まぁ、3倍の価格差があるので当然と言えば当然なのだけど。回りを見回すと横2列にはまだ30代前半と思しきカップルが2組座っていたが羨ましい限りである。私同様にアップグレードも考えられるが、そうでなければ・・・である。

最近では、機内で比較的楽に寝ることが出来るようになったので、殆ど映画など見ないのだが、たまたま合わせた邦画の「4日間の奇跡」という映画に見入ってしまった。ピアニストと障害児童、障害者センターに勤める看護婦さんのお話。ちょっとストーリーが重いのだが、なかなかの感動作だったと思う。後半部では何度か涙してしまったくらいだから(笑)。また、主演をしていた吉岡秀隆君はけっこう好きな役者さんだし、石田ゆりこ(彼女もけっこう好きだ)の役柄はぴったりだったと思う。子役の女の子もかなりの演技力ではなかろうか。そういえば、12月にイタリアに向かう際のフライトでは、フォレストガンプを久々に見て涙していたような・・・。

とにかく今回は特に問題も無く、無事に日本に戻ってきました。明日からはリアルワインガイドの試飲、2月には月初と月末にイタリアからワイナリーの来日などが続き、かなり忙しい日を過ごすだろう。今から心しておきたい。


1月24日(火)
今晩のフライトで日本へ帰国。天気がひじょうに良いのだが、北西の風がもの凄い!前回もそうだが、ピサ−パリ間の乗り継ぎが心配になってきた。パリはここよりもずっと寒いだろうから、空港の外でホテル行きのリムジンバスを待つのだけは勘弁願いたいところ。どうなることやら。

と言うことで、乗り継ぎに問題が無ければ、明日の夜に東京の自宅に戻っています。思うに、前4回の帰国のうち、2回はパリ空港近くのホテルで一夜を明かした。なんと5割の確立で乗り継ぎ便に乗れなかった訳だが、今日はどうだろうか・・・。


1月22日(日)
今日は8時に起床し、9時にピネータへ。ミケーレと待ち合わせて走るが、彼はすでに10キロを走った後だった・・・。走り始めてからの2.5キロ地点で妻が不調を訴えて、そこから引き返したので私たちは5キロを走った事になる。それにしても15キロを楽勝のミケーレは凄いよなぁ!!私たちも3日連続の走りはたぶん初めてだろう、さすがに妻は疲れが溜まっていた様子。まぁ、ランチの約束もあったので、これで良かったかも。

昼食はコラード夫妻とスカッチャペンシエリに行ったが、ほんとうにいつも新鮮な素晴らしい魚が揃っている。日曜なので当然に満席だった。前菜で出されたスカンピのカルパッチョとメインのサンピエトロは抜群に美味しかった。それにしても、いつにも益して食べてしまい、夕食はお茶を飲んだだけだった。


1月21日(土)
今日も昼過ぎにピネータに行くことが出来た。昨日同様に6キロを走るが、日に日に軽くなってくるような・・・(笑)。それ以外は洗濯と掃除に終わった一日。明日はかなり久々に、コラード夫妻とスカッチャペンシエリに行くことになっている。楽しみだ。ちなみに明日の朝もピネータに行く予定。ミケーレと会えるだろうか?


1月20日(金)
朝からの快晴で昼過ぎにピネータへ。さすがに昼頃はジョギングしている人も少なく、のんびりと6キロを走る。今年3回目だが6キロくらいならば、かなり楽に走れるようになっている。これも積み重ねだろう。ここから10キロまで走れるようになるまでが、毎年キツイことを思い出す。私は24日に帰国なので、体が慣れ始めて、また2ヶ月ほど間が開いてしまうのは残念である。東京にも排気ガスやスモッグ、人の多さを気にしないで走れる場所がせめて数箇所、あって欲しいものだ。明日も天気さえ良ければ走りに行こうと思う。

衛星のニュースでは、日比谷で雪が積もった様子を放映していた。新潟の積雪からも分かるが、今年の冬は特に寒いみたい。今日は13度くらいあったので、日本に帰るのは気が進まない・・・。


1月19日(木)
今日は昨年末に訪問予定で、雪でキャンセルにしたマッサのワイナリー・チーマを訪問した。マッサに向うときは、天気の悪い日が何故か多いのだが、今日に限っては好天に恵まれ、アプアーニ山脈も本当にきれいな雪景色だった。じつはアウレリオの奥さんのオンブレッタ、12月に肝臓に腫瘍が見つかり、年明けすぐに5時間に及ぶ手術を受けたばかり。幸いにも良性の腫瘍だったので今は回復に向っているが、体はしっかりとチェックをしなければならない、と言う事だろう。まぁ、悪性の腫瘍が肝臓に見つかったら、かなり拙い事になっているのだろう。病み上がりではあったが、実際に会ってみて、思っていた以上に元気で、本当に何よりでした!

アウレリオとはランチをとりながら、新ヴィンテージの赤ワインを試飲。時間がなくて05年のワインを飲めなかったのは残念だった。赤は03年ヴィンテージだが、この年のワインに数多く感じられる「過熟感」が全く無いのだ!これには本当に驚いてしまった。さすがに畑の手入れに命を掛けているお父さんがいるだけのことはある。そう、すべてのワインから煮込んだフルーツが感じられないし、それ以上に驚かされたのは、ワインの主軸となる「酸味」がしっかりと生きている事!

雨が多く難しい年の02年ヴィンテージを挟み、01年以前のワインと、全く変わった感じがあるのだ。これには、おそらく新しい醸造家(ドナート=ラナーティ氏)の影響も有るだろうが、ワインの品質は完全に過去を凌駕していると断言しよう。今までのワインも全く素晴らしく、完熟した葡萄からポテンシャルの高いワインを造っていたが、それをも上回る変貌である。

途中から生粋のアグロノモである、アウレリオのお父さん・ジョバンニも試飲に加わり、ワイン談義に熱が入ってしまい、昼食が終わったのは5時近く!それにしても、自分の造るワイン(まぁ、彼らの場合は葡萄だけど)を愛する人間の話はほんとに面白い。

試飲した各ワインのコメントは、ワインの記録に書くとして、現時点での試飲を含めて、ひじょうに有意義な訪問であった。今年はチーマの新しい時代の始まりだ!


1月17日(火)
今日は火曜なので市場の日。久々に出かけて鶏の丸焼きを購入、ヨーロッパではトルコに端を発した「鳥インフルエンザ」の影響で、またまた鶏肉の消費が落ちているみたい。市場のような人が集まる場所ではその影響がすぐに分かる。先々週に市場に出かけた時(トルコのニュースが放映されていない)、鶏の丸焼きを販売しているトラックの前には数十人が順番待ちをしているほどの人だかり。ところが今日、順番待ちをしているのは数人・・・だけである。2週間前の鶏と、今日の鶏で、一体何が違うというのだろうか。本当に群集心理とは不思議なものだと、と改めて感じた。と言うことで、猫は久々の鶏に大喜びだった。

夜は日曜のお礼と言う事で、ミケーレ宅に夕食に誘われた。最近、ミケーレはフォルノを使ったグリルに凝っているようで、今日も豚肉・サルシッチャ・ロスティンチャーナ、と豚肉尽くしでした。さすがに慣れてきた様子で、素晴らしい焼き具合でした。肉とサラダだけの晩餐だったが、かなり満足できた!


1月15日(日)
今日も朝から天気が良かったので予定通りにピネータへ。昨日はミケーレと2キロ地点で会ったが、今日はコラードと2.5キロ地点で会った。そこから折り返して一緒に戻ったので、私たちは5キロ走った事になる。当然コラードは10キロ。戻ってから腹筋などの簡単な筋トレ。それにしても59歳の叔父さんとは思えない体力だ。ミケーレも53歳、それにしてもイタリアの叔父さんたちはパワフルだ!

家の戻り今日の夕食の準備、7時過ぎにミケーレ一家がやってきた。日本で購入した「ハウルの動く城」を英語版で見てから食事を始め、彼らは11時過ぎに帰宅。DVDにはイタリア語吹き替えが無いので、子供たち(両親もそれほど英語が分かるとは思えないので)には妻がイタリア語で説明をしながらとなる。妻のこの忍耐力は本当に凄い!明日は妻の私用でフィレンツェまで。


1月14日(土)
昨晩、コラード宅で食べすぎてしまい、朝はかなり体が重く感じた・・・、少しウエイトオーバーかもしれない。妻の私用で隣町のグアルディスタッロにミケーレと向かい、それから、超久々にピネータへ!最後に走ったのは8月ではなかろうか・・・。ミケーレは先に走り始めて、私たちは途中で会えば一緒に走ろうと約束をして、私たちが2キロを過ぎた地点で合流。ミケーレは10キロ、私たちは4キロを走った。ほぼ5ヶ月ぶりのジョギングで、妻は捻挫からの病み上がり。さすがにスローペースであったが、ピネータはほんとに気持ちが良い。今日も天気が良く、明日も好天ならば走りにいくつもり。

明日はミケーレ家族がモンテスクダイオに来るので、夕食準備の買出しへ。明日のメニューは次の通り。前菜:サルディニアで買って帰ったマグロのスモークなどの盛り合わせ、プリモ:ボッタルガのパスタ、、メインは昨晩、アンナが作った墨烏賊とジャガイモのピューレ、と決めた。烏賊の仕込みを妻としてから夕食。明日の好天を祈って床についた。


1月13日(金)
最近、午前中はずっと事務仕事。けっこう溜まっている書類整理やワイナリーへの連絡など、休み明けでかなり忙しい。天気も良く洗濯と掃除が本当にはかどるのは嬉しい。夜はコラード宅にて夕食。アンナの料理は素晴らしい事は何度も日記に書いているが、今日は黒キャベツと豆のスープ、ポレンタとバカラ、墨烏賊とジャガイモのピューレである。特に黒キャベツのスープは、味付けが素晴らしい!本物のトスカーナ料理である。全てのお皿を2回以上おかわりしてしまったので、今年初めて、満腹で死にそうになった(笑)。


1月10日(火)
6日(金)イタリアは祭日で3連休だったせいか、殆どのワイナリーはクリスマスから8日(日)まで休み。日本人には本当に羨ましい限りだろう。よって私たちもモンテスクダイオでのんびりとさせてもらった。この数日間は年末の悪天候が嘘のように晴れ間が覗きかなり過ごしやすかった。喜ばしい限りである。

仕事始めとなった昨日9日から、私たちはアブルッツォ−ウンブリアと2軒のワイナリーを訪問してきた。総走行距離は2日で1000キロと、けっこうキツイ行程だった。じつは私たち、アブルッツォは初めての訪問。モンテスクダイオからは、シエナ径由でA1の高速に乗り、ローマノルドからA24高速に乗り換え、グランサッソを通りテラモへ。ワイナリーのあるノタレスコでフォッソコルノ社のオーナーと会った。10時過ぎにモンテスクダイオを出たが、予想以上に時間が掛かってしまい、着いたのは午後4時近く。ワイナリーの近くに来てから、トリノオリンピックのための聖火リレーに遭遇。コカコーラのスポンサーカーが20台ほど連なっていて驚いてしまった。遅い到着の上、最初にカンティーナで試飲をしたので、畑は見ることが出来ずに翌日となる。

アブルッツォ州の葡萄畑は、日本と同じテンドーネ(天井仕立て)が殆どだそうだが、フォッソコルノではグイヨを採用している。量を追い求めるテンドーネでは高品質の葡萄が作れないのだが、このグイヨの畑を見た周りのワイナリーからは、伝統的ではないとか、何をしているのか、といわれたそうで、まだまだ発展途中の地域のようである。悪い伝統は早めに変えた方が良いと思うのだが、ここではそのような発想は全く無いようだ。

一通り、畑を見た後、すぐにウンブリア州モンテファルコへ、午前10時半に畑のあるジュリアノーヴァを出発し、A14の高速を北上。チヴィタノーヴァマルケからマルケ州を横切りウンブリア州モンテファルコへ。ここではサグランティーノのワイナリーとしては、最も歴史の古いアントネッリ社を訪問した。1時に到着してカンティーナを見学し、ワイナリーを取り囲む葡萄畑を見学。オーナーと昼食をしてから、午後5時近くにトスカーナへ出発。ペルージャからシエナ径由でモンテスクダイオへ戻るが、モンテファルコからは約3時間だった。


1月4日(水)
妻の捻挫もかなり回復して、日常生活には支障がなくなって来た。まぁ、怪我の功名ではないが、炊事洗濯の全般をしなくて良い状況は、そう滅多にあることではない。十分な休養になったことだろう(笑)。今日はミケーレから年明けと、フィレンツェから彼の大切な友人夫婦2組が来るということを兼ねて、夕食に招待される。一組はローマ出身の会計士、もう一組はフィレンツェの弁護士夫婦、かなりの人脈があるらしく、万が一の時には力を発揮してくれるだろうとの事。イタリアはコネクションがないと生きていけないからなぁ・・・。

パオラもかなり気合を入れて料理をしたようで、自家製のパンもいつもより上出来。パスタはパッパルデッレのチンギアーレソース(絶品)、メインは豚肉のローストとイノシシの煮込みだった。ドルチェはチーズケーキとティラミスにザッヘル(オーストリアのチョコレートケーキ)。ワインはミケーレが4本、私が2本出したが、殆ど全部無くなっていた!あれだけの食事をして、かつワインを飲んだ後、11時過ぎにフィレンツェからの夫婦は二組とも、家に帰っていったが、やはりイタリア人は凄い!と改めて思わされた。私たちも午前様、もちろん、お腹一杯だった。


1月3日(火)
昨日からやっと晴れ間が覗くようになり、今日は朝から久々の晴天!気温も10度近くまで上がった。洗濯物も外で干せるようになったし、明日も天気は良さそうだ。年明けからずっとのんびりしていたが、火曜は市場の日。チェチナに行くのも今年初めて、まだ休みの屋台も多いようで、人出も今一つだったような感じである。

じつは元旦の夜に、いちおう日本のワイン業界でも少しは話題になった映画「Mondovino」を見た。これは昨年12月にイタリアの書店で購入したDVD(19ユーロ)だが、映画本編のほかに特典映像として、監督がローマで行った試写会の様子や、ガンベロロッソのスタッフやイタリアのワインジャーナリストへのインタビュー・対談などの様子も入っていた。これもひじょうに興味深い内容で得をしたような気分。ところで日本ではDVDなどで販売しているのだろうか。

内容については、日本ですでに鑑賞していた友人の話などから、そこそこ期待して見たのだが、思った以上に濃い内容だったので、2人してかなり熱中してしまった。私はフランス語など分からないし、スーパーは全てイタリア語。英語は多少分かるとしても、途中で何度も止めて、妻に通訳をしてもらいながらの鑑賞だった。話の展開がひじょうに速く、日本語訳が有ったしても一度見ただけで理解出来るほど、簡単な映画ではないように思った。妻はフランス語も英語も分かるが、それでもついて行くのはやっとだった、と言うほど。なかなか凄い映画を作ったものだ!

見終わった感想であるが、私が著書の中に書いていた事と、重なっている部分がけっこう有り、2人で頷くことがひじょうに多かった。特にブランドワインの終焉と業界の癒着構造はまさにそのままではなかろうか。まぁ、基本的にはフランスのワイン事情(ミッシェルロランの果たしている役割)とカリフォルニアの事情(ロバートモンダヴィ社の重要性・・・、この映画の撮影した後僅かで、創業者家族は会社を身売りしてしまったし!)が中心、加えてパーカーの影響力の強さ、何故これほど彼が力を持つようになったのか、私は全く知りませんが、知っている人がいれば教えて欲しい。

イタリアのパートはそれほど重要だとは思えないけど、ロバートモンダヴィが絡んだアンティノーリとフレスコバルディについて、そしてオルネライアとフェラガモのワイナリーの話。しかし、最初と最後に登場するサルディニアのマルバジア・ディ・ボーザの作り手・コルンブが、この映画の重要なポイントになるのだろうか。また、ヴォルテッラのエノテカの若主人(モンテスクダイオからはけっこう近いのでよく知っているが)の話も興味深いかな。

ワインのグローバリズムの中で、ムートンのような偉大なワイナリーでさえ、自身の方向性を転換しなければならないほど、今のワイン市場は狂い始めていること。そして、その中でパーカー=ロランの影響力と役割の重大さ。ワイナリーとジャーナリストの癒着構造など、かなり鋭く描き出していると思う。その一方で語られるラングドックとブルゴーニュのご老体の言葉は、全てが正しいかは分からないが、かなりの度合いで現代のワイン市場を鋭く批判していると感じられてならない。

はっきり言ってこの映画は、全編を通して登場してくるフランスやイタリア、カリフォルニアのワイン業界に、かなり繋がっていないと理解出来ない内容であることは確かだろう。この「Mondovino」を単なるワイン好きな日本人が見ても、登場人物が何を話しているのか、監督が何を言いたいのか分からない部分が多いはずだ。日本でのプロモーションでの広告案内で、「この映画から自分の好きなワインが探せる・・・」などと評論を書いた輩(たしかM・Y氏だったかな)がいると思うけど、この言葉からはこの映画を全く見ていないか、見たけど理解していないのか、のどちらか。かなり難しい内容の映画である。


1月1日(日)
新年 明けまして おめでとうございます。元旦の今日も、モンテスクダイオは天気が悪く、朝から霧雨がずっと続いています。一体、いつになったら晴天になるのだろう、早くお日様を拝みたいし、洗濯が出来ないのもかなり困ったものです。

今日は昼過ぎに妻の友人が2人(一人は美容室のオーナー、もう一人はパドヴァからの友人)が遊びに来た。新年の挨拶を兼ねての昼食会である。昨日抜栓したワインにパドヴァの友人が大好きなモックを開けて、サルディニアから買って帰ったボッタルガを使ったパスタがメインだった。やはり本物のボッタルガは味わいが違う!

美容室のオーナーと妻はひじょうに仲が良くて、2人で話をしているとまるで姉妹のようである。イタリア人にしては本当に裏表の無い人間だと思っている。昼食が終わったのが4時近くになり、晩御飯は無しでした。皆様はどのような元旦を過ごされたのでしょうか。